やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

『はぁ?』

2018-12-11 19:07:54 | 今日のやれこら
『テクテクテクテク』 河川敷を歩いていると
気温急低下で いよいよ「シーズン入り」
ヘラブナ目当ての 釣り人がいます



後ろから近づき 小さな声で

「どうです 釣れます?」

『ん』 
如何にもベテラン 初老の釣り師が振り向いて
 
『大物はこんけど 数は連れとるでぇ
水の色がええん(良い)で ここに座って 今日は正解じゃ』

「水の色? どこも同じに見えますが・・・・」

『よう観てみぃー この辺だけちがうじゃろ』

「はぁ? 私にゃ さっぱり」 

『ヘラブナの居りそうな 水はなぁ・・・・・・・・』


浮きを見ながら
この場所の 『濃さ・濁り』 
周りの水との違いを 説明してくれていた

その時です

『ビュツ!』

竿が釈られ 釈られた竿はしなり
見るからに 強烈な引き 

なかなか姿を見せない 魚に



「お! 大物ですか! ?」

『大物じゃない! すれ! すれ!!』

「すれ? ヘラブナじゃぁ・・・?」

『じゃけぇ すれ!』

「はぁ?・・・・?」
   ・・・・
   ・・・・
タモに収まった魚は どう見ても ヘラブナ



“ハマチが大きくなるとブリ
   セイゴが大きくなるとスズキ
     ヘラブナも大きさで 呼び方が変わるんかなぁ?“

「ヘラブナも大きさで 呼び方がかわるんですぅ?」

すると 今度は 釣り人が

『はぁ?』

『ヘラブナじゃけど・・・
 すれ と言うのは 
 釣り針が 口以外(尻尾・胴体)に 引っかかって釣れた時の事じゃけぇ』 

そう言われて
陸に上がったヘラブナ見れば
腹の辺りに
釣り針が・・・

ベテラン釣り師と 素人の会話

「すれ」違いは 大きいようで・・・・・