やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

300Mトラックで400Mハードル  やれこら やれこら

2014-08-06 09:01:51 | 今日のやれこら
全国的には35度を超える所もあるようですが,まるで,梅雨に戻ったような毎日です。
雨や曇りの日が続きます。
セミも一時の勢いは有りません,トマトも水分過多で割れています。
「このお天気は暫く続きます」
いつもの,お気に入りの予報士さんが,昨日のニュースで言っていました。
”そうかーしばらく続くのか”
”困ったなー”
思わず独り言です。
「お父さんに,何か困る事ある?」
隣から,聞こえます。
因みに,孫がいるときはお爺ちゃんで,二人の時はお父さんです。
何か困る事,と改めて言われても・・・・。
雨だからといって神経痛がひどくなることもない。
雨でもいやいや出かける仕事もない。
    ・・・・・・・・・
”そうかーこの年になると雨で困ることも少なくなるのか”

「第一レーン○○高校」「第二レーン・・」
近くのボートコースからアナウンスが聞こえてきます。
”ボートはもともと水の中,雨でも良いよなぁー”

思い出しました。
数十年昔です,学生時代陸上競技をやっていた縁で,審判の手伝いに行きました。
今の様に一周400Mのトラックが,あちこちに有る時代ではありません。
その日も「つち」の300Mトラックで,競技が行われていました。
大雨です。
陸上競技は,台風でも来ない限り,雨で中止になることは有りません。
前日,石灰でラインがひいてありました,ですが雨に流され半分消えかかっています。
それでも100M走はまっすぐ走るだけ,400M走も一周と100M走るだけです。
5000M走も周回の数え間違いさえなければ問題有りません。(これが実は大変)

一番の問題は,当時高校生にとっての新種目400Mハードルです。
なにしろ,300Mトラックで,400Mハードルですから・・・・
競技は,ハードルが10台,ハードル間の長さも決まっています。

選手は決まったレーン(コース)を走ります。
ハードルをそのままにして置くと,一週目300MまでOKです。
ですが最後100Mは”あれれ,ハードル間の長さが違う”という事になります。
ラスト100Mのハードルを移動しなければなりません。
それも,選手がスタートして300M地点に来る前までに,です。
余裕は一分も有りません。
手すきの審判,選手総動員です。
私もお手伝いです。
傘をさすわけにもいきません,もうグランドもぐちゃぐちゃです。
目印のラインも良く分かりません。
選手はもう目前です。
両隣も困っています。
目で,合図しました。
”ま,良いかこの辺りで”

選手も転ばず,苦情も出ず,レースは,無事終了しました。

はるか昔の出来事でした。          
               やれこら やれこら