やれこら やれこら 昨日も今日も

自分だけはと力んでみても,膝はガクガク,息ハアハア。会話は「アレ,ソレ」そして「やれこら」。鍛えるべきは皮肉とジョーク。

日傘の君に やれこら やれこら

2014-07-23 18:23:18 | 今日のやれこら
”散歩?傘さして”
もうかなりな時間歩いているようです。
傘の中に汗びっしょりの顔が見えます。
最近でくわす,不思議な光景?です。
夕方です,四時半頃です,当地では未だ西日たっぷりです。
だいたい,同じ場所で出会います。
坂道が有って,70度近く曲がって,また坂道で,その先は階段で・・・
私は上り,傘の主は下りです。
散歩の主は髪が薄くなり,わずかに白髪の残った男性です。
顔のしわ,体型,どう見ても長寿社会の9合目近くの年齢に見えます。
いつも白いTシャツに,薄茶色のハーフパンツ,帽子は被っていません。
それに傘です,傘は日傘のようです,白です。
軽く会釈をして「コンニチワ」と言います,無言で会釈を返してくれます。
最初に出会った日はそのまま通り過ぎました。
二回目は,”なんで日傘?” 少し好奇心が増しました。
ちょうど都合のいいことに,私は上りです。
坂の頂点まで登れば,住宅街が見渡せます。
坂道を下る散歩の主の様子も,時に木や家の陰に隠れますが,見えます。
暫く見ていました。
傘は,日陰では杖替わり,日差しの中では開きます。

真夏の西日を受けながら,傘をさして散歩する。その方の心理を推察しました。
まず,傘です。
 ① 傘は帽子の代わり,帽子は頭が蒸れて,少なくなった髪に良くない。 
 ② 護身用。人や犬に襲われた時にパッと開く,あるいは刀の代わりに。
 ③ 単に目立ちたいから。
そして,西日を受けて,夕方4時からの散歩です。
 ① 散歩は,いかなる条件下でも,夕方4時からするものと決めているから。
 ② 日が陰ってからの散歩では,5時前からの「水戸黄門」再放送が見られないから。
 ③ 息子や嫁が仕事から帰ってからでは,「また出歩く」と怒られるから。
 ④ 小学生の下校時間に合わせて見守り活動をしているから。(今は夏休み?)
 ⑤ 熱い中の散歩をしてこそ,大正生まれの男,と思っているから。
まだまだ,有りそうです。

同じように,西日を受けて散歩する私の理由は単純です。
汗をかいた後飲む,水割り焼酎は「最高」だからです。
散歩するおじいさんも同じだったりして,傘が違うだけで・・・・。
                        やれこら やれこら