クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

謝礼

2016-04-17 | 上の娘ごと

管楽器も、他の弦楽器もそうですが、

ヴァイオリンは、試験やコンクールや演奏会の時に、伴奏が必要です。

無伴奏曲を選ばない限り、伴奏者さんをお願いすることになります。

友達や親しい先輩に伴奏をお願いした場合の謝礼は、

焼肉屋さんに一緒に行ってご馳走したり、菓子折りを渡すことで済みます。

学生や院生であっても、親しいわけではなく、先生の紹介であったりした場合は、

商品券を渡すことになるでしょうか。

上の娘の場合、高校生の頃からお願いしているKさんには、

院生になられた頃からは、商品券に菓子折りを付けてお渡ししていました。

本番の場所が大学以外であれば、交通費も別に。

K先生の発表会では、K先生ご自身がリサイタルやCD作成でご一緒している

プロの伴奏者さんにお願いすることになるので、伴奏代がはっきり決まっています。

もちろんそれなりの金額です。

今年度から、Kさんは教員になられました。

教員になると、規定の伴奏代というものがあるので、

それに合わせなければならなくなります。

先日、その金額を伺いましたが、やはりそれなりのものでした。

これまで少ない伴奏代で、ずっと質の高い伴奏をしていただいて来ましたが、

これからはきちんとした対価をお支払いすることになります。

それは当然のことなのですが、うぅぅ、我が家にとってはきつい・・・


逆の場合もあります。

ヴァイオリンが伴奏することはほとんどないですが、

作曲専攻や指揮専攻の学生に頼まれて演奏することは多々あります。

その場合は、娘の方が謝礼を頂く側になります。

学生同士であれば、持ちつ持たれつの世界ですから、

特別謝礼は必要ないように思うのですが、そうではないようです。

作曲専攻や指揮専攻の学生は、先生からそれはそれは強く指導されていることが

あるようです。

礼儀と感謝の心、でしょうか。

同級生であっても、演奏を依頼する時は敬語だそうです。

合わせ練習の時にも、こうしてほしいと要望を出す時もすべて敬語。

腰を低くし、常に感謝するよう、徹底的に教え込まれているようです。

娘にしてみれば、普通にしゃべってくれていいのに、かえってやりにくい、

と思うそうです。

謝礼は、最近多いのは、クオカード。

菓子折り、商品券もあります。

先日、「遅くなって申し訳ありません。」と頂いたのは、

こちらの菓子折り(ベルンのミルフィーユ)と商品券です。

     

弦楽四重奏だったので、同じものを4人に渡したことになります。

作曲専攻や指揮専攻のご両親は、さらに大変そうです。


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前期はバッハ

2016-04-15 | 上の娘ごと

また、大きな地震が起きてしまいました。

余震が非常に多く、しかも大きいことに驚きます。

1週間程続くということですが、

さらに被害が広がらないことを祈るばかりです。



実技試験の結果が出た日の2日後にあったY先生のレッスンでは、

モーツァルトのコンチェルト第4番とパガニーニのカプリス第9番を見ていただきました。

モーツァルトの方は、2年生の前期実技試験の時にも弾きましたが、

また弾く機会が出てきたので、もう一度さらい直し、5月下旬までに仕上げます。

カプリスの9番は初めてですが、こちらは6月下旬までに仕上げなければいけません。

この日のレッスンでは、モーツァルトの方はまだしも、

パガニーニの方は譜読みがなんとか終わった程度で持って行ったため、Y先生に、

「これ、6月までに間に合うの?」

と心配されてしまいました。

頑張って間に合わせるしかありません。

これらの曲とは別に、そろそろ前期実技試験の準備を始める時期に入っています。

春休み中にすでに練習を開始している学生もいるそうなので、遅いくらいかも。

3年生の課題曲は、「バッハの無伴奏」。

Y先生に、「バッハは何弾くの?」と聞かれたのですが、

まだ曲さえも決めていなかったので、何も答えられず。

やはり始動が遅かったようです。

「次のレッスンまでに、バッハも持って来てね。」

と言われてしまいました。

まずい!これは急がなければ!

上の娘にしては、かなり素早い行動で、その日のうちに曲決めに入りました。

夫の意見も聞きながら、いろいろ迷いながら、最終的に、

パルティータ第1番 第一楽章アルマンド・ドゥーブルに決めました。

そして、これまた娘にしてはかなり素早い行動で、その日のうちに譜読みに入りました。

すると、次のレッスンはまだ先のはずだったのに、たまたま空き時間ができたそうで、

急遽、Y先生がレッスンを入れてくださいました。

前回レッスンからわずか5日後です。

上の娘らしからぬ素早い行動が功を奏し、

なんとか譜読みを終えて持って行くことができました。

譜読みを終えたばかりのぐだぐだな娘の演奏を聴いたY先生、

「この曲を上手に弾けたら高い点が取れるね。」

至極当然のお言葉です。


KALDIのカフェで、軽食。



モッツァレラ&ドライトマト。



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期末実技試験の結果 その4

2016-04-14 | 上の娘ごと

思いがけず、Y先生の伴奏評を伺ってしまった私たち母娘は、

少なからずショックを受けてしまいましたが、

試験で評価を受けるのはあくまでヴァイオリンを弾いた学生本人。

本番でいかに実力を出し切れたか、です。

とはいえ、S先生に伴奏していただいた経験がある学生は、

「自分のレベルがワンランク上がったような気がした」

「下手な演奏でも盛り立てていただける」

「音楽に乗れて気持ち良く弾けた」

といった感想を持つそうです。

娘もその感覚をぜひとも味わってみたいそうです。

機会があれば、一度S先生に伴奏をお願いしたいと思います。


実技試験の結果が出た2日後に、またタイミング良くY先生のレッスンが入っていました。

娘が点数をお知らせすると、「ありゃ!」と軽く驚かれた感じでしたが、

「曲のせいだね。」

とおっしゃいました。

いつもは、音楽の内容とは関係ない審査の内情など一切お話にならないY先生ですが、

この日のレッスンは珍しく午前中で、まだ疲れていらっしゃらなかったからなのか、

「審査あるある」的なことを少しお話ししてくださいました。

ここでは書かないでおきますが、

「うーん、なるほど。」とうなってしまうものがありました。

課題曲が自由曲の場合、曲選びはよくよく考えないといけません。

その点、1年生の期末実技試験は、曲選びに成功したようです。

あの時は、K先生のご指示によるものでした。

こんな超絶技巧曲を!?と当時は思ったものですが、結果的に吉と出ました。

今回のチャイコンは娘がどうしても弾きたくて、自分で決めたものです。

やりたいことができたので娘は満足していますが、良い選曲ではなかったようです。

こう書いていくと、先日出た試験結果がかなり悪かったように思われるかもしれませんが、

実のところ、昨年度の点とほとんど変わっていません。

ただ、今回は自分の欠点としっかり向き合ってかなり頑張ったという自負が

娘の中にあるので、点数が伸びなかったことに少しショックを受けたのでした。



柏屋の薄皮小饅頭。









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期末実技試験の結果 その3

2016-04-13 | 上の娘ごと

「伴奏者さんがちょっとね・・・・。」

実技試験の講評の中で、Y先生は非常に気になることをおっしゃいました。

「S先生は流石だね。 実に素晴らしい伴奏だった。

 S先生はピアノ楽譜だけを見て弾いていらっしゃるんじゃないんだよ。

 オーケストラのことまでしっかり勉強して、

 全体を十分理解した上で伴奏されているんだよ。

 コンチェルトだからね、それはとても大切なことなんだよ。」

S先生は、絶対的存在の伴奏専門の先生です。

この方にお願いする先生・学生はとても多く、

今回の試験でも、多くの学生の伴奏を務めていらっしゃいました。

チィコフスキーのコンチェルトでも、8人のうち数人の伴奏をされていました。

娘は驚き、娘からその話を聞いた私は呆然としました。

深い。深すぎる。

ピアノ一台でオーケストラの役割を果たす・・・

これまで何度も合わせ練習や、本番を聴いて来て、

素人の私でも、伴奏がどんなに難しく、どんなに大切な存在であるか、

それなりにわかっていて、伴奏者さんには常に尊敬の念を抱いていました。

K先生にも、Y先生にも、優秀な伴奏者さんとして認められていて、

実際、大学院を首席で卒業、さらに今年度からは、伴奏専門の教員(難関)

にまで採用されました。

それほどの実力を持つKさんであっても、

まだまだ勉強して行かなければいけないことがたくさんあるのですね。

お若いのですから、それは当たり前過ぎるほど当たり前のことでした。

これから経験を重ねて、いろんなことに気付き、さらに広く深く勉強をし、

もっともっと立派な伴奏者さんに成長していくのでしょう。



たこパ。



この写真の時は、ハンバーグとオムライスです。



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ドイツ出張 その2

2016-04-12 | 日記

先日、無事にドイツ出張から帰ってきた夫ですが、

最終日、ロマンティック街道入口にある「ヴュルツブルグ」という街に寄ったそうです。






        


マイン川。




マリエンベルグ要塞。

        







        



        


青空が美しい!

ドイツらしい風光明媚で、素敵な街ですね。


お土産は・・・

デュッセルドルフで一番人気の有名なバウムクーヘン。

「ハイネマン」。

チョココーティングと、ホワイトコーティング。

    



    



    


美味しいけど、激甘!

甘味の感覚が麻痺していたフランス駐在時代は、平気で食べていましたが、

日本のお菓子の甘さに慣れてしまった今は、ひたすら甘い!

でも、美味しいので問題なく全部食べました。

あ、4分の1ね。


シャンパントリュフとミニバウムのチョココーティング。

    


「シュタイフ」のハンドメイドのぬいぐるみ。

    

非常に愛らしいクマちゃんです。



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