クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

3月11日

2023-03-12 | 日記


昨日3月11日、少しだけ不思議なことがあり

ました。

ヴァイオリンのレッスンを終えて帰宅した娘

と、TVerで 「ブラッシュアップライフ(今

の連ドラ)」 の最新話を見よう!というこ

になり、テレビに繋げて見るために、テレ

をオンにしました。

どこの局かは確認しませんでしたが、日本

大震災の特別番組を放送していました。

現地からLiveで、神妙な表情のアナウンサー

が、 「あと2分程でその時を迎えます。黙祷

が始まります。」 と伝えていました。

それを聞き、 そうだった…この時間だったん

だ…と身が引き締まる思いがしました。

TVerに切り替える手を止め、画面を見つめて

いました。

そして、 「私たちも一緒に黙祷しよう!」 

と娘に言い、手を合わせ、目を瞑りました。

その瞬間、私に異変が起こりました。

手を合わせた瞬間からガタガタガタガタと体

震え始めました。

体全体、特に上半身が強く震え、立っていた

私は倒れてしまうのではないかと思ったので

すが、しっかり直立を保っていました。

同時に涙が流れ、激しく嗚咽していました。

すぐに異変に気付いた娘は、テレビを通して

何か霊的なものが私に憑依してしまったので

はないかと心配になったそうですが、似たよ

うな感じになる私をこれまでにも何度か見て

いるため、黙って見守っていたそうです。

実際、憑依とかでは全くないのです。

外から見えるこの尋常でない様子の間、私の

内面は実はほとんど無の状態でした。

悲しいわけでも、辛いわけでも、共感し過ぎ

たわけでもなく、むしろ思考は停止していま

した。

ただただ勝手に、体がガタガタ震え、涙が流

れ、嗚咽し続ける。

黙祷が終わると、何もなかったのようにスッ

と震えも涙も嗚咽も止まりました。

すぐに娘に、 「びっくりした〜、めちゃびっ

くりした〜、ねぇ今のヤバ過ぎない?!」 と

声を掛けました。

いつもの状態に戻った私を見て、娘も安心し

ようですが、 「黙祷しよう!」 と言った

るい声から一瞬にしてあの状況に陥ったの

恐怖でしかなかったそうです。

そりゃそうですよね、私も娘がそう思いなが

ら見ているんだろうなぁとは感じていまし

た。

なんて言うんだろう、時空を超えてちょっと

だけ繋がってしまう、そんなような感じなの

かもしれないです。


12年前、東日本大震災で犠牲となられた全て

の方々に哀悼の意を表します。