4月13日、銀座シャネル・ネクストホールで行わ
れた「シャネル ピグマリオンデイズ」 周防亮介
さんのヴァイオリンリサイタルを聴いてまいり
ました。
2回目の今回は、前回の約束通り招待していただ
きました。
前回のプログラムはどちらかと言えば一般的には
あまり知られていない玄人好みの選曲だったよう
に思うのですが、今回は目が覚めるような超絶技
巧曲ばかり。
超絶技巧にさらに超がいくつか付きそうな難曲の
オンパレード。
以下、曲目です。
ミルシテイン : パガニーニアーナ
ミヨー : 屋根の上の牛 作品58
ベートーヴェン : ヴァイオリン・ソナタ 第8番
ワックスマン : カルメン幻想曲
パガニーニアーナは、周防さんの十八番のようで
何回か聴いたことがあります。
指は縦横無尽に指板の上を超高速で駆け回り、弓
は忙しく角度を変えて激しくアップダウン。
それでも音程は常に完璧だし、弓は弦に吸い付く
ようだし、軽やかに跳ねるし、自由自在です。
2曲目のミヨーの「屋根の上の牛」は、初めて挑
戦したそうで、あまりの超絶技巧ぶりに途中で根
を上げそうになったとか。
「練習中、何度もやめようと思ったんですけど」
とご本人がトークの中で明かしていました。
それでも、楽しくて素敵な曲だから頑張ったと。
彼がそこまで言うくらい難しい曲なのですね。
娘も言っていました。
「ヴァイオリニストが超絶技巧を弾くのは当たり
前だけど、これはどんなに頑張っても弾けない人
もいる曲。 私は絶対に弾けない。」
そんな大変な曲だということは微塵も感じさせず、
むしろ美しい音色で軽々と弾き上げるのですから、
本当にすごいとしか言いようがありません。
俺のベーカリー&カフェ。
銀座の食パン「香」トースト。