クラシックな音楽的生活

日々、家の中にヴァイオリンとピアノの音が流れています。

シャネル・ピグマリオンデイズ 2回目

2019-04-21 | 日記

4月13日、銀座シャネル・ネクストホールで行わ

れた「シャネル ピグマリオンデイズ」 周防亮介

さんのヴァイオリンリサイタルを聴いてまいり

ました。

2回目の今回は、前回の約束通り招待していただ

きました。





前回のプログラムはどちらかと言えば一般的には

あまり知られていない玄人好みの選曲だったよう

に思うのですが、今回は目が覚めるような超絶技

巧曲ばかり。

超絶技巧にさらに超がいくつか付きそうな難曲の

オンパレード。

以下、曲目です。

ミルシテイン : パガニーニアーナ

ミヨー : 屋根の上の牛 作品58

ベートーヴェン : ヴァイオリン・ソナタ 第8番

ワックスマン : カルメン幻想曲


パガニーニアーナは、周防さんの十八番のようで

何回か聴いたことがあります。

指は縦横無尽に指板の上を超高速で駆け回り、弓

は忙しく角度を変えて激しくアップダウン。

それでも音程は常に完璧だし、弓は弦に吸い付く

ようだし、軽やかに跳ねるし、自由自在です。

2曲目のミヨーの「屋根の上の牛」は、初めて挑

戦したそうで、あまりの超絶技巧ぶりに途中で根

を上げそうになったとか。

「練習中、何度もやめようと思ったんですけど」

とご本人がトークの中で明かしていました。

それでも、楽しくて素敵な曲だから頑張ったと。

彼がそこまで言うくらい難しい曲なのですね。

娘も言っていました。

「ヴァイオリニストが超絶技巧を弾くのは当たり

前だけど、これはどんなに頑張っても弾けない人

もいる曲。 私は絶対に弾けない。」

そんな大変な曲だということは微塵も感じさせず、

むしろ美しい音色で軽々と弾き上げるのですから、

本当にすごいとしか言いようがありません。



俺のベーカリー&カフェ。



銀座の食パン「香」トースト。