今年8月お盆の真っただ中、コンサドーレ札幌のオフィシャルパートナーである石屋製菓の「白い恋人事件」が発覚した。がサッカー界のHP,Blogにおいては皆申し合わせたように、この話題には触れるような書き込みはあまりなかったと思う。
「白い恋人」はネーミングの勝利だという。食品業界にとってイメージは大変大切なもの。
ミートホープ社と石屋製菓は北海道の企業として連続で不祥事を起こしてしまった訳だが、その後の結末には両社大きく明暗を分けることになってしまった。
消費者側の心理としては、食肉偽装したことと菓子の消費期限を延ばす行為とでは、与えるインパクトが各段に違うと思う。
私の率直な意見としては食肉の偽装は許せないけれど、消費期限の引き延ばしは まぁ許せる範囲。ましてや私にとってはクッキーの消費期限などには全くもって無頓着。しかし結果的にはどちらの行為も消費者を欺いたことには違いはないのだが。
石屋製菓は同族企業であり、直売店の店舗は宮の沢工場だけで他は全て委託販売でまかなっている。ライバルの菓子メーカである帯広の六花亭では各市に直営店を持っており、社員自ら販売しているところが決定的に違うところだ。
つまり両社の違いは経営陣のお客様意識に対する差であり、一言でいうならば”驕り”以外の何ものでもなかったのではないだろうか。外部者によるコンプライアンス委員会を設立し同族企業の建て直しにやっきとなる石屋製菓。道庁・保健所への報告が済み、約100日でみそぎが終わって 11月22日にようやく販売再開に漕ぎ着けることができた。
一方コンサドーレは前半戦の勢いに翳りが見えたものの、終盤に入ってもまだJ1昇格には優位な位置につけていた。そんな昇格ムードが盛り上がる中、何とも絶妙なタイミングで販売再開された白い恋人。
11月18日 第50節 VS京都 引分けで昇格できず。
11月22日 「白い恋人」販売再開
11月25日 第51節 京都の結果待ち 京都勝利で昇格できず。
12月01日 第52節 VS水戸 勝利でJ1昇格
J1昇格のお祭り騒ぎと販売再開を待ちわびた北海道観光客との相乗効果で売り切れ続出となり、消費者の購買意欲を掻き立てるには十分なシュチュエーションだったといえる。また余談ではあるが販売中止の期間中にはオークションにまで出展されるというおまけまでついた。
白い恋人の人気の秘密を自分なりに探ってみた。
- ネーミングが北海道を連想させる
- 値段も手頃
- 箱の大きさもコンパクト
- 味もまぁまぁ
- 日持ちもする
- 数が多いのでたくさんの人に配れる
- お土産として外さない
いろいろ書いてしまったけれど
来期のJ1でも
胸に入った 白い恋人ユニを
期待しているんだけどなぁ
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