凋落著しい両チームによる最下位争いは、ベルマーレのホームグラウンドである産業能率大グラウンドで行われたが何とも交通の不便な山の上に位置し、会場に辿り着くだけでも大変な所でした。
2年前のプリンスリーグ2006ではベルマーレは準優勝、武南は5位と両チームとも好成績を納めている。特にベルマーレはトップ昇格を果たした快速FWの岡とバランスのいい猪狩を擁し、隙がなく本当に強いチームであった。そのチーム同士が最下位争いを演じているというのは何とも皮肉なものである。いかに毎年、高レベルのチームを維持し続けていくのが難しいか、世代交代が難しいのかを痛切に感じる。高校チームは好選手が一極集中から分散傾向になりつつあり、逆にクラブチームは強豪チームへ選手が集中しているように思われる。
観ている方が暑いなんて言ってはいけないのだろうが、それにしても暑かった。
選手の皆さん、本当にお疲れ様でした。
◆プリンスリーグ関東2008(第11節) | ||||||
日時:平成20年 7月13日(日) 11:00 会場:産業能率大第2グラウンド | ||||||
湘南ベルマーレユース |
2 |
0 |
前半 |
0 |
2 |
武南高校 |
2 |
後半 |
2 |
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得点 |
後半 1分 |
5 中澤 高也(湘南) |
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後半 5分 |
15 岡部 佑允(武南) |
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後半18分 |
7 菊池 大介(湘南) |
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後半31分 |
10 甲田 真生(武南) |
後半31分 混戦から同点シュートを決める甲田(武南) <<武南start>> 11谷川 15岡部 21東 10甲田 24細谷 18山田 26斉藤 22馬場 25石田 5南原 1久米 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 交替 後半 0分 18山田→13冨永(武南) 後半 7分 24細谷→27 ?? (武南) 後半25分 1久米→12丸山(武南) 後半27分 21東 → 7廣川(武南) ※選手名ご存知でしたらお知らせください。 後半36分 ゴール中央へ折り返す岡部(武南) 試合開始当初で大体分かりました。なぜ、この2チームが最下位争いしているのかを。 パスの不正確さ、クロスの精度の悪さ。明らかに今まで戦ってきたチームとは異なる。 両チームともパスが繋がらないため、猫の目のように目まぐるしく攻守が変わってしまう。 そんな歯がゆい展開の中、両チームともGKのミスからビッグチャンスを迎える。 前半14分 ベルマーレ、DFラインでの球廻しからGKへバックパス。 危ないと思っていたら案の定GKがキックミス。 FW谷川の前にボールが。 右45度からGKの至近距離まで詰めてのシュート。 しかし、コースをGKが体で止める。 前半24分 GK久米がボールキャッチ後、手渡す相手を探していたが 諦めて前線へパントキック。が、直後に主審の笛。 何と6秒ルール!主審は目を付けていたと思う。 それにしても何とも厳しい判定。PKエリアでの間接FKを与える。 しかし、シュートミスに助けられピンチを凌ぐ。 大事に至らなかったが、ミスが試合を決定づけてしまうのも多々あること。 何とも盛り上がりに欠け、最下位争いは後半勝負へ。 前半 ゴール前でクリアする馬場(武南) 後半開始直後、ゲームが動く。 後半 1分 中央付近で武南のミスから相手にボールが渡る。 細かくパス交換され、最後は5番中澤に切り返され 正面からゴール右へ突き刺されてしまう。 (湘南 1-0 武南) 後半 5分 中央左の10番甲田より前線の15番岡部へフワリとしたパスが通る。 DF2人を背負いながらも中央へ切れ込む。 最後はGKの位置をよく見た絶妙のミドルループシュートがGKの手を掠め、 ゴールネットに吸い込まれた。 市立船橋戦での岡部のスーパーゴールを見ているようでした。 (湘南 1-1 武南) この辺りから、ベルマーレの動きが俄然よくなった。 後半18分 左サイドをワンツーとドリブルでの突破を許してしまう。 角度のあまりない所から7番菊池に決められ勝ち越される。 (湘南 2-1 武南) 後半31分 武南がゴール前に攻め込む。 混戦の中、最後は正面より10番甲田がゴール右へ蹴り込み同点に。 (湘南 2-2 武南) 応援席に挨拶に来た選手を優しく見守る No.5りょうま(武南希望) 引分けに持ち込んだが、ベルマーレの方が内容では勝っていた。 守備に対する意識が一番違っていたと思う。 スライディングでボールカットする場面が多過ぎた。足がついて行ってないように私の目に映った。 残念ながら、勝つんだという意欲もベルマーレの方が強かった。 長いようで短く感じたプリンスリーグも今日で全日程の11試合を消化しました。 振り返ってみて選手個々人の感想が気になるところです。 日頃から用意周到に準備し、本番では精一杯、力の限り、全力を尽くしたと 胸を張って言える選手であってほしい。 おつかれさまでした。 そして、 選手権での見違えるようなプレーを期待しています。
お疲れ様です。
あっ、本当だ。引き分けたチームは全て2部陥落ですか。素晴らしい視点ですね。
何れも強豪と言われたチームですから淋しいものがありますね。
私も31分の同点ゴールは嬉しかったですね。
おそらく応援に来ていた3年生の想いが通じた1点だったと思います。
試合に出ている選手もベンチで応援している選手も私は同じように見ています。
たまたまお互いにそういう立場になってしまっただけなのですから。
>小生意気ぐらいでちょうどよいと思います。
同意。言い得て妙だと思います。
ありがとうございます。
お疲れ様でした。
テクニックでも、フィジカルでも他のクラブユースより劣るベルマーレ相手に内容負け。
悔しいけれど、実質最下位かもしれませんね。
>3年生全員が応援に来ていました。たぶんこれが一つのケジメなのかな。
こういうシーンにみると、やっぱり息子にサッカーやらせて良かったと思う瞬間ですかね。
レギュラーだけが全てではないですからね。みんな仲間なんですから。
選手権では数段逞しくなった姿を期待したいですね。
そう、少々のタックルでは飛ばされないような強い身体と闘志を持って。
ありがとうございます。
PS.将来の武南を背負って立つ2人の出現に私も嬉しい限りです。
いつもコメントありがとうございます。
ジュニアユースとは武南Jrユースのことでしょうか。
どなたか関係のある選手が出ているのでしょうね。
私のレポートで観戦できなかった方が雰囲気だけでも味わっていただければ嬉しく感じます。
私も情報を正確に伝える傍観者でいたいと思っているのですが、
どうしても選手に感情移入してしまい冷静さを欠くレポートになってしまうので少し反省。
ありがとうございます。
冒頭にありましたように、いかに高レベルのチームを維持し続けていくことが難しいか、特に高校になると言うまでもありませんね!昨年の優勝の市船も10位です!
武南が引き分けた3チームの順位は・・・なるほど!
最終戦でやっと気持ちが通じたようです!期待の選手が登場!何よりもそれがうれしくてたまりませんでした!31分の同点ゴールはまさしくその気持ちが形に表れたゴールでしたね!やはり3年生なんですよね!精神的な部分は特に!
3年は残り約4ヶ月?もっと長くしよう!仲間との高校サッカー生活となりましたが、結果は別として悔いのない様にやってほしいですね!どちらにせよ、すばらしい思い出となるのは間違いありませんが!
そして才能ある1,2年生も遠慮なく頑張りましょう!小生意気ぐらいでちょうどよいと思います。石田君大丈夫かな?ちょっと気がかりでした。
これからが本番だぞー!武南頑張れ!紫軍団!
そうた9歳将来武南高校希望&りょうま6歳同じく将来武南高校希望
でも「今日は勝つんだろ!」「点取りに行くぞ!」といつにない言葉がピッチ上にこだましたのは嬉しかったことです。
試合自体は素人には、ビックチャンスあり、ミスあり、得点シーンありで楽しめました。
あと楽しめたのは、そうた&りょうまの二人。あまり遊んではいなかったのですが、ちょっとした身のこなしが良くボティバランスの良さが立ち姿でも分かり、10年後の武南が楽しみになりました。
3年生全員が応援に来ていました。たぶんこれが一つのケジメなのかな。3年間ご苦労様そして受験や将来の夢に向かって、武南サッカー部に在籍したことを誇りに卒業まで頑張ってほしいと思います。
頑張れ武南!一つの夢に!!
入ってしまい観戦できませんでした。
それと今日はジュニアユースの試合もあったので
前日までどちらを観戦するか、迷っていました。
結局、どちらも行けなかったのですが、追っかけタイ様の
レポートで試合の様子が窺えました、、
チームに望む事はありますが、私は解説者でも評論家でも
ありませんので、これからの武南に希望を抱き見守ることにします。