昨年のプリンスリーグでは、5対0となす術ももなく完敗している相手だけに何とかリベンジを果たしたいところだったが、反対に返り討ちにあってしまいました。まぁ、現時点での両チームの力の差は歴然としているので当然と言えば当然の結果だと思います。
元大洋ホエールズのスーパーカートリオで名を馳せた高木豊氏のご子息である長男の俊幸君も今日出場していました。父親譲りの俊足でスピードあるドリブル、フェイントそして柔らかいタッチでのクロスと何とも素晴らしい。やはり、スポーツは血筋、DNAの先天的なものが大切なのだろうか、後天的な本人の努力が大事なのかを真剣に考えてしまった。どちらも備えているのなら、まさに鬼に金棒か。羨ましいったら・・・
日時:平成20年 4月20日(日) 11:00 会場:駒沢陸上競技場(天然芝) 東京ヴェルディユース 5 : 3 [ 3 - 2 ] 武南 <<武南start>> 11谷川 15岡部 10甲田 8清水 6成田 2保坂 4田中 25石田 5南原 22馬場 12丸山 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 交替 後半33分 10甲田→ 7廣川(武南) 後半42分 4田中→13冨永(武南) 得点 前半15分 14高木(東京) 前半32分 9高塚(東京) 前半37分 15岡部(武南) 前半42分 15岡部(武南) 前半44分 4平 (東京) 後半11分 2高橋(東京) 後半17分 11谷川(武南) 後半25分 4平 (東京)
▼試合内容要約
個人のテクニックとフィジカルの強さでは圧倒するヴェルディ。
1対1の場面では必ずと言っていいほどドリブル勝負を仕掛け、簡単に抜き去る。
先制点は高木が中央付近からドリブルで持ち込み強引にペナルティエリアに切れ込んで得たPK。
2点目も簡単にクロスを上げられ、綺麗にダイビングヘッドを叩き込まれる。
この時点で私はワンサイドゲームを覚悟していました。
しかし、武南も意地を見せ一度は同点に追いついてしまう。
スルーパスに抜け出した岡部がGKと1対1となりGKがファンブルしたボールをしぶとくゲットし1点差。
その5分後にまたしても岡部が泥臭いプレーを魅せてくれた。
ヴェルディのDFラインでのGKへのバックパス。このチャンスをじっとして狙っていたのがライオン岡部。
しつこく、しつこくボールを追い続けGKの焦りを誘う。
最後はGKからボールを奪い取り無人のゴールに流し込んでついに同点。
だが、前半終了間際にCKより勝ち越しを許してしまう。
この1点がなんともなんとも痛すぎる1点だった。
後半3分に今日の試合を決定付けるプレーがあった。
カウンターから岡部がPKエリアまで突進する。そして最後のDFを1回の切り返しで抜き去り絶好のチャンス。
(下の写真)
しかし、岡部はシュートではなくパスを選択してしまう。
写真には写っていないが、左サイドを駆け上がっていた甲田にラストパス。
結果はGKのファインセーブに遭うが、パスをもらった甲田もびっくりしてたはず。
岡部よ、あそこでシュートを打ってこそストライカーではないのか。もっと、もっと強気でいいのですよ。
最後にあえて苦言を。
昨年までは見られていた、DFラインからの組み立て、ライン際での突破が見られないのは何とも淋しい。
今日の試合でもDFがフリーでボールを持っていても繋ぐ意思が全く見られず、
大きく前に蹴り出したのには正直がっかりした。これでは、他の高校と変わりはないのではないか。
サイドバックの上がりが少ない、ボランチからの配球に乏しい、スペースへの動き出しがない・・・
でも、懲りずに応援してるから