@疲労・肥満・不眠・不安からさまざまな病気、そして老化。人の体調を悩ます材料はいくらでもある。だがどうやって克服すればいいのか、ある書では特に老化による体の現象と病気は「うまく付き合っていくしかない」という、は正解かも知れない。ここにある文明病の減少法の中で「デジタル体感」(画面を通じて自然の風景、音、動きを体験する)、「昼寝」それと「遊び感覚」は今すぐにでも実行できそうだ。
『下を向いていたら、虹を見つけることは出来ないよ』チャップリン
『最高の体調』鈴木祐
・「文明病」鬱病、肥満、散漫な集中力、慢性疲労、モチベーション低下、不眠、弱い意志を克服するための方法
肥満=カロリー摂取量過多=文明病の原因
1950年の肥満は10%以下だったものが2010年には35%に増加(米国)
・世界一の長寿者1997年フランスのジャンヌ・カルマン 122歳
85歳でフェンシングを開始
100歳まで自転車でパリの街を走り抜け
114歳まで女優としてセリフを披露
・内臓脂肪「異物」が増えると免疫システムを動かし炎症物質が臓器に炎症を引き起こす
低カロリー摂取を心がける(トランス脂肪酸の削減=悪玉コレステロール減)
睡眠時間を7~9時間
コミュニケーションを増やすことで記憶力、判断力を増し、死期を遅める
・慢性疲労症候群の要因は腸内細菌の活性化を図ること
厚生省調査では38.7%の報告
食物繊維+ヨーグルトが効果的(適量摂取量20~27g、日本人は13~17g)
抗生物質を使わない(腸内細菌が大量に死滅する=トリクロサン+トリクロカルバン)
カビに注意(シックスハウス=排水管・換気・水回りの清掃を心がける)
・発酵食品の推奨+乳酸菌・酪酸菌・糖化菌などのサプリ
納豆・キムチ・ヨーグルト・チーズ、さらに蜂蜜、フルーツ・ベリー類などのお酒
糠漬け・味噌・ザワークラフト
・食物繊維=早期死亡率低下・癌発症率低下・炎症性病気のリスク低減
1日10g目標
野菜とフルーツの摂取を増やす(ゴボウ・寒天・海藻・キノコ類・オクラ・リンゴ)
・環境
自然との触れ合いを増やすと交感神経の活性化(感情システムの改善・興奮・満足・脅威)
公園散歩:最低週1回程度、2日に1回最低10分
アウトドアー・太陽光を浴びる、1日6~20分
良好な社会関係を保つ(孤独からの脱却=コミュニケーション力増=幸福感増)
仲間と同期行動をすることで友情・互恵、さらに信頼が生まれる
平均200時間の交友関係(会話)
自然音楽・自然画像の体感(デジタル画像で森林・波音・風鳥の音等が有効)
観葉植物(ポトス・西洋キヅタ・キク・ガーベラ・サンセベリア・チャメドレア)
10m2ごとに直径15~20cmの鉢植え
・ストレス 心臓麻痺の25%は激しいストレス(世界で1700万人の死亡者数)
リアプレイザル=感情トレーニング・我慢する・陽気+思考に考える
昼寝(NASA:40分程度の昼寝で脳・集中力回復、平均15~20分程度)
散歩・ウオーキング(12分以上の早歩き)
運動:1回45~60分の運動=認知機能も向上
軽く息が上がる程度まですること
デジタル断食(メール・スマホ閲覧等を定期的に止める)
・価値観・目標を作る
価値とは現在のプロセスなのでどこまで行っても終わりはない
目標とは未来に達成すべきゴール
・達成するためには
人間は死への不安から、その恐怖を解消するために行動する
畏敬の念を持つと延長レベルが下がる(他人への思いやり・親切)
畏敬とは心理学的に自分の理解を超えるような対象に触れた際に湧き上がる感情
マインドフルネス(禅)を1日30~40分 瞑想時間を作る
・遊び・人生にゲーム感覚を取り入れる
人間の遊び心は幸福と高い相関がある(心理学者レネ・プロワイエ博士)
・人間の脳は一度に4+ー1種類の情報しか処理できない(人類学者ケイレブ・エヴァレット)
9割の人は3~5個 (かつでは7個までと言ったが)
・未来に近づくために計画を立てる
やりたいプロジェクトを一つだけ選ぶ
その障害を3つ書き出し、さらに最も可能性の高いもの1つを選ぶ
「イフゼン・プランニング」に落とし込む(実行:IFと行動:THEN)
・「人間は何のために生きているのか?」
アインシュタインの答え「他人の役に立つためです。そんなことがわからないんですか?」
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