@人の行動から心までも見通す力「心理学」。多種多様の精神的苦痛・ストレスを味あう世で、人の心を心理学的な予備知識で自分の行動も良い方向に変化するのではないかと思う。まさに「マインドフルネス」そのままの状態を受け入れ自分自身で克服していく力を養う時なのかもしれない。ここで気になったのが
「人の噂:重要で曖昧な情報ほど、広まりやすい」など正にコロナ禍で広まる「接種後の後遺症」などの噂話。 どこまで信じる?
『心理学』ニュートンプレス
「概要」心理学は人の心のしくみを科学的な方法で理解しようとする学問です。人の心はどんなときに勉強をしたくなりやすいのか、どんなときに人を好きになりやすいのか、そしてどんなときに仕事を引き受けてくれやすいのか。
『心理学とは人の心を科学的に理解する学問』
見える行動を観察、測定する(実験・観察・質問・面接)
構成要素:知覚・記憶・学習・思考・感情
研究分野:実験心理学・性格心理学・社会心理学・臨床心理学
『人に好かれる』心理学
ー見る機会を増やす「繰り返す」(外観的魅力)=あって当たり前にすることで錯覚する
なるべく視界に入るように心がける(表示回数に比例する)
「ハロー現象」外見が良いと性格も良いと判断しがちになる
ー大阪の「右並び」は1967年阪急梅田駅のエレベータが発症、1970年大阪万博が習う
ー「話し合い」のリスク:一人で決定、作業した方が効率的
分担する場合は貢献度が明確なシステムを組むこと
ー都会の人ほど見て見ぬ振りをする「都会は冷たい」=誰かが助けるだろうと思う心理が優先
ー人数が多いとパニックが起きやすく、脱出する成功は少ない
『思い込み』の心理学
ー人にお願いする時:人は「些細な依頼」なら受けるが「厄介な依頼」は避ける
ー買い物心理:「閉店・時間効果」「タイムセールス」に魅力を感じる
「別れのワルツ」1949年に「哀愁」で公開された曲が「閉店時間」効果となる
ー人の噂:重要で曖昧な情報ほど、広まりやすい
ー問い詰められると自分の記憶が曖昧に:28%の人が自分の記憶を疑うようになる
目撃証言でも半分が矛盾した情報 顔認識は38%
身体的脅威を感じた記憶は犯人の顔よりも武器などに集中する
ー心理的に効果的な記憶術とは
情報を付加(語呂合わせ含め)して覚える精緻化・カテゴリー別・階層別
ー「デジャブ」(既視感)=前に来たことがあるような記憶にとらわれる、でも初めてだ
『損・得」の心理学』
ー割り勘の場合はつい注文が増える:自分の利益・損得勘定が働く
ー得より損の方が衝撃が大きい:失うことへの価値観
ー失敗を恐れてする行動「セルフ・ハンディキャツピング」(自尊心を守る行動)
『年代別の心理学』
ー性格の30~50%は遺伝、このり50%は環境的な要因
ー性格は「Big Five理論」で表す
外交的(話好き、率直、冒険的、社交好き)
良心性(念入り、責任感がある、几帳面、我慢強い)
知性(芸術的感受性がある、知的、洗練された、創造的)
情緒安定性(落ち着きがある、平静な、冷静な、憂鬱ではない)
協調性(温和、嫉妬しない、温厚、協調的)
ーエリクソンのライフサイクル論
人は生涯に渡って体、取り巻く環境の変化で乗り越えるべき課題が繰り返し発生する
学童期:勤勉性vs劣等感(反抗期がない場合もある)
青年期:同一性vs同一性拡散(親離れの時期・自分が不安になる時期)
前成人期:親密性vs孤立
成人期:世代性vs停滞(人生の折り返し地点:転換期)
老年期:統合性vs絶望(加齢と付き合う・心の持ちようも大事)
『心の問題を取り除く』心理学
ー「マインドフルネス」
思考や感情をそのまま受け入れ、距離を置き少しずつ行動を変えていく
カンセリング初期でのアドバイスは逆効果(心の扉を開く信頼関係を築く)
共感を持って話を聞く、無意識の記憶を甦らせる
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