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「子供は何の為に勉強するのか」才能を引き出す親の行動『全ての子供は天才になれる』

2019-09-22 07:49:23 | 人生を「生かす」には

@「子供は何の為に勉強するのか」、親の希望・選択で決めるのではなく本当は「子供の才能を見つけて人生の選択をできるようにする事」というのがこの書の内容だ。数年前の記述した私の経験だが。ベトナムでは海外からの子と母親単身赴任が盛んだ。そのゴールは「子供に最初から英語を親しみ、国際的な友を多く持ち、それを生かした能力と仕事を生かす為」という事でインターナショナルの学校に幼稚園から入学させていた。日本人も徐々に増えていたが圧倒的に韓国人家族が多かった。日本の受験戦争とは一体何を意味するものか。子供に将来いい仕事・才能を生かした良い人生を選択して欲しいのが目的にならなければ親として安心できないのではないだろうか。日本の教育は課題も多い、だが子供が社会人になる為の親の努力・行動、子供のための教育・支援・指導は何だろうか。今一度考えてみる必要がある。(井の中の蛙大海を知らず)

『全ての子供は天才になれる』Toru Funatsu

  • 「Book Data出典」教育の本質とは、「子ども自身のあり方」や「どんな学校や塾に入れるか」ではないと著者は言います。子どもの才能、能力、モチベーションなどを決めているのは、すべて親の行動。親の習慣や態度、関わり方こそが教育の最大要因なのです。 そうした親の賢い行動を体系的にまとめた1冊。教育の3つの柱である「よい習慣」、「思考力」、「アイデンティティの確立」を育てていくために、どんな行動を親が取るべきかを解説。
  • 「教育のゴール」
    • 子供が自分の才能を見つけて人生を選択できるようにする事
  • 「親の3つの行動」
    • 良い習慣(人間性=16の心の習慣・下記一覧)思考力(物事の本質を見抜く能力=親からの問い)
      • やり抜く習慣
      • 衝動をコントロールする習慣
      • 共感して聞く習慣
      • 柔軟に考える習慣
      • 思考を志向する習慣
      • 正確さを追求する習慣
      • 疑問を持ち、問題提起する習慣
      • 知識や経験を生かす習慣
      • 明晰に考え、伝える習慣
      • 五感でデータを集める習慣
      • 想像・創造・確信する習慣
      • 世界の神秘を楽しむ習慣
      • チャレンジする習慣
      • ユーモアーを身につける習慣
      • 共に考える習慣
      • 常に学び続ける習慣
    • 思考力(物事の本質を見抜く能力=親からの問い)
    • アイデンティティの確立(自分の生き方指針を決める能力)
  • 「賢い親の習慣教育」
    • 指示はせず、選択は子供に委ね、その選択後は支援する
    • 子供の興味や得意なことを重視し、生かし、選択の仕組みを作る
    • 子供の特性を見抜き励まし、伸ばす工夫をする
    • やめたいときにとことん話し合い子供に選択させる
    • 言葉できちんと説明し納得させること、イライラしてはいけない
    • やるべきこと、やりたいことの優先順位をつけさせる
    • 食事中のコミュニケーションを大切に、小言は禁物
    • 忙しくさせ、何かを夢中にさせる(非行などへのリスク回避)
  • 「才能を開花させる習い事」
    • 競争させ、本番に強くさせる
    • 全力投球、努力させ、結果は問わない
    • 今よりちょっとレベルが高い環境を与えること
    • 子供の才能を見つける
      • 一番喜ぶ時、楽しい時の顔はどんな時か
      • 一番集中できるのは何をしている時か
      • 文字・絵・数字・何に興味を持つのか
      • 話すことと、聞くこと、どちらに興味を示すか
      • どんなおもちゃ・本が好きか
      • 誰と遊ぶのが好きなのか、家の中、それとも外
      • 一人の時に何をしているのが好きなのか、一人が好きなのか
      • 友達と遊ぶ時どんな役割をしているのか
      • 子供の性格を一言で言える
      • スポーツで集団経験をさせる
      • 得意科目を一つ持たせる
  • 「思考力を伸ばす『問い』」
    • 問いを与え、問いを重ねることで思考力は洗練される
    • 親が決めるのではなく、子供が選択をする練習をさせる
  • 「聞く、話す、書く、読む力が地頭を作る」
    • 理解しようとする聞く力と共感して聞く力を養う
      • 人前で堂々と話す機会を作る
        • 3〜5歳:ごっこ、ままごと
        • 4〜5歳:創作話
        • 5〜6歳:人形劇・紙芝居
        • 小学〜高校生:ディベート・討論
        • 高校以上:落語・漫才
    • エッセイ物語を「最初」「真ん中」「最後」に分けて書かせる
    • 読書週間をつけさせる(読解力と思考力)
  • 「日本人のための英語教育」
    • 「英検1級」をゴールとする(学校の授業+1000時間)
    • 英語を始めるのは4歳〜10歳の間(英語の歌+動画アプリ)
    • 10代半ばに英語圏に最低1年留学する
  • 「AI時代のコンピューター教育」
    • 小学生から「Science/Technology/Engineering/Math」(STEM)
    • 小学生からコンピュータプログラム作成経験(ゲーム)
    • 算数は3学年先の内容を取り組む、1日15分
  • 「子供に用意すべき環境」
    • 小学校までは親が選択肢を与える(学校が与えることはない)
    • 幼稚園・小学校は親が選択(施設・先生・数・教育方針・雰囲気)
    • 中学以上は子供に選択させる(勉強・スポーツ・芸術、その他)
    • 夏休みの有効利用(国際交流・海外プログラム参加)