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ちょっと気になるいい事、言葉、最新技術

書籍、映画、旅、最新技術から選んだ心に残るもの。速読者向けは、青文字表示。内容は小学生でも理解できる表現使用

生前に知っておくべき事項「死を考える」

2024-08-30 07:37:22 | 世界の動きから見えるもの
死に対する専門家等生死観の意見書で、範囲は広く死に対する医学・哲学・倫理・葬儀・墓・遺品整理・芸術・生物学・霊柩車・死刑制度など、具体的には事件事故などの検視、解剖の現状から介護・遺品・送還など最後の葬儀までと現状を知ることは大切だ。気になった事は、日本は事件事故での解剖率が低く正当な死因を見出せていない事、無縁墓などから遺骨集約した永代納骨堂・樹木葬が急増しており、遺骨は指定された場所以外での散骨、土葬は法的に出来ないなどなど。現代一番の生前での課題は、デジタル遺品(暗号資産・決済アプリ・サブスクなど)への生前での対応、在宅介護で夜間セデーション(在宅介護でモルヒネ・睡眠薬で痛みや苦しみの緩和・夜は眠り朝目覚す)を利用できるなど時代に見合った技術・薬・介護サービスがあることなど知って得する事項が多い。
『死を考える』養老孟司ら
「概要」孤独死、絶望死、病死、事故死、自死、他殺……なぜ人は、年を取るごとに「死への恐怖」が高まっていくのか。人は必ず死ぬ。だからこそ、人は「どう生きるべきか」を、みな考えている。死から考える「人生の価値」、不死が人を幸せにしない理由、日本と諸外国との死生観の違い……医学・哲学・倫理・葬儀・墓・遺品整理・芸術・生物学・霊柩車・死刑制度などの専門家に、死への「正しい接し方」を聞く。
ー死を哲学する(養老孟司、香川知晶、鵜飼秀徳、内澤旬子、宮崎 学、永田憲史)
 世界の墓事情・命の倫理観・供養心・屠る・生・死刑制度
    染色体異常で9割中絶をする現代(倫理観)
    日米のみが死刑制度を堅持・日本の絞首刑(14分~22分)、米国の薬物注射(3分)    
ー死の科学(小林武彦、石 弘之、岩瀬博太郎、今泉忠明)
 老い・感染症・解剖・動物の死
    世界最年122歳、日本は田中かね119歳(3食しっかり食べる)
    日本の多くは外見検視が主、解剖率は10%弱でフィンランド等は80%以上
    解剖率が少ない日本の場合薬物での死亡は犯罪が見逃されるケースが多い
ー死の文化的考察(小池寿子、中村圭志、井出 明、山本聡美、坂上和弘、安村敏信、安田 登)
 舞踏・死後の世界・記憶・九相図・ミイラ・幽霊・能
    キリスト文化(メメント・モリ:死を記憶せよ)等の美術イメージが多い
    ダークツーリズム(聖地の訪問:アウシュビッツ・原爆資料館など)
    九相図(腐敗し白骨化した肢体の変化を9段階で表現した絵画:山口晃・松井冬子ら)
    自らミイラになった本草学者(江戸時代の博物学者:国立科学博物館蔵)
    幕末の不安を吹き飛ばした幽霊絵画(地獄極楽巡り図など)
    「能」は死者(シテ)を主人公とする芸能:私が捨てた私(死んだ自分との再会)
ー死と儀礼と(山田慎也、長江曜子、小谷みどり、町田 忍)
 葬儀・世界のお墓・日本のお墓・霊柩車
    葬儀の変化(明治・大正・昭和と肥大化から自宅告別式へと変化)
    火葬は1940年代に土葬用地不足から火葬に
    火葬や供養が簡略化(関東では四九日百箇日法要も葬儀当日に納骨と合わせる)
    墓石が変わったもの(夏目漱石・太宰治・岡本太郎など)
    先祖代々のお墓(約三代位)無縁墓が増えている、納骨堂などに集約・樹木葬墓地
        (散骨は法令で定められた場所のみ・墓以外に骨は埋めてはならない)
ー身近な人を葬る死の考現学(小笠原文雄、古田雄介、木村利惠、坂口幸弘、横尾将臣、田中幸子、武田 至)
 在宅看護・デジタル遺品・送還・死別後・遺品整理・自死・火葬場
    夜間セデーション(在宅介護でモルヒネ・睡眠薬で痛みや苦しみの緩和・夜は眠り朝目覚)
    データ(日本基準)による診断で病気を作る(過剰処方箋)
    デジタル遺品とはPC/スマホなどを利用した暗号資産(外部解読依頼で30~50万)    
        仮想通貨も相続税対象・決済アプリ・サブスクなどに注意(家族が知らない)
    国際霊柩送還とは海外で亡くなった遺体を日本に送還する仕事(旅行・駐在・事故)
        機内の気圧等で遺体の95%は体液漏れなど腐敗・感染症が問題
    グリーフケアとは死別後の家族親族へのケア(空虚感、寂鬱感)支援
    孤独死の遺品整理(死後一週間くらいで退役などコンクリートまで染み込む)
        年間3万人の孤独死・セルフネグレクト(自己放任)
    自死に向き合う団体(藍の会など)自殺で家族を亡くした人への支援
        負の遺産苦悩なども含まれる(損害賠償被害)
    火葬場の現状(家族葬・直葬など増加)
        関西では一部の遺骨収集・関東では全部の骨を骨壷で回収
        近年はガスバーナーを使用が増える
        霊園・火葬場が一体化した施設増


日本の未来は薄暗いまま『未来予測レポート2050』

2024-08-27 07:33:32 | 世界の動きから見えるもの
『未来予測レポート2050』SOMPOインススティチュートプラス調査。
世界の予測GDPランキングと有望市場ランキング(下記図表)
日本はインド、インドネシア、ドイツに越され6位とあるが、このままの政治体制では更に下位になる。今後有望な開発地域(成長率が高い地域)で注目はベトナムだ。社会主義国でありながら順調に伸び中国からの産業移動など有望となるのは当然だろう。日本の産業復興(経済復活)はこのままの政治ではほぼ無理、期待できるのは観光業くらいか。

英国人の本音の言い回し方『イギリスを知る教科書』

2024-08-18 07:43:00 | 世界の動きから見えるもの
@『イギリスを知る教科書』
英国人の言い回し方(日本人と多少ニュアンスが似ている表現はなかなか面白い)5つほど例文を載せる:英文とイギリス人が考える本音の意味
Quite good: ちょっとがっかりです
I’m sure it’s my fault:君のせいだ
I almost agree:全くもって同意出来ない
I hear what you say:これ以上議論したくない
Very interesting:明らかにナンセンスだ
やはり英国を代表するのは数々の名言:
「人生は舞台、人は皆大根役者」マクベス
「学習より創造である、創造こそ生の本質なのだ」ジュリアスシーザー
「今が最悪の状態と言える間は、まだ最悪の状態ではない」リア王
『イギリスを知る教科書』
ー立憲君主制の国
4つの連合国(イングランド、スコットランド、ウエールズ、北アイルランド) 総人口6700万人
イギリス人の言い回し方
Quite good: ちょっとがっかりです
I’m sure it’s my fault:君のせいだ
I almost agree:全くもって同意出来ない
I hear what you say:これ以上議論したくない
Very interesting:明らかにナンセンスだ
ーアフタヌーンティーの基本
1840年ベッドフォード侯爵夫人が発祥。
食べる順序:紅茶、最下段のサンドイッチ、2段目にあるスコーン(手で割って食べる)、最後にデザートをペイストリーフォークで取って食べる。
ー日本の英国文化輸入
議院内閣制(二院制)、商業金融(中央銀行を真似た)、社会保障制度、鉄道(新橋ー横浜間)、電信(英電信)、灯台(スコットランド技師)
ー王室、貴族
14歳で即位エリザベス2世、2022年からチャールズ3世へ、ソフト外交が主
未だに階級が残る英国は序列爵位がある(夫、夫人の読み方)
公爵:デューク、ダッチス
侯爵:マーキス、マーシャネス
伯爵:アール、カウンテス
子爵:ヴィカウント、ヴィカウンテス
男爵:バロン、バロネス
呼び名:公爵はyour grace、他爵位はload, lady 
公爵家:ノーフォーク、ハミルトン、マンチェスター、ファイフ
生計の基本は借地代(農地の貸し出し)
名門校イートン、ハロウ、ラグビー、ウインチェスター、ウエストミント、セントポール、マーチャントティラーズ、シュルズベリ、チャーターハウス
ー英国スパイ組織
外務内にSIS/MI6(機密情報部)1909年発足、インテリジェンスとは:
ヒューミント:人的情報、シギント:通信情報、イミント:衛星情報、オシント:オープンソース情報
ー推理、スパイ小説 作家
コナン・ドイル、ドロシー・セイヤーズ、アガサ・クリスティ、ギルバート・チェスタント、コリン・デクスター、ダフネ・デュモーリア、イアン・フレミング、グレアム・グリーン、ジョン・ル・カレ、サマセット・モーム
ー伝説、怪談
ベオウルフ、アーサー王伝説、巨人伝説、魔女伝説、妖精伝説
フランケンシュタイン、ドラキュラ
ー名言
「生きるべきか死ぬべきかそれが問題だ」ハムレット
「人生は舞台、人は皆大根役者」マクベス
「学習より創造である、創造こそ生の本質なのだ」ジュリアス・シーザー
「今が最悪の状態と言える間は、まだ最悪の状態ではない」リア王
ーパブでの楽しみ方
カウンターでキャシュ支払い、チップ不要、仲間と飲む場合は一人が支払う
お店:チャールズ・アームズ、ホーリー・ブッシュ、エレファント・ハウス
ー英国の階級
上流貴族階級〜中流階級(弁護士、医者、経営者、官僚など)
中産階級(事務員、てんいん、小売主、自営業者など)
下流労働者階級(肉体労働者など)
エリート:経済、文化、社会資本を持つ階層〜6%
ー英国の発展
産業革命:綿工業の生産性向上〜水力紡績〜大量生産〜石炭(蒸気機関)
ーレディ・トラベラー
ビクトリア時代の旅行家紀行作家、メアリキングスリ、イザベラバード
バードは日本を紹介した初めての西欧女性(アイヌ、東海道、京都など)



「心の時代に必要なこと」論語を学ぶ『男の論語』

2024-08-17 07:42:00 | 世界の動きから見えるもの
ビジネスでも現代は「心の時代」であり手がかりを求め「論語」が注目されている。その中で気になった「論語」を書き出し自分への「徳」としたい。人との出会いを大切に、先見力(感や才能に頼るのではなく)は過去の統計を綿密に分析することであり創造力である事。忠告(諫言)は先入観を入れず考慮し、時代にあった「奥ゆかしさ」を残し、あたること。人に指示説得するには目的(なぜ)、寄与度(理由)、評価(結果を知らせる)をしっかり説明することが人間関係(上司、部下)にとって大切であり虚勢を張ってはいけない
『男の論語』童門冬二 
「概要」「四十にして惑わず」「巧言令色すくなし仁」……。人生の背骨となる『論語』の名言を、時代をこえた実用性に的をしぼって読み直す。
人生の活路を切り拓くものは、いかなる時代でも人の心のありようである。リーダーの行動規範の書とされている『論語』を座右の書とする著者が、孔子の人間学の真髄を、日本の歴史や現実の中に実例を求めて解き明かす著者会心の一冊。
「心の時代」に必要な「論語」の世界
「出会いを大切にせよ」生きていく上で何を一番大切にしなければならないのか
「時には自分自身を振り返れ」相手の立場に立ってものを考える
「過ちを犯した時はすぐに改めよ」過って憚ることに何の遠慮もいらない
「言ったことは実行せよ」先行後言・知行合一・率先垂範
「先例の中に心理は潜む」先見力とは感や才能に頼るものではなく過去の統計を綿密に分析することから始まる・模倣から始め新しく創造される
「王道を行け」とは仁や徳を持って行う政治・「覇道」とは権謀術策によって行う自己中心政治
「諫言は誠意を込めてせよ」諫言は一番やり取りも難しい(家康)
「学んだ相手には礼を尽くせ」情報と知恵の価値を知る
「嫉妬に気を付けろ」ことにあたって慎重で計画をよく練った人物を選ぶ・可愛がられる同僚
「人の一生は学ぶ事に尽きる」生涯学習・50にして学ぶも易(また)
「自分の生命を完全燃焼させて生きる」青春は年齢ではない好奇心と情熱を保つ
「先入観は全体の判断を誤らせる」情報を収集・分析・問題点を検討し・解決策の選択肢を設定・解決策から一番を選ぶ・実行・別の選択肢を再検討・結果を評価する
「奥ゆかしさもほどほどに」時代と共に共感が違う・今の若い者は・・・は言わない
「人を納得させる3要素」目的・寄与度・評価をはっきり伝える
「虚勢を張るな」リーダーの持つべき条件(私心を持ち、ゴリを押し、物にこだわり、そして蛾を張るはしない事)
「物事の成否は最後の一踏ん張りにある」
「過ぎては即ち改むるに憚ること勿れ」忠と信を大切に良き仲間を持ち過ちがあれば素直に改めること


中国市場から徹底する日本の大手 

2024-07-26 12:37:10 | 世界の動きから見えるもの
『ホンダは世界最大の車市場の中国で、ガソリン車の生産能力を3割減らす。工場を閉鎖するなどにより、世界生産の1割にあたる約50万台を削減する。日野自動車は中国でエンジン生産から撤退する。日本車の不振を受けて日本製鉄は中国の生産能力を大幅削減する方針』日経新聞記事。大量消費国である中国市場に対して円安で多くの部品・素材を輸出し、販売を余儀なくされる日本企業にとって今後試練が待ち受ける。特に日本にある中小の関連企業にとっては大幅な収益減となり倒産劇となる。国は半導体生産体制の再々投資をしているが果たして好循環的な効果が出るのか皆無だ。日本の生き残るべき未来は「モノ作り」の変形(ハードからソフト)、生成AIなどを利用したソフトウエアシフトでの事業改革(人材育成)が最も必須だと感じる。








今海外良好なら「フーコック島」が最高

2024-07-20 12:07:24 | 世界の動きから見えるもの
『世界最高の島トップ25、フーコック島が2位にランクイン』VietJO記事。
観光地(島)で今脚光を浴び始めたベトナムの孤島「フーコック」が世界2位のランキングされた。日本人にとっても円安にも関わらず諸外国と比べても安い海外の観光地である。ベトナムの物価はこの円安でも他国と比べても大きく変動していないのが今海外良好ならこの島を選ぶ理由でもある。フーコックへは日本から飛行機でホーチミン(飛行時間6時間)経由となる。ホーチミンから1時間。



企業収益・配当・年収、更に毎月多額の寄付vs見返り

2024-07-19 12:35:17 | 世界の動きから見えるもの
『イーロン・マスクがトランプ前大統領の支援団体に毎月4500万ドル献金へ』GigaZine記事。実業家のイーロン・マスク氏が、トランプ氏の選挙戦を支援するスーパーPAC(特別政治活動委員会)に毎月4500万ドル(約71億4000万円)を献金する方針、と言う記事。米国ではそれだけ特定献金企業に見返りあるのだろうか。単純に免税控除・減税だけではない何か大きな特権があるように思えてならない。更にマスク氏の企業の収益構造に疑問も持つ。マスク氏の年収、株配当など企業の1年の売り上げがマスク氏の年収と先月記事が出たばかりだ。



外国人の居住区が増える日本の街

2024-07-15 07:49:08 | 世界の動きから見えるもの
『外国人の移民・残留外国人が今後増える地区は豊島区は中国区に、新宿区は韓国区に、江戸川区はインド区に、大田区はフィリピン区に名称変更』になる可能性もあるというダイヤモンド記事。2050年時点の外国人比率が最も高いと予測されるのは新宿区で38.45%、2位が豊島区で38.40%となる。新宿区の新大久保駅周辺は以前から韓国人街であるし、豊島区の北池袋はチャイナタウン化している。日本における直近1年の外国人の増加数は26万1889人で(在留外国人統計・出入国管理庁)、日本人は83万7000人減少している、と言う状況から今後外国人が多くなる街、村が増え、場所によっては選挙権も与えるという状況だという。 因みに富裕層の流出数が最も多かったのは中国で、インドとイギリスがそれに続き日本は10位、その先はオーストラリアとアラブ首長国連邦が多数という。図表を参照:https://worldinvest.jp/iju-ranking/


定年退職後の仕事「日本語教師」国家試験

2024-07-14 12:28:42 | 世界の動きから見えるもの
『「日本語教師」資格に中高年が殺到!4月に国家資格化、意外にも英語力不問で稼げてやりがいも』ダイヤモンド記事。中高齢者・定年退職者に最適な「日本語教師」が脚光を浴び始めた。旅行者も含めて外国人が増え始めた日本での仕事として「日本語教師」が増え始めたという。


駐在員が選ぶベスト居住地、日本は37位

2024-07-13 12:01:46 | 世界の動きから見えるもの
『駐在員が住みやすい海外居住地、 日本は37位』 VietJO記事。調査はInterNations(ドイツ)によるもので日本はなんと37位と低迷している。174か国・地域で生活する175の国籍の外国人1万2500人余りを対象として、◇生活の質、◇定住の容易度、◇海外勤務、◇個人収支、◇生活コストの5項目を評価し、点数化したもの。よく見ると何も今後経済成長力のある国である。残念ながら日本は物価が安くとも駐在にはあまり向いていない国になってしまった。インドネシア、ベトナムは今後大きく成長出来る国だ 、と言う評価だ。



抗生物質は中国製、供給面世界で混乱

2024-07-07 12:12:46 | 世界の動きから見えるもの
『中国依存の抗生物質、目指せ国産化 かぎは熟練の「職人技」』朝日新聞記事。「このままでは日本人の命を自ら守れなくなる」という危機感が高まり、国産化が再び動き出した。実際、ペニシリン系を含む「β(ベータ)ラクタム系抗菌薬」は、外科手術の際の感染予防や肺炎などの治療薬として幅広く使われているが、現在、原料のほぼ100%を中国からの輸入に頼る。2019年、イタリアや中国のメーカーでトラブルが起き、「セファゾリン」という抗生物質の国内での供給問題が発生している。抗生物質まで中国依存をしているとは知らず今後さらに不安をもたらす、のは間違いない。

心理的行動を読む力・表現力『自分で選んでいるつもり』

2024-07-06 07:44:37 | 世界の動きから見えるもの
モノが売れなくなった時代の新たなマーケティング戦略とは人間の心理行動科学で実証させることが必須となる、と感じた。この本書にはその具体例が多くある。心理的な表現(例:牛肉の場合赤味x%vs脂肪x%:良い部位を多くした表現)は購買への意欲を、参加への意欲を作り上げるのだ。よく知られた例ではものの選択は3つの選択肢に絞り、購買傾向の具体的数値を提示するなどだが、価格も3つの選択に超高額(誰もが選ばない:おとり)も入れるということ。「品切れの場合」は決して「在庫なし」ではなく「完売」として購買者に魅力をアピールすることも必須となる。
『自分で選んでいるつもり』リチャード・ショットン
「概要」「心の癖」を知れば、人の行動は変えられる。行動科学をマーケティングに応用する専門家が解き明かす、16と1/2の強力な心理バイアスと、ビジネスにおける実践例。
無意識のバイアスが「欲しい」を導く。「産出効果」や「レッドスニーカー効果」、「ピーク・エンドの法則」など、行動科学や心理学を応用し、メッセージやデザイン、見せ方を変えれば、購買行動は大きく変わる。ビジネスの成功の鍵を握る知見が満載!
ー行動科学は最強の武器である
    心理バイアスによる行動=マーケティング
    「キュー(きっかけ)」による行動変化:シンプルに単純が良い
    「不確実な報酬」がロイヤリティーの成功につながる(不確実な条件)
    選択肢を減らす
    「ドア・イン・ザ・フェイス」先に示すことをやってもらうつもりがない
        2年間のボランティアから今日1日限りで提案
     産出効果(なるほど、そいういことか、と思わせること)
    キーツ・ヒューリスティック(頭にスッと入る情報・言いやすいもの・見て分かるもの)
     具体性(見た目・ストーリーには統計を使う・綿密さと細かさ
    「ベースバリュー・ネグレクト効果」(量より割引提示)
     選択肢(3つ:$0、$9.99、$49.99)敢えて高級価格の選択肢を設ける(おとり表現を設ける)
    「100の法則」%数値vs絶対数(数値の表現力)
    「フレーミング」言い方を工夫    
        牛肉で赤味%と脂肪%の比較した場合どちらを選択するか
    得よりも損にファーカスする(損の方にマイナスイメージが先行する)
    「品切れの場合」の表現は「在庫なし」とりも「完売」とした方がいい
    選択の自由「この先はあなたの自由です」と選択を迫る
    「ハロー効果」 ブランドが有名ではない場合はハロー効果を期待
        マイナー印象とプラス印象を訴える(他への影響)具体的に示す
    「ピーク・エンドの法則」人の記憶に残りやすい部分だけを抽出


日本の技術大国と言われた時代が懐かしい

2024-06-25 12:27:51 | 世界の動きから見えるもの
『科学技術大国「中国」が上位独占、インドも急伸…Natureの研究ランキング。日本の存在感は?』Business Insider記事。日本は経済も科学技術の点でも驚くほど低迷しているのが分かる。次世代に期待出来るものを育てるという政策が欠けているとしか考えられない。残念で期待は当分できない気がする



日本の行末が見える外国人記者評価『米国人ジャーナリストだから見抜けた日本の国難』

2024-06-22 07:39:33 | 世界の動きから見えるもの
日本の少子高齢化、年金・医療費高騰など移民政策緩和がなければ日本は重税をしなければならない国になる。中国の台頭は米国とのG2となれば日本は孤立、インド、オーストラリアとの新たな協定しかない。政府の威圧でジャーナリズムが消えた乏しい記事内容(コピーに横流しが横行する大手新聞社・TV局)など外国人記者が思う内容だが、多くに賛同する。特に日本の官僚の慣習体制からなる記者クラブ(仲良しクラブ的存在)でジャーナリズムが欠乏しており読者がお金を払う質的内容が極端に乏しいとつくづく思う。(読みたい、読ませたいと言う独自取材での話題の欠乏と記者自身の知識情報不足だ)
『米国人ジャーナリストだから見抜けた日本の国難』マーティン・ファクラー
「概要」バブル崩壊で始まり「失われた30年」を過ごし停滞と閉塞感の中で時が流れた平成日本。フェイクニュースと極論、偏向に満ち溢れる平成末期。長年の低成長とデフレがもたらした「貧困・分断社会」という現実、そしてポピュリズムが生み出した民主主義の危機。この国をミスリードしてきた官僚や政治家、マスコミの在り方という問題だけでなく、国民を欺き続け盲目的な国民が多い構造こそ問題の根源にある。いま、どこをみても「問題だらけ」で、国難レベルの危機にあるわりには危機意識が足りていない人が多いのも現実である。
ー米国のような2大政党制が出来ない日本
    55年体制の自民党一党支配は官僚制度が基盤(政権交代が繰り返すモデルではない):自民党独裁は米国に都合が良い
日本の危機管理は杜撰
    3・11福島地震・原発事故では日本の危機管理が杜撰で一部政府機能不全だった
ー日本の既得権行使
    外敵配慮が商習慣的に多い(ホリエモン事件:異端児、カルロス・ゴーン:有価証券)
「弱い国家」の日本
    日米協定での位置付け・防衛・自衛隊(対外的弱体化した国家・国家主権がない)
    国の理想的なイメージがない日本(世論が分裂することが全くない社会)
ー官邸での権限重視
    官僚機構体制から官邸に絶大な権限を集中させ始めた(安倍政権からのシフト)
    閣議など数名の政治家で決定する会議・機密予算の不透明さ・政治資金の不透明さ
貧困層が多い日本の実態
    相対的貧困層率は15.7%(2007年)国民の7人に1人が貧困
    OECD加盟国30各国でも深刻な状態の日本(政府が事実・統計を発表しない)
    アベノミクスは超富裕層が得する構造(2011年5万世帯・人口の0.16%)
        日銀は400兆円を使い1~2%の経済成長を維持(高齢化社会の日本病を生む)
        株価を上げ、円安にして富裕層に貢献(決して貧しい人々を支援したのではない)
    格差問題はあれど抗議運動やデモ運動がさほど激化しない日本
    安くて美味しい物など国民は努力し「いいもの」(B級グルメ)を作り出している
    少子高齢化への処方箋は「移民国家化」しかない(さもなければ重税を国民に課す)
ー米中新冷戦時代
    在日米軍撤退は決して的外れではない(中国と米国との関係改善しだ位)
    中国習体制(無期限任期)vs米国大統領の改革開放と自由主義の方向次第
    日本の自衛隊にも「外国人技能実習生」的入隊・移民があっても不思議ではない
    沖縄本島(琉球政府)と本島との離別(日本政府への不信感)
    北方領土問題は解決する機運が今のロシアにはない(日米関係次第)
    北朝鮮での核放棄など決して望めない
    インド・オーストラリアとの新たな協定を結ぶ可能性は高い日本(日米関係の変化)
ージャーナリズムの欠落
    新聞を読まない層の拡大、それは成相世帯の記者クラブ(情報の横流し、コピー)
    新聞社、テレビ局など政府の言うがままの情報記事、または隠蔽体質に染まる
    独創性に欠け、ジャーナリズムに欠ける、政府のネタ欲しさに歪み沈む(大手新聞社)
    読者はメディアに対して対価を払う必要性を感じない(コピー、横流し横行)
    歴史をリアルタイム(信憑性を持った)で書くジャーナリストがいない日本
ー課題先進国
    教育でのグローバル化に欠け(世界大学ランキングでも低迷する日本の大学)
    教授・官僚の既得権権益を守ろとする習慣が続く(情報の共有化をしない官僚体制)
    移民政策が必須になる日本はドイツ・フランスを学ぶべき時期
    シリコンバレー・イノベーションは国籍民族問わず受け入れる(日本語だけ通用しない)
    観光立地など築地・豊洲移転で6千億円投下した見返りはない


人材不足で新たな課題が発生「サービス教育不足」

2024-06-18 12:01:44 | 世界の動きから見えるもの
『在日中国人が「日本のサービス」を見て「ここは中国か?」と思わずもらした衝撃の理由』現代ビジネス記事。人材不足で新たな課題と称したこの記事。日本でのサービス質的低下を招き、イメージダウンしている、と言う。例えば:メニューを聞いても店員が答えられなかったり、注文を間違えて聞いても、「すみません」の一言もなかったり、会計の金額を間違ったりするなど、以前の日本では「あり得ないことが増えた」、またようやく注文をして、料理が運ばれてきても、箸がなく、水も持ってこなかった、と言う。
課題は、人材教育でしょうが「人材不足で今までのサービスができないことをご理解ください」の貼り紙・告知もしておく事かもしれない。