今回の役どころは、「監視員」です。ボート協会関係者はスタート1~2km地点(帰りにはゴール前1km地点になる)で、選手が倒れたりした場合の救護要員でした。そのため、張り付き時間のほうは最大5時間半かけて走る人もいるので、前後も合わせて7時間程度となり、結構寒いものがありました。
①行き
スタートとともに、5分くらいで選手が5000人以上なだれ込んできて、もう知った人を探そうにももう誰がなにかよくわかりません。一段落すると今度は、10kmレースや5kmレースの方があり得ない速度で走ってくる。それを監視した後、見物客に道案内したり、お弁当を食べたり、結構暇な時間がありました。
対岸の20km地点の走っているのを見たりして。
②ゴール前
対岸の列が切れないうちの、もう先頭の選手が元気に帰ってきます。監視員も応援してくださいということになっているので、声を出したり、拍手して応援します。少しするともう声が疲れたので拍手だけで応援。半分を超えたくらいからは、拍手も疲れて、応援できませんでした。後半の選手は、もう疲れの形相で歩いたりしているので、頑張れとも言い難い雰囲気でした。
気付いたこと・・我々の前に「1km」などと書いた看板があるのですが、これが結構重宝するらしく、数十人くらいが、これに体重をかけて、足や背中を伸ばすのに使っていました。
あと1時間くらいでゴールが締まりそうになるころから、隣の高校生たちが、「一緒に走りませんか」と言って、ぼろぼろになったランナーを誘って元気付けて走って、ゴールしてからまた、1km手前にやってきて再び一緒に走りだします。ちょっと感動しました。
そして最後に、37km地点をかろうじてクリアしてきたランナーの後に、救護車や大会関係者の車がやってきて、一応我々の業務は終わり、後片付けして帰りました。
③思ったこと
・みんな一生けん命走っていて感動的でした。私も走りたい気持にもなりましたが、マラソンはとても無理なので。まあ10kmくらいでいっぺん出たいように思いました。
・あと4時間台前後で走っている人は、老若男女さまざまで、着ぐるみの方も含め、色々な方がいらしてました。ちょっといろいろな段階で走っている人がいて、皆さんどういう目的で、また何が楽しくて走っているのかなど、ちょっといろいろ考えさせられることもありました。
自分も、六甲縦走とか10回以上いっているのにねえ。なにが楽しかったのだろう。
写真 : ゴール前1km地点。 「一緒に走りませんか」