それでは、連載第4回目は、DD13 611をお届けします。
DD13 600番代は、DD13 300番代に重連総括制御を追加した形式、0番代に対する500番代と同じです。その一両が、北海道、小樽市総合博物館にて保存されます。
芝生の中に展示される同機、その関係で、撮影位置が制約されます(写真)。
別の時、横から(写真)。センターキャブ、前後が対称になっています。
また別の時の撮影(写真)。ヘッドライトは角2つです。
近代的な国産液体式ディーゼル機関車の記念すべき形式ですが、運転装置は2組で倍の整備が必要、また軸重が重く入線出来る線に制限があったこと、また操車場のハンプ運用には液体変速機の油温が上昇しやすく適さなかったことなど、多くの問題は指摘されました。しかし、これが国産化出来たことで、以降のディーゼル機関車の開発に重要な役割を果たしたことは、何の疑問もありません。その意味でも、偉大な形式なのです。
それでは、次回をお楽しみに。
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