Sengoku1985

何故、私は鉄道を撮り続けるのか?

The Romance#1

2012-12-16 | 鉄道写真

 敵対的国家の車両ばかり載せて、閲覧者もいなくなった当ブログ。その反省もあり、暫くは国内ネタを載せていきたいと思います。

 関東で、有料特急で行くのは日光か箱根です。日光は大体同じ形式の特急ですが、箱根は違う。色とりどりの特急が、頻発しています。その元祖は、小田急3000系、いわゆる”SE”と呼ばれる特急です。現在、小田急海老名検車区に2両保存されます。

 その内の1両、3021です(写真)。引退後、オリジナルの姿に復元されました。特急「乙女」を掲出しています。

 もう1両は3022、後に編成を短縮し”SSE”と呼ばれ、御殿場行き「あさぎり」となった時代の姿で保存されます(写真)。

 製造は昭和32年日車、昭和60年に川重で改造されています(写真)。それだけ先進的な車両だったのでしょう。新製間もない頃、東海道本線で速度記録を残した、という話もあります。

 3021には、「鉄道友の会」から、昭和32年「ブルーリボン賞」が授与されています(写真)。第1回受賞車両でした。

 3000系から発展して製造されたのが、3100系”NSE”です。3000系の技術に、名鉄パノラマカー同様の展望室を設けた車両(名鉄”パノラマカー”製造は昭和36年、”NSE”は昭和38年)、以降のロマンスカーの範となりました。そのうちの1両、3181が、開成駅前に保存されます(写真)。愛称は「ロンちゃん」だそうです。

 展望席の様子(写真)。名鉄”パノラマカー”同様に、運転席が二階に上がったことで、最前部が座席となりました。右側に階段が写っていますが、これは見学用に後年設置された階段、運用当時は上から梯子が降り、それを登っていました。

 運転席の様子(写真)。これも名鉄と大体同様です。

 初期のロマンスカーは、こんな感じです。しかしこれだけの名車が、この程度しか残っていないのは、少し残念な気がします。

 次回は、これを受けて製造された、後継車でしょうか。このシリーズは、少し続きそうです。

 それでは、次回をお楽しみに。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« The Museum#10 | トップ | The Romance#2 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

鉄道写真」カテゴリの最新記事