それでは、連載第137夜は、「京都鉄道博物館」ネタをお届けします。
前身の「梅小路蒸気機関車館」も閉館間近とのことで、朝早く行くと、横の方で何か人集りしています。行ってみると、梅小路の扇形庫の一線が延長されており、それが柵の向こう側、建設中の新博物館の車両展示場の前へと繋がっており、その線路を、緑色の車両が人力で押され移動しています(写真)。「トワイライトエクスプレス」エンブレムもあり、屋根高さ、及び屋根上クーラーから、スシ24とすぐに分かりました。
永く車番は不明でしたが、「京都鉄道博物館」関連書籍によると、スシ24 1で、サシ489改造の食堂車、クーラーは「キノコ形」のAU12で、489系初期車用の食堂車であったのが分かります。「エル特急」化で余剰となった食堂車、そのまま廃車の筈が、北海道向け寝台特急新設で復活、客車化、耐寒耐雪化で平成の世まで生き延びました。そして、博物館保存とは、何と運の良い車両でしょうか!
それでは、次回をお楽しみに。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます