それでは、連載第98回目は、DE10に話を進めていきたいと思います。
本線も、入換も出来るディーゼル機関車として、各種試作されたディーゼル機関車の一つで、DD51のDML61Zのインタークーラーを増強し1,250PSとなったDML61ZAを1機使用し、動軸を5つとして、整備重量65t、軸重13tを実現し、結果が良好であったため量産され、中型SL及び入換機を淘汰しました。国鉄分割民営化時にも、唯一JR全7社が所有、使用した機関車です。
試作機の1両、1号機は、永くJR四国多度津工場にて保存されていました(写真)。
その後同機は、伊予西条駅前、「四国鉄道文化館」南館所蔵機となりました(写真)。南館開館間もなくの写真です。
別の時の撮影(写真)。機関はDML61ZAで、トルクコンバーターはDW6に変更、DD51から進化した機関車です。
DD51に匹敵、いやそれ以上の傑作機であり、本線にも入換にも使用可能、JR全社で使用というも、納得のいくものです。
それでは、次回をお楽しみに。