それでは、連載第6回目は、DD14へと進めていきます。
DD14は、DD13の機関、DMF31S系列のディーゼルエンジンを2機搭載し、蒸気式ロータリー除雪車を置き換えるべく設計された機関車です。機関を2機搭載していることから、除雪と駆動に各1機ずつ使用することも可能でしたが、実際には他の機関車の後押しを受けて、2機とも除雪用に使用する例が多かったようです。
DD14 1は、北海道の「三笠鉄道記念館」にて保存されます(写真)。SL乗車体験側の写真です。運転台は片側に寄せ、機関は運転台後方に2台並んでいます。
別の時、一般展示側の写真です(写真)。前の羽根はマックレー車の掻き寄せ、そして本体でロータリー除雪を行い、遠方に飛ばします。これで北海道等で使用された「キマロキ」編成が置き換えられることとなりました。
なお、同形式も機関、変速機はDD13とほぼ同じ、夏期はロータリーヘッドを外し、入換等に使用可能でした。
それでは、次回をお楽しみに。