Dr.keiの研究室2－Contemplation of the B.L.U.E-

総豊＠蘇我　やっぱり凄ウマ！魚介豚骨醤油のラーメン！

2008-11-13 01:51:54

僕のラーメンの原点、総豊にsahibunoさんを連れていきました！（前回は臨時休業で振られていたのでリベンジということで！）

総豊は僕の原点。このお店がなければ、今の僕はない。ラーメンフリークの僕は存在していなかった。そういうお店があることがとても嬉しい。

でも、総豊自身、この10年で随分と変化した。当時の面影はほとんどないかもしれない。激的な変化はないが、ゆっくりとゆっくりと徐々に進化してきたのだ。まだわかめが乗っていた頃が懐かしい。まだ玉子が固ゆでだったころが懐かしい（マニアックにいうと、ゆで卵が4分の1サイズだった頃が懐かしい）。麺が縮れていた頃が懐かしい。魚介の旨味がほとんどなかった時代が懐かしい。けれど、今の総豊のラーメンも実に素晴らしい。独学で、悩み、考えながら作ってきた市川さんのラーメンには、歴史の重みと苦悩の痕跡があるのだ。借り物ではない≪ホンモノ≫の味がここにはある。

「いつ食べても変わらずに美味しい」、これがやはり料理の鉄則であろう。けれど、「少しずつ変わり続ける」、これもまた鉄則であろう。同じじゃだめ、でも、変わってもだめ。変わらなければ飽きられ、変わりすぎれば愛想つかされる。これは、料理の世界に限ったことではない。僕自身、（一応）プロの教師として日々教育活動をしているが、飽きられないで授業や講義をし続けるためには、少しずつ変えていかなければならないが、劇的に変わりすぎると信用されなくなる。変化したことに気付かれないで、変わり続けることはとても難しいのだ。

総豊のラーメンは、そういう意味で、絶妙な仕方で変化し続けているラーメンなんだと思う。しかし、値段は相変わらずお安い（苦笑）。sahibunoさん曰く、「もうあと100円高くてもよいラーメン」とのこと。安くて美味しい（そして、早くてボリューム満点！）。これぞラーメン！の地を行くラーメン屋さんなのだ。最近の世論では、「高かろう、よかろう」という風潮がある。けれど、高ければ美味しいっていうわけではないはずだ。安くて美味しいものも必ず存在する。安くて美味しくて量があって心がこもっている、それがBEST（最上級）なのだ！

さて、今日の総豊のラーメンだが、いつも以上に美味しく感じられた。毎回、多少のブレがあるのがここの魅力なのだが、今日のスープはいつも以上に味が一つにまとまって感じられた。豚骨、醤油、魚介のバランスがすごくよくて、10年前の初期衝動に近い感覚を得た。やっぱり僕はここのラーメンがぴったり合っているみたいだ。

昨年から導入した製麺機の自家製麺は、相変わらずの迫力で、量も半端ない。味のみならず、量でも僕らをノックダウンするのだ。ホント、ここの麺はすごく素敵。なんか生きている麺って感じで、ものすごい弾力性なのだ。言い過ぎかもしれないが、グミのような麺って感じだ。

黄金の煮玉子も健在。もっと多くの人にここの黄金の煮玉子を味わってもらいたいなぁ～　ここ以上の煮玉子は未だかつて一度も見たことがありません！（断言！）　半熟度合いは絶妙だし、味は黄身の芯まで沁みている。これほどの味付け半熟煮玉子は他にはない！　都内の人にももっと食べてもらいたいなぁ～・・・　チャーシューも本当に美味しいんだから！！

総豊
千葉県千葉市中央区南町3-18-9
043-266-1935
18:00～翌1:30(LO1:20)
日曜日ＯＦＦ

＊JR蘇我駅（京葉線・外房・内房線）から徒歩約10分。
　マルエツのななめ向かいにあります。
　オレンジ色の看板が目印。