Dr.keiの研究室2-Contemplation of the B.L.U.E-

「無駄なこと」

 

無駄なこと

僕は「役立つこと」が嫌いだ。「すぐに役立つ●●」というキャッチフレーズを見ると気持ち悪くなる。すぐに役立つことは、その場ではたしかに役立つのだが、後になると全く役立たないことが多い。胡散臭いのだ。役立つ恋愛マニュアルとか役立つビジネス本とか。「使えるもの」はどれも怪しい。

逆に役立たないこと、つまり無駄なことが大好きだ。無駄なことは楽しいのだ。短い目でみればなんの役にも立たないが、後々、じんわり役立つことがある。というか、無駄なことから新しい発想が生まれるのだ。 無駄のない社会は、味気ないし、温かみもない。

人間にも言えることだ。役立つ人間、つまり有能な人間って信用できない。胡散臭いからだ。逆に、役立たない無駄な人間は、役に立たないが面白い。無駄なことを好む人間は、変な人間が多い。どこか凡人離れしたところがある。妖怪好きの水木さんや、ラーメンフリークの人たち、音楽を愛する売れないバンドマン、バンギャやおっかけの人たち、そういう人たちには、実用性はないが、愛嬌がある。簡単に言えば、無邪気なのだ。

僕は無駄なことが大好きだし、無駄なことを一生懸命やる人が大好きだ。

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