散歩絵 : spazierbilder

記憶箱の中身

緑色

2007-09-20 16:40:41 | 植物、平行植物
写真の荒を隠そうとするあまり色々組み合わせたりフレームにいれたり文字を加えたり、段々ワンパターン化して安易なつまらない画像になりつつあります。。。。
が。。。。。

 


それは兎も角。。。。


先日園芸店にて菊の鉢植えを一つ買った。
最近菊に執心と言うわけではない。花色が面白いな、と思ったからだ。
緑色の花びら。(↑写真参照のこと)
以前雑誌か何かで、緑がかった色のあつもの菊を見て以来、淡い乳緑色の菊を手に入れたくて仕方ない。それは薄い緑色の泡立てクリームのようにふわりとした様子でなんとも美しかった。
今回私が手に入れた菊は緑といっても濃い目の緑で全く様子が違う。
連れ帰ってからいうのもなんだけれど、この菊が好きなのかどうかわからない。後から色付けした花ではないのだけれど、やけに人工的な感じがしてしまう。一つ花が折れてしまったので、小さな皿に活けてみた。鉢植えのままよりもこうした方が似合うかな、などと勝手な事を言っている。

今朝植木を点検していたら、無花果の実が一つ転がっていた。黄緑色の実だ。(↑写真右)
この無花果の鉢はある園芸店の誰も気付かないような裏の片隅に、あきらめられてどうにでもなれと放ってあるような感じにおいてあった一鉢で、直径10cm程の小さい鉢にチョロッとはえて、いわば無花果の盆栽風であった。今は直径30cmほどの鉢に植えられて妙な形に育っている。無花果は我が家に到着して数年間の冬に負けずに生きている。実るとは思ってもいなかったのだが、いつも小指の先ほどの実が現われてはポロポロ落ちてしまうので、小さな鉢植えでは無理なのだろうと思っていると今年は6つも(!)実が膨らみ始めて落ちずにいた。一番大きな実は少し色づいてきたなと思った途端、這い上がってガシガシと齧った奴がいてその所為か間もなく腐って落ちた。今朝落ちていた実は青くて小さいが無傷で、触るとや柔らかい。捨ててしまうのはなんだか忍びないので皮を剥いて食べてみると甘みが薄いとは言え、当たり前だがきちんと無花果の味がした。
なんだかとても嬉しく、小さな青い実は私の口の中に入って倍ほどに膨れたものか、充分な満足感を与えてくれた。
ちなみに私は無花果が好きだ。