NGC 7293 フェリックス星雲である。
友人が言うには面白いメイルがその又友人から届いたという事だった。
何でも『神の目』と呼ばれるフェリックス星雲を見つめて7つのお願いをするのだそうだ。丁度今7月7日までの間がパワーが強いので聞き届けられる確率大なのだという。
一体誰がそんなでっち上げ話を作ってばら撒いているんだろうね。ドイツではこんな話は聞かないから日本発のチェーンメイルなんじゃ無いかと思う。七つのお願いって言うのもなんだかね。丁度七夕様だし七月七日の七夕様までに七つのお願いを短冊にしたためましょうか?
まあ、悪質物騒な戯言では無し、場合によってはそれで夢見る楽しみを持つ人ありだろうからいいけれどね。
しかしこの
フェリックス星雲は確かに眼のように見える。
この写真を見ていてパッと思い出したのはフィリップ・K・ディックの『Eye in the Sky - 虚空の眼 -』だ。最もこれはディック自身が選んだタイトルではないらしい。別に話の中で空に眼が浮かんでいるわけでもない。陽子加速器ベヴァトロンの事故で見学者8人が意識不明になり、それぞれの深層心理が作り上げる世界がジェットコースターのように次々にあらわれそれぞれの世界で突拍子も無い話が繰り広げられて大騒ぎ、と言う話しだった。ディックの小説は随分沢山映画化されているけれど、これなども誰かがコメディのネタに使わないのかな?
NGC 7293に限らず星雲はどれも美しくて神秘的なものだ。