急に手元が暗くなって、私の視神経はついに異常をきたしたかと驚いて外を見たら。
空の色が黄色身が勝った灰色になっていて、見る間に雪が舞い始めた。 湿気た雪空。
こういうときには部屋の中をガンガンに明るくして元気な音楽を聴く。
Esbjoern Svensson Trio ”Good Morning Susie Soho” を聴いている。
日本でもこのトリオの公演があったようなのでジャズファンであればスウェーデンのE.S.Tの名は聞き覚えのある人も多いのかも知れない。
このアルバムを聴きながら短いインタヴュー記事を見つけた。
(聞き手:Dirk 以下Di、 E.S.T : Esubjoern, Magnus, Dan 以下E. M. D)
Di: 日本、カナダ、アメリカへのツアーから帰ってきたかと思ったら、明日はイタリア、スイスでの公演が始まるって聴いたけど、 スウェーデンのビール一杯がいくらだかもう忘れたんじゃない?
E: そりゃもちろん。。。ええっと。。。(以下スウェーデン語に切り替わる。)
M: いずれにしろ、4ユーロ以上だな、大抵それより高いけどさ。俺達どっちにしろドイツのビールの方がすきだね。
Di: ところで日本はどうだった?
D: なんだか、ポップスター並でね、下にも置かないって感じの扱いうけたんで驚いたよ。周りの人たちはいつも細心の注意を払ってくれて、礼儀正しくって親切だったよ。 もちろん飯もうまかったなあ、寿司ね。
M: 。。。。礼儀正しい寿司。。。。
Di: トルコはどおだった?
E: イスタンブールしか入らなかったけどね、皆親切で暖かかったよ。
D: 。。。それでもって飯が素晴らしかったね。
Di: それじゃあ、イタリアなんかも良かったんじゃない?
D: ああ、もちろんだよ! イタリアの飯は最高さ!
E: 彼等は全くもって素晴らしい食文化をもってるなあ。。。
M: 。。。それからさ、グラッパ! グラッパを忘れちゃいけない。。。
E: 。。。もちろんさ。
Di: 君達飯がうまいところを選んでツアー組むのかい?
E: いいや、違うけど色んな国で色んな素晴らしい食に出会うのって面白いもんだね。
Di: それじゃあ、イギリスはどうかい? 彼等の食文化さ?
E: ううん。。。まあね。でも。。そう、ロンドンはインターナショナルなものが食べられるしね。
D: それから、イギリスのビールは旨いよ。それで食事の事はチャラに出来るね。
M: 。。そうだなアイルランドじゃギネス飲めるし、スコットランドじゃ旨いウィスキーがあるもんな。
Di: ところで君達の活躍についてなんだけど、あっちこっちで賞もを貰って凄い評判だけどそれについてどう思ってる?
E: 賞を貰うと、でかいパーティーが開かれてさ、皆親切にしてくれるわけ。だけど翌朝目が醒めると今までとなあにも変わってないわけよ。 練習したり、なんだかんだやって、音楽をやるって事。 まあ、あんまり変わらないみたいだね。
M: 今回は8枚目の録音だけどさ、兎に角僕達は続けるって事だけ。。
(これ以上書くのも又退屈かもしれないので以下省略)
なんだかインタヴューの3分の2は飯旨い、酒旨いの話で盛り上がった様子で、個人的に好感度高し。
このアルバムもなかなか良かったです。
ちなみに彼等の好きな音楽のなかにはディープ・パープル、ポリスやラディオヘッドだそうだ。
さて、それでは私も美味しい物をいただくことにする。