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ROKSANのつぶやき

独断と偏見に満ちた時遊人の日記

HB-1試聴会

2010-01-23 22:12:25 | オ-ディオ
きょう、オーディオ南海西田辺店でKiso AcousticのHB-1の試聴会がありましたので参加してきました。



午後2時からの開催でしたが、3時前に到着したときには
既に10人ぐらいの方がいらっしゃいました。
いつもの感じと違ってさすがに試聴会という雰囲気でしたね。

何人か顔見知りの方もいらっしゃいました。
早速試聴会がはじまりましたが、
ヤマテツさん持参の綾香のCDがまるで
ライブ会場にいるかのようにステージが再現されており、
正直これ程まで凄いものとは思っておりませんでした。

昨年末に尾崎さんのところに修理を持っていった時もなっておりましたが、
「いいなぁ!」というぐらいで真剣に聴いておりませんでした。

改めて聴きなおすとこの凄さがひしひしと伝わってきます。
音場の再現の凄さと相俟って音像の実在感が半端ではありません。

普通どちらかが勝っておりこんなにもバランスの取れた表現は
いまだかつて聴いたことがありません。

しかし、このHB-1の凄さには続きがありました。
それは、ボディーの素材が3種類あるということです。
そして其の3種類がすべて別の音がするのです。



何とまぁ贅沢な選択が用意されていたものです。
標準の仕様がマホガニーです。それにメ-プル、
ハワイアン・コアの3種類です。
簡単に表現するとベーシックなマホガニーに対して
ハワイアン・コアは中低域の厚みと倍音の表現が
上下に留まることを知らずに伸びて行きます。

其れに対してメープルはマホガニーの伸びやかさは
そのままに細かい音も良く再現して
音楽の表現がより緻密になるようです。

個人的にはハワイアン・コアの響きが心の琴線にふれて、
音楽の浸透性が他を圧倒している感じがしました。

しかし、これで終わりではありません。
標準のマホガニーは既に3ヶ月ほど鳴らしこんでおりますので、
それだけエージングが進んでいます。

このエージングの進み具合がまた尋常じゃないようです。
歪む直前までパワーをいれてやり聴き込んで行きますと、
今度は其の時点ではまだ余裕があって歪む気配はまったくなくて、
まだ先のポイントまでパワーが入るようになるとの事です。

当然ながらこのようにエージングが進むスピーカーは類がありません。
楽器のようですね?と質問すると「楽器ですから!」
と答えが返ってきました。

これは、一度体験すると抜けられなくなるでしょうね。
私など当面は先立つものがありませんので、
誘惑に負けることはないと思いますが

いま、スピーカーを探しておられて、
予算的に許せば迷わずに行ってしまうでしょうね。
でも、ハワイアン・コアはマホガニーの1.5倍の価格だそうです。