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ポチの女房

専業主婦のつぶやき

ゲゲゲの女房 最終回

2010-09-25 22:25:24 | ゲゲゲの女房
玄関で、4人を見送るイカル。
「悔いのないようにお別れしてきなさい。ミヤコさんのことをくれぐれも。」と布美枝さんに声をかけます。
仏壇に向かって、イカルがイトツの遺影に話しかけます。
「お父さん、源兵衛さんと仲良くやってごしなさいよ。何もかも正反対、案外楽しくやれるかもしれませんね。いずれ、私もおじゃましますけん。」と手を合わせます。

源兵衛さんの葬儀は、大塚の家でとりおこなわれました。
飯田家の墓所に続く道には、真っ赤な彼岸花が風にゆれていました。

台所では。
「懐かしいなあ、うちの台所のにおい。」といずみさん。
「落ち着くなあ、うちの台所は。」と布美枝さん。

源兵衛さん、用事があるときは、貴司さんのおもちゃのラッパを吹いていたそうです。
調子のよいときは、詰め碁をうっていたとか。
「テレビも楽しみにしておられましたよ。悪魔くんの初めての放送の時、お父さん、喜んで。」と邦子さん。
「私ら、みんな、お父さんに婿さん決められたようなもんだったけど。だけん、こげしてみんな幸せにやっとるんだけ、やっぱり見る目があったのかな。」とユキエさん。

子供たちに、「鬼太郎、目玉親父書いて。」とせがまれ、スケッチブックにねずみ男を書く水木さん。
「こげなときに、絵を書いて笑っとったら、いけんかな。」と布美枝さん。
「ううん、嬉しそうに見ちょうわ。お父さん満足しとるよ、何でもない普通の人生だったけど、俺はこれだけのものを遺したんだぞって。彼岸花の咲く頃に亡くなった人は、ご先祖様に守られてあの世にいけるっていうんだよ。よかったね、お父さん。」とミヤコさん。
一反木綿を書く水木さん。子供たちが、「一反木綿だ。」
「似とるだろう。」と布美枝さんの方をさして。「もう、また言っとる。」と布美枝さん。
笑い声が広がります。
「お父さん、みんな笑って暮らしとるよ。」と源兵衛さんの遺影に話しかける布美枝さん。

水木さんと布美枝さん、二人で散歩に出かけます。
スケッチする水木さん。まわりは彼岸花です。
「お父ちゃん、私でよかったのかな。」
「横見たら、いつもお前が立とったなあ。ぼんやりした顔して。」
「あら、ぼんやりですか。」
布美枝さんの肩をたたき、「よかったんじゃないか、お前で。」「お父ちゃん。」
「そろそろ行くぞ。」「はい。」

第1回で見た風景です。
「なんかおるよ。」「ええか、振り向いたらいけんぞ。」
布美枝さんの左手と水木さんの右手が、しっかり握られます。
「ベトベトさん先へおこし。」と二人で。「行ったようだな。」と水木さん。
「お前、よう知っとったな、ベトベトさんの呪文。」
「昔、教わったんです、見えんけどおる。」
「見えんけどおる、か。」
まさか、第1回で、布美枝さんが右に立ち、左に茂さんと思われる人が立ったことに意味があったとは。なぜなら、水木さんは、その後左手を失うことになるので、逆だと最終回では手をつなぐことができないのですよね。山本むつみさんには、第1回を書いたときから、最終回の構想があったのでしょう。

「おーい」と声が聞こえて、振り向く二人。『ありがとう』が、始まります♪
鬼太郎、目玉おやじ、一反木綿、ぬりかべ、猫娘、砂かけ婆、子泣き爺、悪魔くん、河童の三平の姿が。
「なーんだ、みんなおったのか。」と水木さん。
「ずーっと一緒だったんですね。」と布美枝さん。
「さて、行くか。」「はい。」

今日のふたこと
「まだまだこれからだ。」「はい。」

水木さんと布美枝さんのドラマ上、最後のことばです。
二人でゆっくりと歩いて行きます。
「いま、ゆっくりと歩いて行こう。」という『ありがとう』の歌詞にぴったりです。

最後の写真「安来の風景、永遠のふるさと」に二人の姿が!!!

ついに終わってしまいました。
爽やかな最終回だったと思います。
いろいろな想いはありますが、このドラマに関わったみなさんに、「すてきなドラマを、ありがとう。」と言いたいです。