真夏の方程式 ★★★★

２０１３年　福山雅治　吉高由里子　杏　風吹ジュン

あらすじ　きれいな海に面した玻璃ヶ浦で計画されている、海底鉱物資源の開発。その説明会に招待された物理学者・湯川学（福山雅治）は、緑岩荘という旅館を滞在先に選ぶ。そして、そこで夏休みを過ごす旅館を営む川畑夫婦（前田吟、風吹ジュン）のおい、恭平と知り合う。次の朝、堤防下の岩場で緑岩荘に宿泊していたもう一人の客・塚原の変死体が発見される。図らずも事件に直面した湯川は、旅館廃業を考えていたという川畑夫婦や、夫婦の娘で環境保護活動に奔走する成実（杏）らと塚原の思わぬ因縁を知る。

これは、、、、容疑者Xと似てるなあ。ドラマシリーズのガリレオとは全然違った。後味が悪い。面白くなかったかと聞かれるとそうでもないけど映画にする価値は無い。2時間スペシャルで十分。何となくそうじゃないかなって思う要素はあるんだけど、構成はなかなかよくできています。伏線もあるし、ちゃんとつながっていくんです。吉高由里子いるかな？？まあ、刑事役は必要だろうけど、湯川先生はあくまでも一般人なんですけどぉ、取調室に普通に入れるのが不思議だわ。物理学者の本領発揮はあのロケットの実験の時だけだった。気になったのは湯川先生ってちょっとお腹がでてるかも？そこはもう少し絞ってくれればいいんだけどなあ。

少しネタバレです。

あの状況であっさり犯人の身代わりになれるかしら？？？母親は子供を妊娠して母性本能が出てくると思うけど、父親って育てながら父性って培うものじゃないかしら。あの状況ですぐ？？？って言うのはちょっとねええ。結局その不倫がず～～～～っと尾を引くわけよ。事の始まりはそれでしょ。それを考えると因果応報って事かもしれない。あの刑事なんで気が付いたのかしら？その十字架を一生背負わすことが娘を守ったことになるのかしら。ま、でも彼女がつかまればすべての秘密も露呈してしまうのも、、。ごく個人的な事なのにさ。でも一番驚いたのは、湯川先生の実行犯って言葉よ。ええええええーーーーー！！！それはないじゃん！！！前田吟がどうして足が悪かったのか、、そのためなのか、、。それは衝撃的だったしその後の事を考えるとさらに、、、。杏ちゃん、最後もしかして？って思ったけど、、それはなかったのね。あの子を守れって湯川先生が。

あの少年たぶん、物理学者を目指すんじゃないかしら。理科は嫌いって言ってたけど。

後味が悪いんです。とにかく。モンスターズインクにすればよかったかも。湯川先生がお好きな方にも萌え萌えなんだろうけど。まあまあ評判が良かったので見に行きましたが、、奇跡のリンゴのほうがよっぽどよかったなあ。私的には。泣けなかったし。ただ周りの役者さんの演技力はさすがでした。前田吟さんも風吹ジュンさんも杏さんもよかったわ。引き込まれました。あの実父もねえ。肝心の主役の二人はまあまあってところかなあ。あまり感情の起伏がないキャラなのでこんな感じかもしれないけど。湯川先生、子供は苦手じゃなくて嫌いだそうだけど、いいパパブリだったわ。無愛想ながらも。一番彼を心配していたのは湯川先生だね。間違いなく。