New ・ サワラちゃんの
加計呂麻島日記
& 貝殻採取
007
江仁屋離
梅雨といっても余り雨量が多くない今年。とはいっても今年はエルニーニョ現象で、6月に際立って雨量が多くなるとの気象予想が出ています。今雨量が少なくても、必ずと言ってよいほど帳尻を最後に合わせて来ます。充分注意しなければなりません。
先日、加計呂麻島の実久の離島・江仁屋離で、陸海空自衛隊の離島奪回訓練が行われました。初めの写真は島の林道の頂上から、「江仁屋離」島を眺めた景色です。この位置は展望台になっています。<離>は島と言う意味です。近くには「須子茂離」などという名称の島もあります。
島の水平線の向こうは中国大陸。見えませんけれど・・・・良かったですね (^-^)
上陸訓練
加計呂麻島の西端にある<実久>集落の情景
江仁屋離は岬の断崖の向こう側に在ります。岬の小さな港からボートや小船に乗ってすぐです。実久は元々旧日本海軍の陣地でした。最盛期には2.000人程が居たとのこと。現在でもコンクリートの兵舎や、砲台跡、弾薬庫跡が残っております。江仁屋離にも陣地が在りました。今回この島を訓練地に選んだのは当然といえば当然の選択です。
実久の浜
爺の貝殻採取地の一つ。ここはフィリッピンから流れてきた、貝、魚類、亀、そして中国大陸方面、韓国からのゴミの終着駅の地。最近はゴミのほうが多いくらい。お陰で貝のほうはさっぱり。美しい珊瑚礁海岸の地ですがね・・・・残念 (^~:)
問題の尖閣諸島は沖縄の向こうですが、この島全体が戦前軍事基地であった関係で、ある面では沖縄より危険度が高いのではないのでしょうか。沖縄は米軍基地がありますので攻めにくいが、加計呂麻島は自衛隊のみ。今後奄美群島の自衛隊の数は可也今より増加しそう。
古仁屋・・向かいは<加計呂麻島>
経済面から見ると、人口も増えてプラス効果がありますが、政治情勢が不安定な現在では、危険度が増しますので大きなマイナスの面が出てきます。現在の古仁屋は言わば準軍港的な存在。至る所に<自衛隊歓迎>の看板が立っている。平時は良いのですがね。いざとなれば危険がいっぱい。離島ですから海上での物資補給が主ですのでね・・・・・
人口が恒常的に減少傾向で、経済力も落ちてきていますので、自衛隊の増加は家族も来るでしょうから、島にとって一種の起爆剤になります。加計呂麻島は一時20.000人ほど居たそうですが、最近は1.000人の辺りでしょうか。なかなか難しい舵取りが必要な問題です。
喫茶店でちょっと一服
中国戦闘機SU27
またまた事件が起きました。こんどは東シナ海のど真中。 互いのずれた防空識別圏の中。自衛隊の偵察機2機の後方から、ミサイル搭載の中国戦闘機が超至近距離から接近したとのこと。まかり間違うとトンでもない事になる。もし、近くに日本の戦闘機が居たならどのようになっていたか。
アメリカの偵察機なら・・・・いやいや・・・先般は南シナ海で、アメリカの軍艦の進行方向に突然、中国の揚陸艦が割り込んだケースもありました。兎に角、中国軍は戦前から現在に至るまで、海上戦闘経験が皆無なので、現場の諸兵が危機感を知らないという、致命的な欠陥がある。
尖閣諸島
やる事がそこいらのチンピラと同じ行動をとる。甘やかすとどこまでも付け上がる。けじめはそろそろ付けないといかんでしょうな。「集団的自衛権」に喧々諤々の議論がなされているが、学者の一見全うな理屈は現実的な面では役に立たない。彼らは実際の現場は知らないものが多い。
卓上の空論は役に立たない。
南西諸島貝殻学入門
&
貝殻図鑑
南西諸島も入梅してから暫く経ちました。雨が比較的少な目の感じです。終わり頃が少し心配。先日、天気の良い日に郵便局に出かけた帰り、海岸を訪れてみました。そこそこの感じ。先に行けば行くほど心細い収穫になって来ましたが、最後にホームラン一本!
それでは戦果をご紹介!
大島海峡での収穫-01
大島海峡での収穫-02
飛び切り良い物はありませんでした。まあ、そこそこの感じ。先ずは適宜ご紹介!
チヒロガイ & ナデシコ
この手の貝は片側が殆どですが、今回は比較的大きく、色合いも鮮明です。
イボソデ
中位の大きさですが殻の鮮度は抜群!先端まで磨耗なし。
ジュドウマクラ & タカラガイ
浜のある部分に集中的にタカラガイが落ちていた。誰かが意識的に浜や水中でとった貝を、そこで選別した跡らしい。幼貝は要らなかったらしい。恐らく見た目に良い<ハチジョウダカラ>、<ヤクシマダカラ>などはないところを見ると、それだけはしっかりGet したらしい。
この海岸は潜れば可也珍しい貝が収穫出来そうなので・・・
紫色の貝達
ベニタケ & マキザサ
ベニタケはツメタガイの被害を受けやすいらしく、海岸に打ち上げられるものの内、大部分に殻に穴が開いている。<マキザサ>は珍しく拾いました。なかなかお目にかからない。
?
<フデガイ>や<ツクシガイ>の仲間は難しい・・敬遠
これも何だか不明・<ミヤコボラ>だろうか?
「フジツガイ科」・「オキニシ科」の仲間なのだと思うのですが、白黒茶の貝が解らない。殻が破損しておりますが、始めてみた貝です。磨耗はしておりません。人為的に割られたかも?
すぐ殻を壊す「馬鹿!」が居る。身だけ上手に持っていけ
テツボラ & キナレイシガイ
そのような訳で、先ず先ずの戦果を挙げて太平洋岸に向かいましたが、その後さっぱり。最後のプライベートゾーンの最後の最後で、オームランをかっ飛ばしました。
フジデサソリガイ ・ 140mm
砂浜の渚付近の砂の上に、生の状態で転がっておりました。生きてはいませんでしたが<フジデサソリ>では、初めての経験でした。ホンの少し棘が破損しておりますが、拾いでは珍しいほど完品でした。新鮮その物でしょう。大きさも先ず先ず。
この手の貝は棘が命。海中でしたら折れないのですが、打ち上げはほぼ無理。ようもまあ折れなかったね(^~^)
サソリガイ ・ フィリッピン
手持ちの<サソリガイ>達
左側が加計呂麻島、右がフィリッピン産
現在漂白中の<テングガイ>
先回、自宅の裏の海辺でに投げてあった<テングガイ>。なかなか漂白が上手くいかない。厚く殻に石灰が覆っている。金ブラシで擦ってもなかなか落ちない。
でも、今回は付いていたかもしれない。何事も無心で望むのが肝心でしょうか。
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