New ・ サワラちゃんの
加計呂麻島日記
& 貝殻採取
006
加計呂麻島・生間港の昼下がり
このところ連日雨がちな日が続いております。久しぶりに大島本島・古仁屋に買い物に出かける。いつもの海上タクシーに乗船するも、¥350円の船賃が突然¥400円に値上げになっている。消費税は3%値上げは分かっていたが、どう計算しても合わず??? <て~げ~・て~げ~計算>はこんなものか。
海上タクシー・古仁屋
海上タクシーは定員12人。時によっては港で置き去りにされることあり。今回も学校の先生が一人とり残された。一応、乗船数は<てげ~てげ~>は許されない模様。先生は1時間後に海上タクシーかその後のフェリーに乗船したであろう。何せ大島海峡は潮の流れが速いから、泳ぐわけもいかず。
最近はAMAZONオンリーで本州から生活必需品の殆どを賄っている。「刺身」や純然たる生もの以外は、通信販売で事足りる。AMAZONは運送料無料商品が多い。本土のマーケットはもっと安いかも知れぬが、自宅まで<クロネコヤマト>さんに持ってきて貰える。安全と時間の無駄を省くと、結果的に安く付く勘定になる。
島の道路は急峻な崖を九重九曲がりに削った県道、町道、林道である。トンネルは僅か3本。だからいつも海辺から数十m、百mも上の山の斜面を通る羽目になる。2斜線の道は僅か。全幅・1車線、0.5車線も場所によってはある。だから安全を何時も考慮する。そのな訳で<クロネコヤマト>さんには感謝している。
インターネットが普及していないので、殆どの方が車やバスで港に向かい、海を渡り、買い物に出かける。島内には移動販売業者もいるが、販売品目の内容と価格には不満が出てくる。それでも貝殻採取の途中で<肉の販売車>で、所要の肉を購入することもある。タイミングがよければ・・・
月桃
自宅の庭のそこらじゅうで咲き始めた月桃<さねんばな>
葉は笹の葉に似る。用途は同じ
名称・・?
毒草なので島人には嫌われる。その割にはきれいな花。
崑崙花
時間はいつもゆったりと流れている。海上タクシーやフェリーに乗り遅れると、1~2時間は待たねばならない。島人は大して気にしない。気にする人は本土からの移住者か観光人のみ。
いざ、就航!
<てげ~、て~げ~>・・その内来るさ。気にしない、気にしない。そこら中で、爺ちゃん婆ちゃん達の明るい会話が始まる。ここは情報の発信場所でもあり、収集場所でもある。皆見覚えのある人ばかり。
その内迎えの魚船が来ると数人ずつ消えていく。<じゃ~、またね~>なんて言いながら・・・・
その内にフェリーが出航する・・・
加計呂麻フェリー
時間通りに動くのはフェリーと海上タクシー のみかな。島時間は別に流れている。訪問時間、待合時間は特にそのようである。<6時に会おう>・・・・・実際、出会ったのは6時30分??
・・・怒っちゃいけない
眠いな~、Nemuina~
喫茶店でちょっと一服-01
またまた煙たい匂いが漂い始めた~
タイ・全土で戒厳令発動 !
この国は厚い仏教徒の国なのですが、ときどき非常事態宣言や戒厳令が発動されます。南国の方々らしくノンビリムードの所もあるのですが、昔から戦争や紛争が絶えないところです。他国による支配された期間も長く、フランスや日本の占領などがありました。
今回の騒動の遠因は国内問題のようです。最近インラック首相が辞任しました。都会と農村の大きな経済格差がその原因のようです。有る面では中国と同様の問題を持っておりますが、政治体系が違います。長引くと観光や一般経済活動に大きな影響が起こります。お隣のミャンマーは以前と違って落ち着いて来ております。アウンサン・スーチー氏の表舞台の登場が、大きな変革の原因でしょうか。ミャンマー=ビルマ、タイ=安南 は古来より、日本と深い関係が有りました。
南シナ海
中国政府の「岩礁」の解釈
<これでも島だ!>・中国 <沖ノ鳥島は岩だ>・中国
中国政府の柔軟で、且つ、アザトイ勝手な解釈は賞賛に値する。
これだけすばらしい解釈をするのですから「南沙諸島=中国領土」は朝飯前の話。
子供でもこうはいかないのですが・・いやはや
ということで終わろうとしたら・・CNN Newsが飛び込んできた!
テロ・ウルムチ・・死者31人、負傷者94人
<もう、止めて下さい!><先月テロが有ったばかりなのに!>
加計呂麻島・江仁屋離で自衛隊陸海空が離島奪回訓練
折も折、近所の海・東シナ海で中露合同演習中!
ある面では目と鼻の先の距離。F15でしょうか、爺の家の上を飛んだようだ?凄い爆音がした。
爺も臨戦態勢に入る。近所の爺さん、婆さんは<知ら~ん!>って。
<白洲能面学 & 面打ち>は別ブログで引き継がれることになりました。
http://blog.goo.ne.jp/shirasumasakonoumen/
南西諸島貝殻学入門
&
貝殻図鑑
大潮の干潮の日、本日は-3cmでした。裏の浜に降りてみると昨日どこかの若者達が、近くの岩礁で貝取りをしたのでしょうか。砂浜に貝殻が放り投げてある。中身だけ取り去って帰ったらしい。牡蠣の仲間が殆どであった。近くには小さな可愛らしい貝が放り投げてある。
ここいらの人達は貝殻の重要性は余り認識していない。爺のように貝を水槽で飼うなんて思いもよらないらしい。小さな<リュウキュウツノマタ>を水槽で飼っている。
リュウキュウツノマタ
緋色の生身で、その先っちょに焦げ茶の蓋が牙のようについている。
リュウキュウツノマタ
近くの渚で体長70mmの<アオイガイ>を見つけた。先回の120mmの一回り小さいサイズであるが、ヒットかな。
大ヤドカリ (水槽内)
殻長150mmの<アツソデ>の殻に入居中のヤドカリ君。釣り餌の海老を毎日与えている。元気いっぱい!一晩中水槽で騒ぎ、ガラガラと殻を引きずる音が廊下に木霊する。日中は居眠り三昧の生活。挙句の果てには水槽の浄化装置をぶっ壊す狼藉を働く。とうとう隣のちいさな水槽に独居拘置となる。水嵩を浅くしたので簡単には動けない。
浄化装置(これを力づくで破壊する)
止むを得ず、<サラサバティー>の大きな貝殻で、周りをガードするはめになった。
本当は海に返せばよいのだが、爺はアツソデの殻が欲しいのだ。何時になったら目的が果たせるやら。ヤドカリは新鮮な見た目に綺麗な貝殻に入りたがる。という訳で人間と争いがいつも絶えない。すぐ強制退去して貰いたいのだが、そう簡単に問屋は卸さない。ただ、待つのみ。何時になることやら・・・・
フジツガイの仲間
浜からの帰りかけに、岸壁の上から海中を見たら、大きな貝殻が海中に棄ててある。見かけは<テングガイ>くさい。早速、長靴を履きなおして海中に入った。案の定200mm以上の大物が2個。貝殻から太い貝の肝が出てきた。蓋は持ち去られたようである。<蓋ぐらい置いていけ!>とか何とか。
先回のブログで掲載されたこの写真の貝は、あるHPにあった写真。<ダイミョウガイ>かと思っていたら、NGのコメントがありました。沖縄本島・浅瀬の砂浜でGetしたものらしいのですが・・・・されば、これは何??
正体不明の貝
&
やっと同定できました。
ヒラザクラ
実は先ほどの近所の浜辺で大きな貝を2個拾いました。
現在、問題の貝は「漂白剤」で漂白中。次回公開予定。
これが漂白中の貝・・・・「微小貝DB」から掲載。
最後に小物を3個を紹介。<ムラサキツノマタモドキ>、<ハナマルユキ>、<コモンダカラ>の幼貝でした。
これくらいが一番扱いやすい大きさ
今回の採取で自宅の裏の海岸の貝の生息多様性に驚く。夏には潜ってみようと思うのだが・・ここは意外と深そう。
何せ戦艦武蔵(72、800トン)が停泊していた湾内である。浅いはずはない。
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