茜ちゃんの「島日記」

奄美群島から文化の発信を試みております。自然・文化・民俗学など想い付くままの事柄どうぞお聞きください。

New ・サワラちゃんの加計呂麻島日記-006

2014年05月23日 | 教育

 

 New ・ サワラちゃんの

 加計呂麻島日記 

 貝殻採取

006

 

 

 

 加計呂麻島・生間港の昼下がり

 

このところ連日雨がちな日が続いております。久しぶりに大島本島・古仁屋に買い物に出かける。いつもの海上タクシーに乗船するも、¥350円の船賃が突然¥400円に値上げになっている。消費税は3%値上げは分かっていたが、どう計算しても合わず??? <て~げ~・て~げ~計算>はこんなものか。

海上タクシー・古仁屋

 

海上タクシーは定員12人。時によっては港で置き去りにされることあり。今回も学校の先生が一人とり残された。一応、乗船数は<てげ~てげ~>は許されない模様。先生は1時間後に海上タクシーかその後のフェリーに乗船したであろう。何せ大島海峡は潮の流れが速いから、泳ぐわけもいかず。

 

 

最近はAMAZONオンリーで本州から生活必需品の殆どを賄っている。「刺身」や純然たる生もの以外は、通信販売で事足りる。AMAZONは運送料無料商品が多い。本土のマーケットはもっと安いかも知れぬが、自宅まで<クロネコヤマト>さんに持ってきて貰える。安全と時間の無駄を省くと、結果的に安く付く勘定になる。  

 

 

 島の道路は急峻な崖を九重九曲がりに削った県道、町道、林道である。トンネルは僅か3本。だからいつも海辺から数十m、百mも上の山の斜面を通る羽目になる。2斜線の道は僅か。全幅・1車線、0.5車線も場所によってはある。だから安全を何時も考慮する。そのな訳で<クロネコヤマト>さんには感謝している。

インターネットが普及していないので、殆どの方が車やバスで港に向かい、海を渡り、買い物に出かける。島内には移動販売業者もいるが、販売品目の内容と価格には不満が出てくる。それでも貝殻採取の途中で<肉の販売車>で、所要の肉を購入することもある。タイミングがよければ・・・

 

                                                  月桃

                                              

 

     自宅の庭のそこらじゅうで咲き始めた月桃<さねんばな>

葉は笹の葉に似る。用途は同じ

名称・・? 

 

毒草なので島人には嫌われる。その割にはきれいな花。 

崑崙花 

 

 時間はいつもゆったりと流れている。海上タクシーやフェリーに乗り遅れると、1~2時間は待たねばならない。島人は大して気にしない。気にする人は本土からの移住者か観光人のみ。

いざ、就航!

                                             

<てげ~、て~げ~>・・その内来るさ。気にしない、気にしない。そこら中で、爺ちゃん婆ちゃん達の明るい会話が始まる。ここは情報の発信場所でもあり、収集場所でもある。皆見覚えのある人ばかり。

その内迎えの魚船が来ると数人ずつ消えていく。<じゃ~、またね~>なんて言いながら・・・・ 

その内にフェリーが出航する・・・

加計呂麻フェリー

 

時間通りに動くのはフェリー海上タクシー のみかな。島時間は別に流れている。訪問時間、待合時間は特にそのようである。<6時に会おう>・・・・・実際、出会ったのは6時30分??

 ・・・怒っちゃいけない

 

眠いな~、Nemuina~

 

 

 

 喫茶店でちょっと一服-01

 

 

 

またまた煙たい匂いが漂い始めた~ 

 

 

タイ・全土で戒厳令発動 !

 

 

この国は厚い仏教徒の国なのですが、ときどき非常事態宣言や戒厳令が発動されます。南国の方々らしくノンビリムードの所もあるのですが、昔から戦争や紛争が絶えないところです。他国による支配された期間も長く、フランスや日本の占領などがありました。 

今回の騒動の遠因は国内問題のようです。最近インラック首相が辞任しました。都会と農村の大きな経済格差がその原因のようです。有る面では中国と同様の問題を持っておりますが、政治体系が違います。長引くと観光や一般経済活動に大きな影響が起こります。お隣のミャンマーは以前と違って落ち着いて来ております。アウンサン・スーチー氏の表舞台の登場が、大きな変革の原因でしょうか。ミャンマー=ビルマ、タイ=安南 は古来より、日本と深い関係が有りました。 

南シナ海

 

 

中国政府の「岩礁」の解釈

 

         <これでも島だ!>・中国         <沖ノ鳥島は岩だ>・中国

                

 

中国政府の柔軟で、且つ、アザトイ勝手な解釈は賞賛に値する。 

これだけすばらしい解釈をするのですから「南沙諸島=中国領土」は朝飯前の話。

子供でもこうはいかないのですが・・いやはや  

ということで終わろうとしたら・・CNN Newsが飛び込んできた!

テロ・ウルムチ・・死者31人、負傷者94人

 

<もう、止めて下さい!><先月テロが有ったばかりなのに!>

 

加計呂麻島・江仁屋離で自衛隊陸海空が離島奪回訓練

折も折、近所の海・東シナ海で中露合同演習中!

ある面では目と鼻の先の距離。F15でしょうか、爺の家の上を飛んだようだ?凄い爆音がした。

爺も臨戦態勢に入る。近所の爺さん、婆さんは<知ら~ん!>って。

 

 

白洲能面学 & 面打ちは別ブログで引き継がれることになりました。 

 

 

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南西諸島貝殻学入門  

&  

貝殻図鑑

 

 

 

 

大潮の干潮の日、本日は-3cmでした。裏の浜に降りてみると昨日どこかの若者達が、近くの岩礁で貝取りをしたのでしょうか。砂浜に貝殻が放り投げてある。中身だけ取り去って帰ったらしい。牡蠣の仲間が殆どであった。近くには小さな可愛らしい貝が放り投げてある。

ここいらの人達は貝殻の重要性は余り認識していない。爺のように貝を水槽で飼うなんて思いもよらないらしい。小さな<リュウキュウツノマタ>を水槽で飼っている。

 

リュウキュウツノマタ

 

緋色の生身で、その先っちょに焦げ茶の蓋が牙のようについている。

リュウキュウツノマタ

 

近くの渚で体長70mmの<アオイガイ>を見つけた。先回の120mmの一回り小さいサイズであるが、ヒットかな。

大ヤドカリ 水槽内

 

 

殻長150mmの<アツソデ>の殻に入居中のヤドカリ君。釣り餌の海老を毎日与えている。元気いっぱい!一晩中水槽で騒ぎ、ガラガラと殻を引きずる音が廊下に木霊する。日中は居眠り三昧の生活。挙句の果てには水槽の浄化装置をぶっ壊す狼藉を働く。とうとう隣のちいさな水槽に独居拘置となる。水嵩を浅くしたので簡単には動けない。

 

浄化装置(これを力づくで破壊する)

止むを得ず、<サラサバティー>の大きな貝殻で、周りをガードするはめになった。

本当は海に返せばよいのだが、爺はアツソデの殻が欲しいのだ。何時になったら目的が果たせるやら。ヤドカリは新鮮な見た目に綺麗な貝殻に入りたがる。という訳で人間と争いがいつも絶えない。すぐ強制退去して貰いたいのだが、そう簡単に問屋は卸さない。ただ、待つのみ。何時になることやら・・・・

フジツガイの仲間

 

浜からの帰りかけに、岸壁の上から海中を見たら、大きな貝殻が海中に棄ててある。見かけは<テングガイ>くさい。早速、長靴を履きなおして海中に入った。案の定200mm以上の大物が2個。貝殻から太い貝の肝が出てきた。蓋は持ち去られたようである。<蓋ぐらい置いていけ!>とか何とか。

 

先回のブログで掲載されたこの写真の貝は、あるHPにあった写真。<ダイミョウガイ>かと思っていたら、NGのコメントがありました。沖縄本島・浅瀬の砂浜でGetしたものらしいのですが・・・・されば、これは何??

正体不明の貝

 

やっと同定できました。

ヒラザクラ

 

実は先ほどの近所の浜辺で大きな貝を2個拾いました。

現在、問題の貝は「漂白剤」で漂白中。次回公開予定。

これが漂白中の貝・・・・「微小貝DB」から掲載。

 

最後に小物を3個を紹介。<ムラサキツノマタモドキ>、<ハナマルユキ>、<コモンダカラ>の幼貝でした。

これくらいが一番扱いやすい大きさ 

 

 

今回の採取で自宅の裏の海岸の貝の生息多様性に驚く。夏には潜ってみようと思うのだが・・ここは意外と深そう。

何せ戦艦武蔵(72、800トン)が停泊していた湾内である。浅いはずはない。

 

 

 

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