あじさいとトンカツの間に一般的な関係はない。しかし特定の条件の下では中々良い関係がある。それは鶴ヶ島方面のあじさいの季節のオモシロスポットだということだ。
6月15日土曜日入梅最初の土曜日だが凄い素晴らしい快晴だ。前日麻雀で遅くなったワイフが前から行きたがっていた日高市のサイボクガーデンhttp://www.saiboku.co.jp/asobu/park.htmlに行くことにする。こういう時は多少しんどくてもがんばらなければいけない。サイボクガーデンというのはサイボクハムというこの町のハム屋さんが経営しているレストラン・売店などの複合施設である。美味しい豚肉でも食べるとスタミナが回復するかもしれない。
サイボクハムだけでは半日ドライブに物足りないので少し先の越生に「あじさい山公園」のあじさいを見に行ってからサイボクにまわることにした。
あじさい山公園の住所は埼玉県入間郡越生町麦原である。越生は関越鶴ヶ島ICから西に10km程のところ。あじさい山公園にバスで行くと1時間程歩かなければならないが、結構歩いている人が多いのには驚く。公園手前に無料の公共駐車場があるが、私は一番奥まで行って400円の駐車料金を払った。
さて肝心のあじさいの方だが、入梅が遅いせいか花はあまり咲いていない。咲いている花も白っぽく鮮やかさが出ている花は本当に少なかった。
あじさいの花の詩情を写すには雨上がりでなくてはいけない。例えば雨上がりの古刹の石段に咲くあじさいを撮ってみたいが中々チャンスがない。
あじさい山公園のメインストリートを少しはずれた小道を歩いていると目の前を雉が走った。カメラを構える前にあじさいの茂みの中に消えていったが、野生の雉を見たのは初めてである。越生あたりまでくると山深いのだ。
雉が消えたあじさいの群生をカメラに収めて越生を後にした。
さてサイボクガーデン。ここは1千台近い駐車場があるが相当混んでいた。家族連れが多い。まずレストランに行きワイフはトンカツ、私はスパイシーグリルを食べた。スパイシーグリルというのは胡椒とカレー味のする少しピリ辛系の味だ。二人で三千円也。高くないところが良い。高くないというと豚肉・ハム直売所や地元で取れた農産物直売所も新鮮で質の高い食材を極めて手頃な値段で提供しているところが良い。
パンフレットや案内についている豚さんの絵も可愛らしい。なお今回は入らなかったがガーデン内には日帰り温泉もある。トンカツを食べて温泉に入り一週間分の肉やお野菜を買って帰ると納得の週末を過ごすことができそうだ。
なおサイボク製品はクイーンズ伊勢丹など東京でも取り扱っている食料品店が拡大している。応援したくなる良いお店である。