土曜日の朝、自宅から車で15分程のところにある東村山の北山公園に花菖蒲の写真を撮りに行った。
北山公園の周りは駐車場が少ないが、公園の少し西側の農家の方が臨時駐車場を開いているのでそこに駐車した。500円也。
公園にはカメラを抱えた年配の方が多い。私もマクロレンズを付けて何枚か写真を花菖蒲の写真を撮ってみた。
にわか勉強をしたところでは、花菖蒲は野花菖蒲の園芸種ということ。姿かたちが似ていて区別をつけにくいことを「いずれがアヤメか杜若」という。さらにややこしいことに菖蒲とかいてアヤメとも読ませる。したがってアヤメ、杜若(かきつばた)、花菖蒲の区別は中々大変である。ただ北山公園でこの時期咲いている花はまず花菖蒲だろう。
公園を出て近くの正福寺に立ち寄った。5分程度の歩きだが、少し日が射しもの凄く蒸し暑くなり閉口した。梅雨の曇り空の上には夏の太陽がある。
さて正福寺。臨済宗のお寺で執権北条時宗創建と言われる。ここの地蔵堂は東京では数少ない国宝建築だ。
「国宝だ」と思って見ることもあるかもしれないが、屋根のバランスと反り具合が美しい。この正面の姿も良いが私は次に掲載した横からの姿が好きだ。古いお寺の建物はやはり木々の中でこそ風情がある。