新作「もとこの復讐計画ともとめたち」
もとめの奴、外で遊んでいる。
調子に乗って。
最初の計画を変更して、
ターゲットはもとめだけ。
生徒はもうどうでもいい。
今回私が受けた屈辱以上のものを与え、
場合によっては、殺してやる。
今夜はだめだから、あと3夜だけ。
オオシマもどうやら、
もとめのあの表面的やさしさ
に騙されているみたいだから、
あてにはできない。
生徒も、もとめに取り込まれている。
アスカを2日続けて泊めようとしたことが失敗だった。
アイツの弱点は。そうだ。あれがあった。
もことはにやりと笑った。
「もとめ先生、昔、この辺で白骨死体が
発見されたって本当ですか」
おとなしいチウメが珍しく話しだす。
「噂よ。それに、昔のことだから、
気にしないでいいわよ。」
「207号室の話しも
もとこ先生の作り話かもね」
とアユメが言う。
「どうして」
ヒトメが言う。
「だって、アスカももとこ先生も
無事生還したじゃない」
アユメが言うと、
「あら、アユメ、私が死ぬと思ってたの」
とアスカがちょっとむくれた顔で言う。
「ううん。私は、最初からあの話しは
眉唾だと思ってたの」
とアユメが言うと
「遊園地のお化け屋敷みたいなもんか。
じゃあ、今日の夜は男だけで泊まらないか」
とおちたが、突拍子もないことを言いだす。
「それ、賛成」木太郎もホウセイも同意する。
「オタクらどうする。」
おちたが、訊くと
「おれはそんなの信じないから、
泊まってもいいぞ、その代わり、ゲームのジャマすんなよ。」
くそたが言うと、
永久も
「じゃあ、僕だけやめるわけにはいかないから、
僕も泊まるよ」と言う。
もとめは生徒の会話を黙って聞いていた。
姉はどう言うか。
今頃、明日の仕込みを1人でしていたら、
びっくりするだろう。
でも、そのアイデア面白い、
姉は多分私に仕返しを考えているから、
計画のジャマになるかもしれない。
そう考えていると
「もとめ先生はどう思います?」
とおちたが訊くと、
「姉がいいって言うんならいいんじゃない、
私からも頼んでおくわ」と笑っていう。
「ずるいな男子だけ、
明日の夜は女子だけ泊まるということも、
先生頼んでね」
とヒトメが勝手に言うと、
「えー、また、泊まるの」
「私は怖いな」
とアスカとチウメが尻込みするが、
「5人もいれば..あっそうだ。
もとめ先生も一緒に泊まらないですか?」
アユメが言うと
「それ面白いわね」
もとめがにっこり笑って承諾する。
「じゃあ、私も」「私も」
とアスカもチウメももとめが泊まる
と聞いて承諾することになった。
もとめはこれで、
姉の作戦もめちゃくちぇねとほくそえんでいた。
(続く)
もとめの奴、外で遊んでいる。
調子に乗って。
最初の計画を変更して、
ターゲットはもとめだけ。
生徒はもうどうでもいい。
今回私が受けた屈辱以上のものを与え、
場合によっては、殺してやる。
今夜はだめだから、あと3夜だけ。
オオシマもどうやら、
もとめのあの表面的やさしさ
に騙されているみたいだから、
あてにはできない。
生徒も、もとめに取り込まれている。
アスカを2日続けて泊めようとしたことが失敗だった。
アイツの弱点は。そうだ。あれがあった。
もことはにやりと笑った。
「もとめ先生、昔、この辺で白骨死体が
発見されたって本当ですか」
おとなしいチウメが珍しく話しだす。
「噂よ。それに、昔のことだから、
気にしないでいいわよ。」
「207号室の話しも
もとこ先生の作り話かもね」
とアユメが言う。
「どうして」
ヒトメが言う。
「だって、アスカももとこ先生も
無事生還したじゃない」
アユメが言うと、
「あら、アユメ、私が死ぬと思ってたの」
とアスカがちょっとむくれた顔で言う。
「ううん。私は、最初からあの話しは
眉唾だと思ってたの」
とアユメが言うと
「遊園地のお化け屋敷みたいなもんか。
じゃあ、今日の夜は男だけで泊まらないか」
とおちたが、突拍子もないことを言いだす。
「それ、賛成」木太郎もホウセイも同意する。
「オタクらどうする。」
おちたが、訊くと
「おれはそんなの信じないから、
泊まってもいいぞ、その代わり、ゲームのジャマすんなよ。」
くそたが言うと、
永久も
「じゃあ、僕だけやめるわけにはいかないから、
僕も泊まるよ」と言う。
もとめは生徒の会話を黙って聞いていた。
姉はどう言うか。
今頃、明日の仕込みを1人でしていたら、
びっくりするだろう。
でも、そのアイデア面白い、
姉は多分私に仕返しを考えているから、
計画のジャマになるかもしれない。
そう考えていると
「もとめ先生はどう思います?」
とおちたが訊くと、
「姉がいいって言うんならいいんじゃない、
私からも頼んでおくわ」と笑っていう。
「ずるいな男子だけ、
明日の夜は女子だけ泊まるということも、
先生頼んでね」
とヒトメが勝手に言うと、
「えー、また、泊まるの」
「私は怖いな」
とアスカとチウメが尻込みするが、
「5人もいれば..あっそうだ。
もとめ先生も一緒に泊まらないですか?」
アユメが言うと
「それ面白いわね」
もとめがにっこり笑って承諾する。
「じゃあ、私も」「私も」
とアスカもチウメももとめが泊まる
と聞いて承諾することになった。
もとめはこれで、
姉の作戦もめちゃくちぇねとほくそえんでいた。
(続く)