レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

真エンド「2階と木太郎」

2008-12-11 22:38:40 | 小説
真エンド「2階と木太郎」

 「木太郎がおむむを殺そうとした」
いつきが呟くように聞く。
 あおむは頷く。
 「それから、2階に誰かいる?」
 あおむはまた頷く。
 「とにかく、2階へ行くのじゃ」
 「木太郎も奴らの一味ということかですか」
いつきの問いにキタジマは
 「とにかく、2階の敵を捜すのが今は先決だ」
と行って、2階へ向かう。
 「そうだな、まず木太郎の部屋へ向かおう」
いつきは2階にあげると、部屋に入る。
鍵がかかっていた。
 「何で鍵が」
いつきが首を傾げている間に、
キタジマが鍵を開ける。
 「くせええ!こりゃくせええ」
いつきがドアを開けるなり、大声を出す。
 「うん、こりゃ、おあむ相当やったのう」
キタジマの言葉に
 「僕はやってないですよ」
と鼻をつまむ。
 全員が鼻をつまんで部屋に入ると、
 「ごめん、あと少し、もうちょっと待ってくれ」
と木太郎の声がする。
 「てめえ、クソたれてたのか、
あおむの奴が変なことを言うから心配したじゃないか」
いつきが大声で怒鳴る。
 「すまんだす。ああいうしかなかっただす。」
とあおむは頭を下げると、
木太郎から言われたこと、とっさに、
あおむが殺したということを思いついたことを話した。
 「なんだ。そういうことか」
 「早く、外にでるのじゃ。
2階の奴が逃げ出すかもしれないぞ」
 「臭いしな」
 「木太郎、部屋の前でさっさとクソしろ待ってるぞ」
 といつきは言うと、
4人は木太郎の部屋を出る。
(続く)

レイジー編「仮面座談会8」

2008-12-11 20:21:22 | 小説
レイジー編「仮面座談会8」

水木「真エンドわかった?」
観月「わかったようで、わからん」
松波「俺は意味がわからなくなった?
オタクわかった。」
水木「多分、それより、あおむの奴
調子にのってるな。結構前から書いていたんだな。
ずいぶん原稿を送ってきたぞ」
観月「話しをごまかすなよ。
オタクもわからんのだろう」
水木「...」
(続く)

「突然のテスト」

2008-12-11 20:15:57 | 小説
「突然のテスト」

 木太郎は、問題用紙が配られると、
気合いを入れて、問題を呼んだ。
 「二つのテーマのうち、
一つを900字から999字までの文字数
(句読点含む)でまとめなさい。
 1,私担任花久素子の魅力について
 2,私担任花久素子のイヤなところ」
 うあー、凄い問題だ。
 これって、踏み絵?それとも?
 それにしても、いきなり、こう来るとは、
俺が流した変態だという噂もまんざらじゃないな。
 クラスは全部で35人。残るのは10人前後。
倍率は3.5倍さあ、どう書こう。
わざとけなすか、やっぱり、本音で行くか?
木太郎は迷う。
 他方、ホウセイは文章をまとめるのに苦労していた。
魅力を書いたらきりがない。
この文字数で、訴えるとしたら、
どう構成するか。頭を悩ます。
 永久は恐ろしかった。褒めても地獄、
けなしても地獄。さあ、どうしよう。白紙でだすか。
 くそたとオチタは、簡単だった。
質問の意味もわかっていなかった。
くそたは質問攻め。
オチタは、初対面なのでわかりませんの連続。
 アユメとヒトメはおせいじでまとめた。
 チウメは用紙から感じる何かに震えて、
何も書けない。
 アスカはとにかく、けなしまくった。
(続く)



通常END「二階の誰か?6」

2008-12-11 20:10:59 | 小説
通常END「二階の誰か?6」

 「そうだす。質問はやめだす」
 「何でだ。」
 「僕には、中にいるのがわかっただす」
とあおむがそういいながら、みんなにウインクする。
 「でも、かわいそうだから、教えないだすよ、
ここにいるのは、悪魔の仲間じゃないだすよ。
でも、本人が嫌がってるから、教えないだす」
 「あおむ、てめえ、いつから偉くなったんだ。
俺は、殺すぞ、こいつを、悪魔の仲間じゃないなら、
堂々と出てくればいいのに、
こんな血なまぐさいところに隠れて、
木太郎を脅すからには、悪魔の一味に違いない。
そうだ、多数決をとろう。俺のいうことに賛成なら、
あの槍でぶっさす。あおむのいうことに賛成なら、
とっととこの場を去ろう」
といつきもウインクをしながら、話す。
 「うーん、そうじゃのう、ワシなら、
自分にやましいことがないのなら、姿を見せるのう」
とキタジマもウインクをしながら、そう言う。
 「へへへ、これで、2対1、
あと、木太郎かエイタが賛成すれば、
この槍で、一撃だ。」
いつきがわざと嬉ししそうに声を出す。
(続く)


真エンド「出し抜かれた静なる悪魔2」

2008-12-11 02:55:16 | 小説
真エンド「出し抜かれた静なる悪魔2」
 
 デジャブ?この会話!
さっき聞いたばかりだ?どういうことだ。
 静なる悪魔は混乱する。
 それとも、野郎様が自分を助けるために発したのか。
 そう、前のミカエルの後ろについて行った時、
同じ格好をしたミカエルが私を無視して、
前に進んで行った。
 そして、その後、
 露天風呂の更衣室で隠れながら様子を伺うと
同じ状況のようだ。
 違うのは、ミカエルが一人だということだ。
 どういうことだ。
(続く)

真エンド「戻らない木太郎」

2008-12-11 02:50:42 | 小説
真エンド「戻らない木太郎」

  「あおむ、木太郎はどうした」
いつきの問いに
 「ションベンかと思ったら、
うんこだす。臭いから、逃げてきただす」
とあおむが言うと
 「臭そうだな。あいつの屁も臭いからな」
といつきもイヤそうな顔をする。
 「それに、あいつがいても役にはたたないから、
ゆっくりふんばってればいい」
と言うと、黙っていたキタジマも笑う。
 そのとき、露天風呂の方で音がした。
 「来たか」
いつきが言うと、
 「ここは、先の短い、このじじいから行くかな。
木太郎のお化け、後は頼んだぞ」
とキタジマはスコップを構える。
 「お化け?」
あおむは固まる。
 その時、露天風呂の方で音がし、
変な格好をして、剣をもったミカエルがこちらに走ってくる。
 「あれ、ミカエルだす」
あおむはアニメのミカエルを連想して言う。
 ミカエルはキタジマの手前に来ると、
 「木太郎はどこに行った」
とくぐもった声でいう。
 あおむはにやりと笑い、
 「木太郎なら、僕が既に殺しただす」
といって、一階の部屋がある方を指さす。
ミカエルがそっちに気をとられた瞬間、
キタジマがミカエルの後頭部を思いっきり叩き、
ミカエルはその場で倒れる。
 倒れたミカエルに、エイタがトドメを刺す。
 「2階にも誰かいるだすよ」
とあおむは言う。
 「あおむ、本当に木太郎を殺したのか」
いつきの問いにあおむはうつむきながら、
 「僕を殺そうとしたから、しょうがなく...
正当防衛だす」と小声で呟く。
 「木太郎が何故あおむを」といつきはそこで口ごもる。
(続く)



新作「初登校」

2008-12-11 02:44:56 | 小説
「初登校」

 「おはよう、くそた」
木太郎がにやけながら、
腹をボリボリ掻きながら、声をかける。
 「おはよう」
オチタが二人の肩ごしに声をかける。
 「おはよう、10代目たち」
ホウセイがちらっと三人を見ながら、
声をかける。
 くそたが言い返そうとするが、
オチタが止める。
「あいつの親父凄いらしいぞ、
元ヤクザからのし上がって
今の会社○○○をここまで大きくしたらしい」
 「○○○?ここはおぼっちゃん、
お嬢様が多いとは聞いたが、驚いたな」
 3人がひそひそ話をしていると、
周りが3人を見ている気配が感じられた。
 「あれが10代目。ついてないな」
 そんな声が女子の間でとびかっている気がする。
 「どこ座る。どうせ、後で席替えだから、
適当でいいだろう」
オチタが言うと、
木太郎が「どうせなら、一番前に座ろう」
と言うと、
「なんでさ」
「なんでも」
と木太郎のもとこへの思いを知らない
二人はその意見に従う。
気がつくと、既に、前の席の真ん中にホウセイが座ってる。
「君たちもそうですか」
と訳のわからないことを言う。
 「変態教師で実際どんなのかなあ。
毎日同じ黒服に黒眼鏡、それに臭そうな黒い靴だってさ」
「私何回か見たけど、そうだったよ。
近くに行ったら変な臭いがしたよ」
後からひそひそ声が聞こえる。
 「四美将は3つに別れたぞ。
ヒトメちゃんとアユメちゃんは仲がいいみたいだけど
、他の二人は我かんせずって感じだぞ」
 「永久さん、一番後ろに、前の方がいいのになあ」
 いろいろな声が聞こえる中、
教室の前の扉が開き、もとこが入室する。
 入室の際、何か香のような臭いがする。
 「起立」
誰かが言う。
 「礼」
 「着席」
 躾がされた生徒たちね。もとこは内心思う。
 黒服、黒眼鏡、黒靴、腰の近くまでかかる黒髪で
現れたもとこは、いきなり、
「私が今度このクラスを担任することになった
花久素子です。よろしく。」
というと、いきなり、出席をとり、
その際、顔と名前を確認する。
 「えーっ、突然ですが、このクラスから
10人前後、優秀な生徒を選抜することになりました。
最初の合宿はゴールデンウイークを計画していますから、
早速ですが、これから、選抜試験を行います。」
と一方的にいうと、前から問題用紙を配りだす。
 「びっくりされてるでしょうが、
選抜された生徒の方には一流校への現役合格を
このもとこが保証しますので、
がんばってください。問題は行き渡りましたか。
では、これから、60分で解いてください。」
 クラスのほとんどの生徒がきょとんとする中、
もとこが、
 「さあ、早く時間に限りはあるのですよ」
と気合いを入れると、
生徒たちは、問題文に目を通した。
(続く)