レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

レイジー編「アップが変?」

2008-12-21 07:42:45 | 小説
レイジー編「アップが変?」

水木「どうして、通常ENDの続きの
アップに待ったがかかったんでしょう?」
松波「青虫の新作ばかりだしな」
観月「どこかで、ミスってた?」
水木「いや、それはもうないでしょう。
それに、真犯人は明かさないわけですから」
松波「真ENDとのバランスで、
調整が必要になったということ?」
水木「かもしれません」
観月「そう言えば、静なる悪魔=犯人なワケ?」
松波「真ENDまだ、最後まで原稿きてないので、
その説明はわかりません」
観月「野郎=犯人かもわかってませんよね。
でも、何故、改名されたんでしょうね。」
松波「それより、ゴッホて誰?
ずいぶん偉そうなんだけど」
観月「あっ、これをアップしろだって」
(続く)

通常END「エピローグ1」

2008-12-21 07:38:25 | 小説
通常END「エピローグ1」

 「えー、臨時速報です。○○県の別荘地で、
行方不明だったオンシラーズ高校
とファンタ女学院関係者の遺体が発見されました。
いずれも首のない状態で、現在、身元確認中です。
尚、発見されたのは4名で、
その他の生徒等の行方は以前として、
不明で、捜索中です」
エイタはTVの画面を見て驚いた。
4名だけ?しかも、首なし?
キタジマが何故?それとも?
謎はさらに深まるだけだった。
その時、エイタはまた人数を数えた、
自分、いつき、木太郎、永久、生米、
太郎、オチタ、タヨウ、ヒラメ、アユメ、
チウメ、アスカ、キタジマ、ヒトメ、
ダミーヒラメ、15人
自分を除くと14人。
そこから4人を引くと10人。
棺は確か7、残るは3。
ダミーヒラメがいないとしたら、
残りは2。キタジマと犯人。
あっ?ダミーを入れないと、
ぴったり合う。
そういうことだったのか。
謎はたくさん残ったが、
最後に生き残ったのアイツに違いない、
エイタは今になって気づいたことがあった。
(続く)

推理パート「アユメ編2」

2008-12-21 07:36:08 | 小説
推理パート「アユメ編2」

 アユメは知らなかった情報をさらに得て、
自分なりに考えを整理することにした。
 1,まず、今回の合宿は、女子だけでなく、
男子もお金がからんでいた。
 2,男子の方のお金の出所は先生だが、
女子の方はまったく不明だ。
 3,合宿は数日前に決まったから、
知っていた人間は多くない。
 4,女の悪魔は野郎のことを
神様アユメ
と私の名前を呼んでいたが、
私は野郎でも神様でもない。
 5,野郎の正体を知っているのは
永久さんと木太郎さんの二人だけで、
その正体をいまだに木太郎さんは正直に明かさない。
私には、木太郎さんは、
神様といったり、アヤメちゃんと言ったのは、
嘘かと思っていたが、
あっ、神様アユメ、
神様、アヤメ似ている?
女の悪魔が言っていたのは
神様アヤメ?アヤメって誰? 
神様アヤメ?もしかしたら、
ここに何かの勘違いがあるのではないか。
私は神様と思ったが聞き間違い?
もう一度、神様アユメ、
カミサマアユメを復唱して考え直すことにした。
(続く)

真エンド「情報提供」

2008-12-21 03:44:08 | 小説
真エンド「情報提供」

 「その前に、チウメさんとアユメさん
に渡されていた手紙をエイタさんにも
見せることにするだす。内容は同じだす」
とあおむは手紙をエイタに差し出す。
 エイタは内容を読む。
あおむはエイタが読み終わった後で、
「アユメさんもチウメさんもいいだすな」
と言って、
アユメとチウメから聞いた話をすべて全員の前で話す。
木太郎を筆頭に驚きの声があがる。
 それをきっかけにほとんどの情報が明らかにされる。
忘れかけていた情報もだいぶ整理される。
みなが忘れかけている野郎の正体を除いては。
 「なんじゃ、よく考えれば、
お嬢様以外にも奥様を殺したい動機
を持っている人間はいたんじゃった。」
キタジマが言うと、 
「木太郎、永久そして、いつきですね、
先生を脅した金でファン女を
今回の合宿に参加させた理由
を知っていたのはおばさんなワケだから」
とエイタが言う。
「なんだ、私とアユメだけじゃなかったんだ。守銭奴は」
とチウメが言うと、
「結局、今回の合宿はお金と脅迫で始まったのだすな。
恐ろしいことが起きるはずだす」
「私とアユメとアスカにお金を渡したのは、
ヒラメ。それとも、永久さん?」
「えーと、俺は、60万円を先生を脅して、
永久に払ったんだ。
でも、ファン女の分は40万円のはずだ。」
「私とアユメで50万ね」
「でも、ヒラメは永久さんからお金はとらないよ。絶対」
「じゃあ、ヒラメが最低50万用意した
ということになるのか」
木太郎が言う。
「いや、それはないのう。お嬢様にそんなお金はない。
奥様はケチだからのう。」
とキタジマは言う。
「じゃあ、誰が私とアユメの50万用意したの。
それにアスカを脅したのは誰?」
とチウメが言う。思わぬ犯人捜しに発展する。
「アユメ、ヒラメにあんた参加する気になったこと
連絡したとき、ヒラメはどうだった?
私の時は凄く喜んでいたけど。」
とチウメが言うと
「私の時も、すごく喜んでいた」
「やはり、ヒラメさんじゃないだすな。
木太郎さんも違うし、
いつきさん、エイタさんも違うだすな。
永久さんも多分違うだすな。
もちろん、アユメさんもアスカさんもチウメさんも」
「やっぱり、太郎かオチタか」
いつきが言うと、
「どっちもそんなお金はないし、
あいつらのどちらかが野郎じゃない限り、
合宿の存在さえ、しらないはずだ」
とエイタが言うと、話しがそれて、
「なんで、野郎が合宿の存在を知っているんだ?」
と今度はいつきが質問する。
「掲示板のカキコミがあったじゃないか。
覚えていないのかいつき、
「キモ男がファン女とへへへ合宿ですか」
って。」
「オタク、よく覚えてるな。
そんな嫌みなカキコミばかりだったから、
覚えてないよ。うん、木太郎、
もう野郎の正体ばらしていいんじゃないか。
ここまで恥さらしたんだし、
人殺しまで起きているんだから」
といつきの言葉に、視線が木太郎に集まる。
(続く)
  

新作「のんきな奴ら2」

2008-12-21 03:33:25 | 小説
新作「のんきな奴ら2」

 レイカの部屋では、アユメとレイカが
同じくオオシマから差し入れを受けた
デザートを食べながら、
くそたの話しで盛り上がっていた。
ヘヤドライヤーを忘れたアユメとヒトミが
レイカに借りに来て、
そのままちょっとした雑談から、
話しが盛り上がり、居座ってしまったのだ。
 「えー、レイカさんって、あのくそたくんが好みなの」
アユメの驚いたような顔に
 「いえ、顔じゃなく、
ああいうマイペースなところに憧れているんです」
とレイカが真面目に答える。
 「でも、それって、好きってことよね、ヒトメ」
とアユメがヒトメにふると、
 「そう、そういうのが一番危ないのよ。
いつのまにか、虜にさせられちゃうのよ。」
とヒトミは同意する。
「実はね、ヒトミもくそたくん気になってるみたいなの」
とアユメが言うと、
 「私の場合は、違うのよ。好きとか憧れじゃなくて、
面白いだけ。
顔全体も猿が、ヘルメットかぶっているみたいで、
そのくせ、男のくせにひげがなくて面白いじゃない」
ヒトメが言うと、
 「猿がヘルメットかぶった顔でどういう顔よ、
レイカさん怒るわよ」
 「いえ、私もヘルメットとは思いつきませんでしたが、
あのきのこの山のような頭が変わってるなあと思います。
顔は確かに猿面ですね」とレイカは言う。
 「どうする。猿そっくりの女の子が生まれてきたら?」
とアユメがからかうと、
「そんな気の早い」
とレイカはまんざらでもなない顔をする。
 「ヒトメ、レイカは本気みたいよ。いいの?」
とアユメがヒトメを冷やかすと、
「私は違うって言ってるでしょ。
レイカを応援するわよ。本当」
 「そう、ムキになるところが怪しいわね。
お膳立てをするとかいって、
くそたくんに近づく気でしょう」
とアユメまたヒトミを冷やかす。
 「ヒトミさんには注意します」
とレイカがわざと言うと、3人は大笑いした。
 「ところで、アユメは誰?
本命、やっぱり、永久くん?...
じゃないわよね」
とヒトミが逆襲に走る。
 「私は、純粋に勉強に来ただけですから、
男子なんて」
 「本当は、やっぱり10代目の中にいるんでしょ」
とヒトメが冷やかす。
 「10代目って何ですか」
とレイカが訊く。
 「レイカ、知らなかったの。
このオンシラーズ高校は、昔、男子高で、
10年前にその前の中学で「キモ男三人衆」
と呼ばれるお互いに仲のよいキモ男3人が
入学したらしいの。
それ依頼、毎年、キモ男3人がつるんでいると、
キモ男三人衆と呼ばれるようになって、
今回のくそたくん、おちたくん、木太郎くんが
ちょうど10代目キモ男三人衆ってわけ」
 「そうなんですか。でも、うちの高校には、
もっともっとキモいのたくさんいるじゃないですか。
それはひどいですよ。
それに、くそたくんはキモくないですよ。
確かに、猿面は否定しませんが」
とレイカが少しだけ憤慨する。
 「やっぱり、レイカ好きなんじゃない。
でもね、ここ数代はいわれるほど、
キモくもなく、結構おもしろ路線で、
大体レイカみたいな隠れファンが結構いるみたいなの」
 「そうそう、7代目の1人が元ミスオンシラーズ
と今付き合っているみたいよ。
在学中も多分こっそり
と付き合っていたとの噂もあるのよ」
とアユメが言う。
 「へー、それじゃ、結構名誉なことなんですか」
とレイカが真顔で言ったので、
アユメとヒトメは大笑いする。
この部屋の3人もアスカの悲劇を知らず、
明け方までくだらない話しをしていたのであった。
(続く)
 
     

新作「207号室とアスカ2」

2008-12-21 03:26:16 | 小説
新作「207号室とアスカ2」

 恐怖を紛らすために、電気をつけたままにし、
ロックを聴きながら寝ようとしたが、
何かの異臭が気になり、アスカは眠れない。
臭い対策まで、アスカには気が回らなかった。
消臭スプレーでも用意すれば良かった。
アスカは最初恐怖を臭いのせいだと考えた。
そして、そこから、
腐臭?腐った死体。ウジ虫。白骨。
イヤな方向に考えが向いて行く。
アスカは何か落ちつかず、ベッドから出ると、
浴室の排水溝を確かめる。
少しイヤな臭いがする気もする。
古い建物の場合、排水溝から臭いがするときもあるので、
排水栓を捜し、排水溝にはめる。
10年も前の腐臭が残っているはずはない。
アスカはそう自分に言いきかせた。
もう一度、ベッドに横になる。
駄目だ。臭いが鼻についたまま、消えない。
どんな死体だったんだろう。
また、イヤな方向に考えが行く。
時計を見る。まだ、30分しかたっていない。
残り、8時間30分もある。
長い、まだ、みんなはこの時間なら、
起きているだろう。
その時、くそたを思い出す。
携帯ゲームでも持ってくれば良かったかも。
そういえば、もとこの奴、持ち込みは自由よ、
とか言ってたっけ。
それはこのことを予想してのことだったのか。
それにしても、意地が悪い。
わかっているなら、教えてくれればいいのに。
アスカは、恐怖とイライラの中、
のどが渇いてきた。
しまった。飲み物も忘れた。
恐怖で食欲はなかったので、
そこまで頭が回らなかった。
でも、洗面所の水を出す気にはならない。
多分、ずっと使っていないのだろうから、
錆び付いた水が出るに決まっている。
もとこは、そこまでも計算していたのか?
やはり、寝るしかない。目をつぶって、数を数える。
だめだ、異臭がある、それに、水がないとなったら、
むしょうに喉が渇いてきた。
さらに、なぜか聞いていた音楽もいらいらさせる感じがする。
うるさい。
いらいらと恐怖。恐怖といらいらが、交錯し、
アスカは少し息苦しくなってきた。
時計を見る。まだ、1時間もたっていない。
長い、アスカは、I-○ODを耳からはずす。
静かだ。ん、何だこの小さな音は、浴室の方から、
音がする。
しかし、浴室は異常はない。
トイレか、扉に耳を近づける。
かすかに水が落ちるような音がする。
水漏れ?アスカは扉を開けた。
(続く)




新作「のんきな奴ら」

2008-12-21 03:23:43 | 小説
新作「のんきな奴ら」

 木太郎、ホウセイ、おちたの3人は、
露天風呂から上がると、食堂で、
コーラを飲み、
オオシマに特別に作ってもらった、
主にアイスクリームでできたデザート
をほおばっていた。
 「いやー、ここは天国だ。風呂はあるし、
おいしい食べ物はある。それに」
 3人はそれぞれ姉妹の顔を浮かべ、にやつく。
もとこ先生の話では、授業に差し支えなければ、
自由にこの食堂やリビングを使っていいという。
さっきのように、オオシマさんが声をかけて、
デザートももって来てくれる。
冷蔵庫や棚には、他にも飲み物もお菓子も大量にあり、
食べ放題だという。
カップラーメンなら、
自分でお湯を沸かして食べてもいいという。
試験も思った以上に簡単だし、楽しくてたまらない。
しかも、時折、姉妹のいずれかが、
やさしく声をかけてくれる。
3人はアスカが地獄に落ちるかもしれないというのに、
のんきに笑っていた。
(続く)