真エンド「木太郎とあおむ」
あおむは、訳のわからない木太郎の手をとり、
106号室へ向かう。
「ここからは小声でお願いします」
とあおむは言うと、スコップを木太郎に渡し、
106号室の鍵をそっと開ける。
そして、思い切り扉を開けると、
ベッドの上でチウメが横たわっていた。
チウメが側にあるスコップに
手をかけようとする前にあおむが、
「動いてはいけないだす」
と言って、
木太郎からスコップを奪いとると、
チウメの頭上に構える。
「助けてください。私は何もしていません。
本当です。」
と泣きそうなチウメに対し、
「わかっただす。両手を上げて、
手を組むだす。そして、
木太郎さんの後をついていくだす」
と言って、木太郎に更衣室に戻るように、
視線で合図する。
「なんで、こんなところにチウメちゃんが」
木太郎がしばらく考えたあと、
ようやく訳のわかった木太郎は、
あおむの指示に従い、更衣室に向かう。
「ゆっくりと木太郎さんの後をついて行くだす」
とあおむは言う。
リビングの途中で、
倒れているミカエルを見ると、
チウメがびっくりしたような顔をする。
チウメを連れて、更衣室に戻ると
キタジマたちはびっくりする。
「キタジマさん、念のため、
チウメさんの手もしばってください。
チウメさんはアユメさんから、
少し、離れたところに正座するだす」
とあおむは言う。
「どういうことじゃ、あおむ」
とキタジマが訊くと、
「木太郎さんの言葉がヒントになっただす。
アユメさんの話しが本当だすなら、
1階の各部屋に鍵をかけられた人物は
チウメさんしかいないだす、
二人は2階と1階に別れて逃げただす」
とあおむが言うと、みなも納得したようだ。
(続く)
あおむは、訳のわからない木太郎の手をとり、
106号室へ向かう。
「ここからは小声でお願いします」
とあおむは言うと、スコップを木太郎に渡し、
106号室の鍵をそっと開ける。
そして、思い切り扉を開けると、
ベッドの上でチウメが横たわっていた。
チウメが側にあるスコップに
手をかけようとする前にあおむが、
「動いてはいけないだす」
と言って、
木太郎からスコップを奪いとると、
チウメの頭上に構える。
「助けてください。私は何もしていません。
本当です。」
と泣きそうなチウメに対し、
「わかっただす。両手を上げて、
手を組むだす。そして、
木太郎さんの後をついていくだす」
と言って、木太郎に更衣室に戻るように、
視線で合図する。
「なんで、こんなところにチウメちゃんが」
木太郎がしばらく考えたあと、
ようやく訳のわかった木太郎は、
あおむの指示に従い、更衣室に向かう。
「ゆっくりと木太郎さんの後をついて行くだす」
とあおむは言う。
リビングの途中で、
倒れているミカエルを見ると、
チウメがびっくりしたような顔をする。
チウメを連れて、更衣室に戻ると
キタジマたちはびっくりする。
「キタジマさん、念のため、
チウメさんの手もしばってください。
チウメさんはアユメさんから、
少し、離れたところに正座するだす」
とあおむは言う。
「どういうことじゃ、あおむ」
とキタジマが訊くと、
「木太郎さんの言葉がヒントになっただす。
アユメさんの話しが本当だすなら、
1階の各部屋に鍵をかけられた人物は
チウメさんしかいないだす、
二人は2階と1階に別れて逃げただす」
とあおむが言うと、みなも納得したようだ。
(続く)