レイジーなガキ

小説、コミカルミステリー?下品なので要注意。カミサン伝説研究中。真面目に読んでも考えてもまして怒ってはいけません。

真エンド「木太郎とあおむ」

2008-12-15 23:08:54 | 小説
真エンド「木太郎とあおむ」

 あおむは、訳のわからない木太郎の手をとり、
106号室へ向かう。
「ここからは小声でお願いします」
とあおむは言うと、スコップを木太郎に渡し、
106号室の鍵をそっと開ける。
そして、思い切り扉を開けると、
ベッドの上でチウメが横たわっていた。
チウメが側にあるスコップに
手をかけようとする前にあおむが、
「動いてはいけないだす」
と言って、
木太郎からスコップを奪いとると、
チウメの頭上に構える。
 「助けてください。私は何もしていません。
本当です。」
と泣きそうなチウメに対し、
 「わかっただす。両手を上げて、
手を組むだす。そして、
木太郎さんの後をついていくだす」
と言って、木太郎に更衣室に戻るように、
視線で合図する。
「なんで、こんなところにチウメちゃんが」
木太郎がしばらく考えたあと、
ようやく訳のわかった木太郎は、
あおむの指示に従い、更衣室に向かう。
 「ゆっくりと木太郎さんの後をついて行くだす」
とあおむは言う。
 リビングの途中で、
倒れているミカエルを見ると、
チウメがびっくりしたような顔をする。
 チウメを連れて、更衣室に戻ると
キタジマたちはびっくりする。
 「キタジマさん、念のため、
チウメさんの手もしばってください。
チウメさんはアユメさんから、
少し、離れたところに正座するだす」
とあおむは言う。
 「どういうことじゃ、あおむ」
とキタジマが訊くと、
 「木太郎さんの言葉がヒントになっただす。
アユメさんの話しが本当だすなら、
1階の各部屋に鍵をかけられた人物は
チウメさんしかいないだす、
二人は2階と1階に別れて逃げただす」
とあおむが言うと、みなも納得したようだ。
(続く) 
  

通常エンド「リビングといつき、キタジマ」

2008-12-15 21:06:41 | 小説
通常エンド「リビングといつき、キタジマ」

 エイタと木太郎が、リビングに行くと、
いつきが首の辺りから胸のあたりに血を流して、
横になって倒れていた。
そして、その横には、ミカエル二人も倒れている。
 そして、血塗られた剣を手に、キタジマが立っている。
 「ど、ど」と木太郎が言いかけると、
キタジマは指を口に宛てて、
しっと言うしぐさをする。
そして、小声で「信じるか、信じないかは
おぬしらの勝手じゃが、ここへ来るなり、
いつきがわしに襲いかかろうとして、
スコップを振り上げてきたんじゃ。
そして、「いないでしょ。キタジマさん」
と同意を求めるような顔で大声をだしたんで、
おぬしらを呼んだんだ。
そうしたら、いきなり、なぐりかかってきたんで、
わしも反撃したのじゃが、急所をはずせなかった。」
いつもと違い動揺を隠せないキタジマがそこにいた。
木太郎とエイタはしばらく声も出ない。
 そして、
 「エイタ、いつきと一緒にミカエルの死体
を確認に言ったとき、確認しなかったのか」
と木太郎がエイタに蚊の泣くような声で尋ねる。
 「あー、いきなり、いつきが驚いた顔をして、
ミカエルがいないと言うから、
すぐ後をついて戻っていったんだ。俺が確認すれば...」
とエイタが言いかけ、口ごもる。
エイタは「俺が確認していたら、
殺されていたかもしれない」
それとも
 「俺が確認していたら、
こんなことにはならなかったかもしれない」
と言いたかったのだろうか。
木太郎はふいにそう思ったが、
言葉には出さず、なるべく冷静になろうと
自分に言い聞かせ、別の言葉で、
 「ここにミカエルの死体がある以上、
ミカエルが消えたというのはいつきの嘘、
そう一人芝居だったとしか考えられない」
 木太郎は小声でつぶやく。
すると、動揺するキタジマと木太郎を前に、
 エイタが
「アスカちゃんが殺される前にこういってたんだ。
「今回、私は頼まれたのよ。木太郎と
太郎のお母さんを殺した犯人を探して殺すようにと」
それと「多分、アユメ、チウメもそう、
ヒラメはわからないけど」と、
さらに一番頭に残った言葉は
「私を脅した奴の正体は不明。
ただ私が聞かされたのは、木太郎の悪事
と太郎という人のお母さんが誰かに殺され、
太郎も消えたということ、
そして、そのことに、エイタ、
そしていつき、そうキモ男三人衆
がかかわっていることよ」
ということなんだ。
今にして思うとアスカちゃんの言葉に
今回の事件のヒントがあったに違いないんだ、
ずっと、そのことは気になっていたんだけど、
今回のいつきの行動も
多分どこかでかかわりがあるんじゃないのかなあ」
と言うと、
木太郎がエイタに
「何故そういう大事なことを
今までほとんどしゃべらなかったんだ。」
と訊くが、エイタは黙ったままだった。
 すると、
キタジマが「わしのことは信じてくれたのか。
それともわしもしばるか。訳がわからん。」
と木太郎とエイタの顔を見る。
 「とりあえず、その剣の血を吹いて、
更衣室へ戻りましょう。
そして、彼女は悪魔かもしれないけど、
今の経緯を話す前に、
アスカちゃんが言っていたことを確認しましょう」
とさっきまで、パニック気味だった、
木太郎が落ちついて言う。
 「そうしましょう」
エイタも同意する。
死体を見慣れたせいか、
木太郎もエイタも永久の時のようには
大きく動揺はしなかった。
(続く)

  

レイジー編「通常END」

2008-12-15 19:06:23 | 小説
レイジー編「通常END」

水木「通常END、合間に書くって
龍之介様言ってるけど、文章直してたように、
わかりにくいから、先に終わらせた方がいいと思うけど。」
松波「同意」
観月「多分、このあとああーなると思うんだけど、
それなら、続けた方がいいと僕も思うよ。
原稿は出来ているはずだし」
水木「修正で苦労してるのかな。
一応、メールしておきますよ」
松波、観月「よろしく」
(続く)

通常エンド「ミカエルの正体3」

2008-12-15 19:00:13 | 小説
通常エンド「ミカエルの正体3」
(この前の文がわかりにくいので、前の文を修正致しました)。

 「キタジマさんってもっと、
落ちついてなかったけ、それに、
いつきも俺に確認もせず、すぐ、
報告に戻るなんて、
そして、今度は、キタジマさんが、
早く、確認に来いなんて」
エイタが言う。
 「何かあったのかな。とにかく早く、
確認に行こう」
と木太郎は言う。
(続く)

新作「いきなりテスト2」

2008-12-15 18:57:21 | 小説
「いきなりテスト2」

 くそたが早く出ていったのを見て、
おちたは考えた。よし、これだ。
「くそたと永久です。
くそたはゲームに夢中でやる気がないからです。
永久はある噂を信じていて、
やはりやる気がないですからです」と。
 続いて、レイカがまったくの偶然か、
おちたと同じことを書く。
 永久は、「僕とくそたです。
僕は何故かやる気がないからです。
くそたはゲームばかりやっているからです」と。
 木太郎とホウセイはまったく同じ。
「木太郎とホウセイ以外ということしかありません。
理由はやる気が違うからです」
というような内容である。
 女子の方は時間がかかる。
 しばらくして、アスカが
「私以外です。
私の能力や美貌が抜けていることは間違いありません。
その他の方のことはよくわかりません」
と答案を書く。
 そして、チウメは「私と永久さんです。
私はここが怖いからです。
永久さんにはやる気が感じられません」
と答案を書く。
 ヒトメとアユメはなかなか書けない。
 「あと10分ですよ」もとこが言う。
 ヒトメは、「ホウセイくんとレイカさんです。
ルックスに特徴がないからです」
と結局そう書いた。
 アユメは、
「くそたくんと、チウメさんです。
くそたくんはゲームに熱中していて
明らかにやる気がないからです。
チウメさんはおどおどしているので、
体力がもたないと思うからです」
と書いた。
 もとこは、みんなの答案を見ると、にやりと笑う。
(続く)

   

真エンド「木太郎と悪魔?2」

2008-12-15 18:53:17 | 小説
真エンド「木太郎と悪魔?2」

 「いや、おかしいところがあるぞ。
2階には隠れるところは部屋しかない。
しかし、あおむの話しでは、女の悪魔は、
太郎が殺されてから、犯人を捜し回っていたんだぞ。
しかも、永久の部屋を除いて鍵は閉まってたんだぞ」
 「鍵は私が閉めました。犯人が来たときは、
最初、鍵はかかっていました。
鍵がかかっていないのは、
永久さんの部屋だけでしたので、そこに隠れていました。
しかし、犯人が探し回りに来たので、
犯人が201から202に移動した後で、
201に私は移動しました。
そして、犯人が1階に降りて行ってから、
207に移動しました。
そしたら、4人の死体がありました。
そこで、逃げ出そうとしたとき、
207の鍵穴に鍵束が刺したままだったのに、
気がついたんで、その鍵をとって、
また、永久さんの部屋に隠れて様子を伺っていました。」
 「一階の鍵はどうしたんだ?」
 「それは、私知りません。」
 「二階の鍵はあんたが閉めたのか」
 「はい、でも、永久さんの部屋に隠れていて、
たまに、様子を見に、廊下にでていたので、
鍵は閉め忘れてしまったみたいです」
 「うーん、一応、辻褄はあってるだすな」
 「いや、怪しい」
木太郎はアユメの言葉をまだ信用していない。
「だって、一階の鍵も閉まっていたんだからな。」
 「そうだす。木太郎さん、付き合ってください。
確認したいことがあります。
キタジマさん、ちょっと彼女をお願いします。
あっ、それから、マスターキー貸してください」
とあおむは言うと、木太郎の手をとり、1階へ向かった。
(続く) 
 

通常エンド「ミカエルの正体2」

2008-12-15 02:26:28 | 小説
通常エンド「ミカエルの正体2」(わかりにくいので修正しました)

 「いない。消えた。二人のミカエルが消えた」
戻ってきたいつきが大声でわめく。
 「そんなはずないじゃろ」
キタジマがミカエルのいた場所に向かう。
いつきがキタジマの後を追う。
 「いないでしょ。キタジマさん」
いつきの大声が聞こえる。
 「ああ...、あの子ならあおむに任せて、
エイタと木太郎も見に来い」
とキタジマは珍しく大声で言う。
 「おい、木太郎、おかしくないか。
キタジマさんの様子」
エイタが久しぶりに口を開く。
 「どういうこと?」
(続く)

レイジー編「通常ENDの罠」

2008-12-15 02:18:47 | 小説
レイジー編「通常ENDの罠」

あおむ「僕の新作発表したんだすが、
今一評判よくないだすな」
龍之介「今のうちにやめちゃいな」
あおむ「せっかく、半分くらい書いたのに...」
龍之介「キモ男三人衆もとっくに終わるはずだったのに、
ちんたら延ばしてしまって、
通常エンドと真ENDを分けたばかりに、
かえって、混乱させてしまい、こっちも評判悪いから、
とりあえず、真ENDで行こうと思うよ。
できれば、クリスマスまでに終わらせたいところだね。」
あおむ「某氏が三作目の作成に入ってるだすとか?」
龍之介「勝手にすればいいさ、キモ男シリーズはもう限界だよ」
あおむ「このまま、三頭体制続けるだすか。」
龍之介「Xデーを忘れていたので、
そこをけじめに真エンドだけでも終えて、
どうするか考えるよ」
あおむ「どうして、通常エンド
と真エンドが似て非なるものなっただすか」
龍之介「気になる?じゃあ、
通常エンドはあいまに新原稿送るよ。
古いのじゃ、意外性だけでとっくに終わてるから、
じゃあ、アルベデルチ」
あおむ「続き書いてもよいだすか?」
(続く)

真エンド「木太郎と悪魔?」

2008-12-15 02:01:57 | 小説
真エンド「木太郎と悪魔?」

 「アユメちゃんの言っていること、
辻褄があっているんじゃないか。」
といつきが言う。
 「そうだすな」
とあおむも同意する。
 「いや、辻褄が合っているのが、かえって怪しい。
それに、野郎のことは別にして、
肝心のこと、黒幕がいつき、
あおむ、エイタ、キタジマさん、そして永久
の中にいると言った理由がないぞ」
と木太郎はみんなの方を見る。
すると、
 「実は、私と、チウメとアスカの三人は
元々は演劇部で、今回の合宿に参加したのは、
アスカからいいバイトがあると誘われて参加しただけです。
もともと、心霊現象に興味があったわけではないのです。
もちろん、永久さんにもあまり感心はありませんでした。
アスカもヒラメから頼まれたようですが、
ヒラメはバイトの他に
何かアスカの弱みを握っていたようでした。
ヒラメはヒラメでヒラメの好きな永久さん
から頼まれたみたいでした。
ですから、ファン女が今回の事件に
関係しているとは思われないので、
黒幕は他にいると思ってそう言ったのです。
それと、そう言わないと、
木太郎さんが私のことをばらしてしまうと思ったからです」
とアユメは一応理屈の通ったことを言う。
 「おかしくはないだすな」
とあおむが言うと、 
 「たしかに」
といつきも言うが木太郎は首を傾げる。
(続く)


新作「いきなりテスト」

2008-12-15 01:57:18 | 小説
「いきなりテスト」

 くそたが207号室に着くと、
みな時間をもてあましていたのか、
名札が置かれた椅子にもう着席していた。
 正面には大きな黒板が壁に立てられており、
部屋の中央に机が10個並べられている。
黒板の前には机がひとつ、
部屋の左にはちょこんとベッドがひとつ置かれていた。
部屋の右側には浴室と扉の感じからトイレがあるだけだった。
 くそたが着席して間もなく、もとこがいつもの格好で現れた。
 起立、礼、着席。
 「みなさま、おつかれさま。
本当なら、午後は自習でもよろしいんですが、
時間に限りがありますので、
早速、テストを始めます。」
もとこは挨拶もろくにせず、
問題用紙兼答案用紙を裏にして、配る。
 「えー、時間は60分、今1時1分ですから、
2時2分までとします。終わったら、
直接、私の所まで提出に来てね。
次の授業は2時30分から始めますから、
早く、終わった人は、部屋に戻ってもいいわよ。
では、スタート。」
 くそたは問題を開く。
問題の内容は
「今回、合格した10人の生徒の中で、
不合格となると思う生徒のフルネームを漢字で書いて、
その理由を簡潔に書きなさい」
というものだった。
 くそたは周りを見ると、みな考えこんでいるようだった。
 しかし、くそたは、早くゲームをやりたかったので、
 「根雅くそた、その他はわかりません。
理由、僕は、今回、ゲームをやることに熱中しているので、
一番やる気がないからです」
と書いて、
もとこに提出すると、さっさと部屋を出ていった。
 「はやー」
とおちたは声を上げそうになったが、
すぐやめた。
(続く)