エレベータ改「作戦変更」
「そうか!」
「作戦変更!
階段に戻るぞ」
「えっ?」
「階段下りるのかよ」
「逆だよ」
「逆」
「いくぞ!」
「そうか!」
「5階だ!」
「はーはーはー」
「よし!」
「今エレベータは何階だ?」
「まだ、2階のままだ」
「よし、ここで押して、
次、6階だ」
「6階?4階じゃないのか?」
「いや、
4階だと多分追いつかれる」
「そうか。
6階でまた押して、
奴が6階まで行ってる間に、
階段で4階まで行くわけか?」
「そう。
で、4階のエレベータ前の死体が
消えてれば、奴が犯人さ」
「よし、6階だ!」
「そして3人しかいなくなった?」298
ビルの揺れがおさまり、
リカたち4人とポンは次の世界に移動した。
エミと信長少年は早速起き上がって、 外を見たが、
そこはただの森のような場所で、
たけるたちの姿は見えなかった。
「そのうち、
あそこに戻るから、
また、会えるから心配いらないよ」
「うん」
信長少年が明るい顔でエミの頭を撫でながら、
希望を持ったような言い方をしたので、
エミも笑顔でそれだけ言って頷いた。
リカとタケはそんな簡単にはいかない
と思いつつも、
明るい信長少年とエミの表情で、
移動するまでの不安が少しだけ和らいだのだった。
一方、
たけるたちは、
目的のコンビニに、
たけるが先頭で入るなり、
アイスのあるケースに行って、
その蓋のようなものを開けて、
手を突っ込んだ。
「おい、まだ、
中は冷たいままだぞ。
...
うん!
これなら、充分食べられる。
みんなも溶けないうちに、アイスから食べようぜ」
と、
たけるが嬉しそうに自分が好きなカップ入りのアイスクリームを取り出すと、
みつるもマルナも続いた。
一緒に来た少年は、
遠慮していたのか、
もじもじしていたので、
たけるが適当に3つくらい選んで、
彼に渡すと、
「好きなの、食べろよ。
スプーンはあそこのレジにあるから、
今、みんなの分持ってくるからな」
と言って、
たけるはさっさと自分が選んだアイスを持ったまま、
「ありがとうございます」
との、
その少年の言葉も聞かないうちに、
レジの方に向かった。
「遠慮しないでいいからね。
アイスより好きなものがあれば、
そっちから食べても、
飲んでもいいのよ。
でも、
アイスは滅多に食べられないから、
あのおにいちゃんが言ったように、
アイスから食べた方があたしもいいと思うわよ」
と、
マルナが言うと、
その少年は黙って頷いた。
こうして、
たけるたちは、
そのコンビニ内で、
好きなものを食べたり飲んだ後、
保存用にそれぞれ食料と飲料を両手一杯に持って、
ビルのあったはずの空き地の前で座って待つことにしたのだった。
(続く)
サクラナ外伝フォー「ウメナとあおむの試練」
「おー、
そういうことだすか。
僕が甘かっただすな。
これは僕たちへの試練かもしれないだすな」
あおむはぶつぶつ呟くと、
何も声をかけられなかったサクラナとタマキを後にして、
涙石ひとつだけ入った袋を持って、
ウメナの病室を後にした。
サクラナとタマキは、
あおむが置いていった灰色の石を見た後、
顔を見合わせたが何も言えなかった。
そして、
その日から、
再び、例の土手での、
あおむの涙石探しが始まったのだった。
(続く)
ラッキョ系?ジャニーズ、レイジー編「なんだラッキョの生真面目男か?が大間違い!剥いたらアヘアヘ!」
また聴き男「まさに、
皮被り男の典型だそうです」
ラッキョじゃなく、
一見キャベツだそうです!
2462票
二宮和也 |
1883票
大野智 |
1710票
櫻井翔 |
4位 |
1496票
玉森裕太 |
5位 |
1421票
手越祐也 |
6位 |
1322票
大倉忠義 |
7位 |
1288票
相葉雅紀 |
8位 |
1277票
山下智久 |
9位 |
1085票
生田斗真 |
10位 |
864票
岡田准一 |
11位 |
760票
堂本光一 |
12位 |
622票
稲垣吾郎 |
13位 |
584票
山田涼介 |
14位 |
456票
藤ヶ谷太輔 |
15位 |
423票
国分太一 |
16位 |
400票
田口淳之介 |
17位 |
130票
薮宏太 |
18位 |
630票
その他 |
ナマポよりおかみ!レイジー編「インチキブログ推奨職?医者よりダントツ上なのは、なんとスリッパマン!」
元ヤン(アホそう)「ガキ2人つければ、
手取り29万、
医療費タダだってさ!
アホ弁護士頑張れば、
もっとあがる鴨!
これいい!
パチ、ヤニ、やり放題!」
元ヤン(ずる賢しそう)「下がるって!
それに、
かっこ悪くて、
他人に言えないじゃない。
なら、堅実性よ!
給料安いのは最初だけ!
医者なんて威張ってるけど、
浮気しそうで、しつこそうだし、
国家公務員は転勤あるけど、
地方公務員の役所勤めなら転勤ないし、
給料も上。
スリッパ履きで済んで水虫移されないし、
組合強いから有給取り放題、残業なしも可。
リストラもないから、
これ1択。
嫌な男なら、
退職金出て、
ガキに費用もかからなくなったら、
離婚すればいいのよ」
元ヤン風女の話を盗み聞きしましたあ!
これ本当!
易問!
どんな職業でしょう!
6108票
公務員 |
3275票
医師 |
1586票
薬剤師 |
4位 |
1556票
パイロット |
5位 |
1323票
実業家 |
6位 |
1050票
プロスポーツ選手 |
7位 |
1037票
芸能人 |
8位 |
727票
シェフ |
9位 |
707票
弁護士 |
10位 |
500票
教授・教師 |
11位 |
486票
SE・プログラマー |
12位 |
480票
看護師・薬剤師 |
13位 |
478票
美容師 |
14位 |
398票
営業職 |
15位 |
245票
事務職 |
16位 |
212票
保育士 |
17位 |
152票
スタイリスト |
18位 |
78票
政治家 |
19位 |
60票
客室乗務員 |
20位 |
1843票
その他 |
集計期間:2013年7月14日~2013年7月27日 情報提供:NTTドコモ「みんなの声」調べ(7月調査)
第3弾リメイク「見知らぬ8人目」
「誰だ?」
みはるがやってきた人物を見るなり、
大声でそんなことを言うと、
すでに校舎へ行った二人を覗く、
ふうた他3人が、
首を振ってから、
まず、
ネネとキミカが、
「知らない?」
「どういうこと?」
と、
それぞれ言い、
「たまたま早く来た俺たちの知らない無関係の生徒だろ」
と、
賢明は楽観的に言い、
ふうただけ黙っていた。
そして、
みはるが自分たちにまだ気づかず
のっそりと歩いてくる8人目を見ながら、
こっそり、
ふうたに、
「また、ハズれが来たんだぞ。
でも、何で、顔変わるんだ?」
と囁くと、
「わからない。
でも、
残っているのは、
もとめ先生、
永久、
サヤちゃん、
ケンタの4人だけだろ。
で、
来たのが、
女子...
うーん、誰だろ...」
と、
首を傾げながら囁いたとき、
8人目にやってきた女子が、
ふうたたちに、
今頃になって気づいたのか、
「みんな、元気だったの!
よかったー!」
と、
みはるとふうた以外のそこにいる生徒が驚くようなこと
を明るい笑顔をして大声を出して、
手をふったのだった。
(続く)
新作ディープ(?改)「援交者とアユメ」
くそたは自分の提案どおり、
もとこのパソコンから、
口にした動画を探したが見つかったのは静止画だけだった。
「動画は木太郎だけだったっけ?
でも、スマホ持っていたなら、動画の方がいいよな」
と、
そんなことを言うと、
「動きじゃないんだよ。
何かのものなんだよ。
アユメが盗撮したかったのは。
着替えに関係するものか...
話しは変わるけどさ、
なんで、
この合宿に来て、
アユメは援交して女子を捜そうとして、
盗撮したのかな?」
と、
オチタが言うと、
必死で自分が見た動画の中に出てきた女生徒
を思い出そうとしているはずの木太郎が盗み聞きしていて、
「アユメは援交して女子を知っていたんだよ!
盗撮していたのは、その証拠を得るためだったんだよ。
多分、本人に問いつめても否定されたんだろうな。
で、結局、証拠となる画像の盗撮に失敗し殺された。
うん?
そうだ!
もとこは少なくともアユメの行動に気づいていた。
ということは...」
木太郎がそこまで話したとき、
「そうか!
木太郎が見た盗撮動画に映っていたのが援交していた女子。
だけど、
その元締めは別にいたんだ」
と、
オチタは気づいてきたことを口にすると、
「じゃあ、
真の黒幕は援交の仲介者か?」
と、
くそたがそこまで話したはいいが、その先で、
3人とも、考え込んでしまったのだった。
(続く)
「ミケーレの蒼き仮面」第五章392
「早く、水晶だしな。
この穴を見るんだよ!
このくらいわかるわよね!」
「さすが、ハイジさん、頭いいねえ」
パティが例の調子で、アニーやウトーでも気づいた、肺女ハイジの言葉を聴いて、
おだてるように言ったので、
「パティ、本気でそう思ったのか?
なら、まだ、頭は完全にはよくなってないな」
「アニー、パティは本音だよ。
肺女の機嫌をよくするために、
あんなこと言うほど、
まだ、
頭は良くなってないんだよ。
でも、そのうち、良くなるんじゃないかなあ」
と、
兄弟はまたこそこそ話していた。
すると、
パティが、
メンマとギョウザとカマキリ男と小判女が水晶の中を覗くのに夢中になりだしたのを確認すると、
2人のところにそっとやってきて、
「メンマは気が小さいから、
機嫌の悪いまま、ハイジさんに怒鳴られると、
ドジ踏みそうだから、
ハイジさん、おだてておいたよ。
で、
どうやら、
あの様子だと、
ハイジさんの機嫌よくなったみたいだねえ。
後は、
メンマさんが落ちついて、
ギョウザが地上に這い上がって来る瞬間を逃さないこと
を祈るしかないねえ」
と、
兄弟が予想していないことをそっと囁いたのだった。
(続く)
カミサン伝説20「ハッピー編」518
そして、
大男龍之介は、
「変わったチャーハンだな」
と、
口に入れる前に大声でそんなことを言ったので、
盗み聞きしていた春美を可笑しくてたまらず、
もう少しで声を出しそうになったが、
どうにか我慢したのだった。
「硬え...
歯が欠けるとこだったぞ!」
「あなた...」
龍之介の妻マジメは、米が硬いのだ
と龍之介文句を言ったのだ
と思い、肘で脇腹をつつくようにして、小声で囁いたので、
「すいません。
ご説明忘れて、
貝殻類は食べないでください」
と、
ハルカが言ったので、
「なんだ!
喰えねえのか。
スペインだから喰えるのかと思った」と、
今度は、
寿司屋が、
貝類を扱うプロのクセに龍之介と同じような思っていたようなこと
を言うと、 最初から期待していなかったマジメが
こそっと龍之介に何か囁くと、
「おー、そうなのか」
と、
彼は言うと、
今度は、
米だけ口に入れて、
「うん?」
とだけ、大声で言ったので、盗み聞きしていた、春美は
龍之介や寿司屋のとんちんかんな言葉には慣れていたので、笑う程ではなかったのだが、
今の龍之介の言葉を聴いて、一口だけであんな声を出すほど、
ハルカのパエリアはひどくまずいのか
と思い込み、また、口を抑えて、笑いを我慢していたのだった。
(続く)
ドア女「ドア女Ⅸ(ナイン)」に死
「でも、
この人、何度もピンポンピンポン
と押していたんだろう?」
「そうだな?」
「もうすぐ、警察が来るだすよ」
「疑われないかな」
「ちゃんと説明しよう」
「あのさ?
もしかして、
ドア女に殺されたんじゃないの?」
「まさか?」
「そなワケないだすよ」
「やめろ。
そのことを警察に言うのは、
かえって疑われるぞ」
「そうだすよ!」
「それもそうだな」
続エスカレーター改「悪魔のようなガキ?と諭吉の行方と殺人鬼疑惑のアホ元高校生」
「あの子を無事家に送り届けたか?」
「はい。
ずっと泣き続けたままででしたが、
両親に抱かれると、泣きやんだので、
あまり私のようなものがいるのもあれですから、
そこで、私は戻ってまいりました。
もちろん、
警部補がご心配されてましたので、
万一のために、今回のような遠隔殺人が怒らないよう、
3名程、残してきました。
解毒剤も持たせてあります」
「上出来だ。
念のため、30分ごと、
あの子の家の様子を連絡させろ!」
「はっ!」
「あとは野郎をゲロさせるだけだな。
いまだに黙秘してるが、俺にも考えはある」
「タマちゃん、おなかすいたでしょ。
お寿司をたくさんとったから、好きなだけ食べていいのよ」
「バカヤロー!
普段ならいいが、
寿司はアレだろうが!」
「す、すいません。
事件のこと忘れてました」
「パパ、大丈夫だすよ。
いつものことだすから」
「タマちゃん...」
「何か、消化のいいものでも作れ!」
「だすから、大丈夫だすよ。
ドクターペッパーだけ飲んで寝るだすよ」
「あっ!」
「好物はいつも買い置きしておけって言ってるだろ!
それに... すぐ買って来い!」
「はい、今すぐ...」
「その間にシャワーだけ浴びるだすよ」
「そうだな!
すべて洗い流して忘れるといい。
本当、あいつは気が利かないな」
「パパ、
僕、
シャワー浴びてくるだすよ」
「ああ」
「イヤミなババアだすな!
きっと、寿司なんて、わざとだすな。
諭吉はこれでもう安泰だすな」
「今日に限って...」
「君、18歳だから死刑にならない
と思っているのか?」
死刑?
だめだ。
話したら、だめだ。
「さすが、
アホのフリした大悪党だな。
ひっかからなかったか。
まあ、いい。
死刑にしてやるからな」
この目は本気だ...
どうして、こんなことに。
「今、例の毒の入手経路を調べているから、
黙っていても、時間の問題だぞ」
入手経路って、
俺知らないよ。
でも、ケチガキ、
本当に殺されたのか?
自殺ってことはないよな...
それにしても、
俺が考えていた真犯人候補はみな...
誰が俺をはめたんだ?
にほんブログ村