「ドア女Ⅵ」ユ
「でも、ひさめちゃんだけ、
どういう口実で呼ぶんだよ」
「あー、そう言えばそうだすな」
「じゃあ、
他の二人、
サヤとみはるも呼ぶかあ?」
「みはるだすかあ?
苦手だすなあ?」
「しょうがないだろう。
口実がないんだから。
あの二人も呼べば、
ネネちゃん、
キミカちゃんのお別れ会、
やってるからって口実できるじゃん」
「そうだよ。
それに、
ひさめちゃんがいれば、
みはるもおとなしいって」
「うーん、しょうがないだすな。
でも、僕は電話しないだすよ」
「永久に全部かけさればいいって」
「俺が?」
「自分の部屋だし、
いいじゃないか」
「わかったよ」
続エスカレーター改「強盗高校生?ガキどもは見抜いていた?アホの行動?そして?」
「キャー!
強盗!」
おい!
なんで、そこの客が悲鳴上げるんだ?
あっ、そこにもガキが...
「警察呼ぶだすよ!」
「俺がつかまえてやる!
剣道初段だ!」
剣道が関係あるのか...
いてててててーーー!
「にいちゃんが悪かったのかあ」
とぼけるなあ?
「僕らは怖いから行くだすよ」
「そうだねえ。
剣道の強いにいちゃんに任せておこう!」
「待て...」
「黙ってしゃべれ!」
こいつ、ガッツかよ!
いてえーーーー!
「うまく行き過ぎたなあ」
「あのにいちゃん、単純だからね。
ケンタとマックの後は、
モスくらいしか思いつかないだろうからねえ。
あのブスカワねえちゃんもうまくやったね」
「だば、万札を取りにいくだすか?」
「バーガー、食べながら行こう!」
「そうだすなあ!」
はたして、アホ高校生の運命は?