大阪府 町村議長会(9町1村)による研修会に参加しました。南部地区(忠岡、熊取、田尻、岬町)は議長のみで、北部、中部は正副議長が参加されました。
二日にわたり、研修を受けましたが、地方分権、地方議会(930町村)等の将来展望について、勉強ができました。
「町村議会に期待する」
内容は沢山有りましたが、国政、地方、議員等にも関係する問題点を紹介します。
「口利き」の功罪
従来、市町村議員の任務は「口利き」;地域・個々人の各種相談への対応と解決への奔走。
多くの場合、議員が自力で解決する手段を持つことはなく、行政や企業に働きかけ。なぜ、議員は「口利き」をするのか?
需要;住民としては解決して頂きたい課題がある。
供給;住民に「口利き」をして喜ばれば、選挙に強くなる(政治的野心の充 足)票と便宜の交換関係。
何故、行政や企業は議員の「口利き」に応じるのか?
議会の表決権力の存在、議決権行使とと便宜の交換
例)政治行政腐敗 「口利き」は結局、圧力・陳情・恫喝・裏取引になりやすい。
例)特定支持者のみの「口利き」でしかない、当選に必要な票数の「口利き」で充分。
「口利き」をしない議員は何をするのか?
事業実施出来ない議会が、条例、予算、政策を形成しても、手柄は首長へいくだけ。
仮に議会の功績となっても。議員同士は同業競争相手。
一部を紹介しましたが、東大法学部教授の講演は大変難問でした。時間をかけて、解読しながら一つでも身につけたいと思います。
写真の 加来耕三 氏は歴史家・作家で、講話が上手く歴史の面白さに感動をしました。
「歴史は活用してこそ意義がある」「使えない歴史は意味がない」と歴史をいかに具体的に、日常生活や仕事に活用するかのテーマーでした。
テレビでよく見かける方で、石原伸晃 議員と記者時代仕事をした体験談を交えて、「報道から見た日本の未来」「政治経済の展望」の講演をしました。