飛騨市古川町にある和ろうそくの老舗「三嶋和ろうそく店」に行きました。
「三嶋和ろうそく店」は、明和年間(1764~72)創業、240年以上続く
「手作り和ろうそく」の老舗。
NHK朝の連続ドラマ「さくら」の舞台となったところです。
店内の様子。白と朱の和ろうそくがそして奥に大ろうそくが並んでいます。
「さくら」の写真も飾られています。
七代目の三嶋順二さんが、実演しながら、ていねいに和ろうそくに
ついて説明してくださいます。
和ろうそくは仏教の伝来とともに、中国からもたらされた蜜ろうそくが始まり
と言われています。
はぜの実からとった脂でできたが木ろうと、和紙にい草のズイを巻いた芯
からできています。
ここ三嶋屋さんでは、手で蝋を塗りかけていく江戸時代からの技法「生掛け」
という技法で和ろうそくを作っています。これは熟練の技が必要だそうです。
上の写真は、白ろうそくに朱をまわしながら掛けているところです。
これは、七代目の三嶋順二さんが、考えた朱ろうそくです。
1本は上と下に朱を掛けたもの、もう1本は流しかけたもの。
これを作ったときは、先代にひどく叱られたそうです。
かわらず伝統を守り続けるか、現代のニーズに少しでも答えていくか。
和ろうそくは、煙が立たず、すすが出ず、蝋が流れない。
そして、「炎のゆらぎ」(風もないのに炎がときおり揺れ動く)があり、
炎を見つめていると不思議と心が安らいでくるリラクゼーションの
働きもあるそうです。
古川町の街並み。白壁ときれいな水が流れる水路が調和してきれいです。
本日の天気。もうすぐ、女子フィギアでキム・ヨナと浅田真央が登場します。
どちらが金メダルをとるでしょうか
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