Greetings From Japan

日々の暮らしをのんびり綴っていきます。

和ろうそく(飛騨市古川町)

2010-02-26 10:57:47 | 旅行(Travel)

           

飛騨市古川町にある和ろうそくの老舗「三嶋和ろうそく店」に行きました。

「三嶋和ろうそく店」は、明和年間(1764~72)創業、240年以上続く

「手作り和ろうそく」の老舗。

NHK朝の連続ドラマ「さくら」の舞台となったところです。

店内の様子。白と朱の和ろうそくがそして奥に大ろうそくが並んでいます。

「さくら」の写真も飾られています。

七代目の三嶋順二さんが、実演しながら、ていねいに和ろうそくに

ついて説明してくださいます。

和ろうそくは仏教の伝来とともに、中国からもたらされた蜜ろうそくが始まり

と言われています。

はぜの実からとった脂でできたが木ろうと、和紙にい草のズイを巻いた芯

からできています。

ここ三嶋屋さんでは、手で蝋を塗りかけていく江戸時代からの技法「生掛け」

という技法で和ろうそくを作っています。これは熟練の技が必要だそうです。

上の写真は、白ろうそくに朱をまわしながら掛けているところです。

これは、七代目の三嶋順二さんが、考えた朱ろうそくです。

1本は上と下に朱を掛けたもの、もう1本は流しかけたもの。

これを作ったときは、先代にひどく叱られたそうです。

かわらず伝統を守り続けるか、現代のニーズに少しでも答えていくか。

        

和ろうそくは、煙が立たず、すすが出ず、蝋が流れない。

そして、「炎のゆらぎ」(風もないのに炎がときおり揺れ動く)があり、

炎を見つめていると不思議と心が安らいでくるリラクゼーションの

働きもあるそうです。

         

古川町の街並み。白壁ときれいな水が流れる水路が調和してきれいです。

 

本日の天気。もうすぐ、女子フィギアでキム・ヨナと浅田真央が登場します。

どちらが金メダルをとるでしょうか


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