「さとかず」の読書のススメ

シンガポールから送る独断的な読書録
(基本ルールとして、単行本は出版社名、文庫本は文庫シリーズ名を記載)

9月15日読了、「王国への道 遠藤周作」

2007-09-22 12:09:57 | 思想・文学
タイの歴史上の日本人、山田長政をキリスト教殉教者と並べ、書かれた1冊。

「王国への道 遠藤周作 新潮文庫」

陰謀ひしめくアユタヤ王朝の日本人社会、海外で生きていくことの難しさを現在に照らし合わせ、考えさせられる1冊です。
作者がクリスチャンである為に、通常の小説と異なり、キリスト教的な視点が見受けられます。

さて、東南アジアでは定年後のリタイヤビザで暮らしている初老の人たち、新たなる移民層でもあるのかとも思えますが、海外で暮らしていく覚悟の程度により、その満足度も異なるのでしょう。

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