朝日新聞の投書欄に、ある開業医の当初が掲載されていた。そこには、「新しい制度は、75歳以上の人から何が何でも生き抜いてやるぞといった生命の根源みたいな意識を消し去った」とされ、「胃カメラ見て」「MRI撮って」という患者が激減したそうである。
病人本人が自分の体調の変化に気づき、医師に申告することは、「自分の健康は自分で守りたい」という意思の現れであるはずだ。それを自己負担や病院の負担に配慮するあまり、言わなくなっている。これでは、重篤な病人を大量生産する状況を作り出しているようなものだ。
私の知人も、本来退院できる状況にないが、入院が長期化すると病院の収入が激減するので、経営側からそれとなく迫られて板ばさみになつている主治医に気を使い、自分から「退院する」と申告したとのこと。
後期高齢者制度も間違っているが、人の命を大切にしない日本の政治そのものが根本から狂っている。
病人本人が自分の体調の変化に気づき、医師に申告することは、「自分の健康は自分で守りたい」という意思の現れであるはずだ。それを自己負担や病院の負担に配慮するあまり、言わなくなっている。これでは、重篤な病人を大量生産する状況を作り出しているようなものだ。
私の知人も、本来退院できる状況にないが、入院が長期化すると病院の収入が激減するので、経営側からそれとなく迫られて板ばさみになつている主治医に気を使い、自分から「退院する」と申告したとのこと。
後期高齢者制度も間違っているが、人の命を大切にしない日本の政治そのものが根本から狂っている。