精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

原爆症認定

2008年06月20日 23時13分04秒 | 平和・憲法9条
 夕方のニュースで、先日勝訴し国側が上告を断念した「原爆症」の方に、厚生労働大臣の「認定証」が渡されるシーンを放映していた。当人は84歳になり、「もう先が長くない他の人も早急に認定を」と訴えておられた。
 「よかった」ことに違いないが、原爆が投下されたのはご存知の通り1945年。実に63年が経過している。なぜこんなに長い時間がかかるのだろうか。司法の救済という道だが、84歳にもなる方が本当の意味で救われているのだろうか。
 この国の政治は貧困で冷たい。政権与党に献金する企業・団体には、「国際競争力をつけてもらうため」などと言い減税など大判振る舞い。天下り団体も次々作り、キャリア官僚の人生も安泰。それに比べ・・・
 これまで、公害、薬害、ハンセン病・・など国民の苦しんできたことには、できるだけ政府の責任を狭くしようと救済を拒み続け、裁判も長引かせてきた。同じ政党が長年政権に居座っているために膿が溜まっているのだろう。宗教団体にサポートされている政党が与党になってすでに長いが、「人間」を大事にする(?)宗教団体の想いも、これらの政党には届かないらしい。結局、国民に冷たい自民党政権を延命させただけだったのではないか?
コメント
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