望郷いなか詩

田舎に燦々といきたい

何気ない秋色

2017-09-24 20:36:47 | さみしさBOX
徳島市西浜町 三角公園


「さりげなく強く」


何気ない色として秋雨

さりげない素振りで降る


アスファルト道 

ただ無色の秋で濡らして

砂埃 排ガスに汚れた路面

ただただアスファルトのあるがままの色に然り気無くした


あるがままのチャコールの路面

一見 杖をあげたくなる白髪

昔の乳母車の頑固を押してお婆さん

秋 夕暮れを他人に色ずけされたくない 

行き先を定められたくないような無表情で通りすぎる


今 頼りないシルバーカーおして行く

ヨタヨタと然り気無く

秋雨に濡れた路面を色ずけすることなく

あるがままを歩いて入るのだろう