鳥バカ日記

インコと暮らす楽しくシアワセな毎日。
我家の愛しい鳥さんのことを綴った、親ばか、鳥ばか日記です☆

《奄美の絶品グルメ》2006年奄美大島ダイビング旅行1

2006年07月01日 | 奄美大島旅行
7月初旬、以前から一度行ってみたいと思っていた奄美大島にひとりで潜りに行ってきました。

大阪から直行便で約1時間半という近さでありながら、
素朴で自然豊かな島では時間がゆっくり流れているようでした。

梅雨も明けた島では天候にも恵まれ、
のんびり潜ったあとは、新鮮な魚介類や奄美名物の鶏飯など、おいしい食事をいただき、
すっかり癒されてきました!!




7/1

朝家を出て、モノレールで伊丹空港へ向かう。
何度来ても、すごい住宅地の中にある空港だなぁ、とびっくりさせられる。

早めに空港に着いたので、荷物を預けたあと、本屋で立ち読み。

いちばん目立つところに置かれてた『行ってはいけない島』というおどろおどろしい本をパラパラめくってみると、
奄美のことも載っていたので読んでみる。

人口よりハブが多くて危険だの、細長い魚のダツに刺された話だの、
猛毒アンボイナ貝で重体という新聞記事など、恐ろしい内容ばかり・・・

読むんじゃなかった・・・×××



気を取り直し、搭乗口へ。

小さな飛行機なので、座席はほぼ満席。


いざ出発!飛行機嫌いな人ってたくさんいるけど、私は大好きなんです!

離陸の瞬間までの滑走路を走る加速感!めちゃくちゃワクワクする!

そして離陸したと思った瞬間には、今まで自分がいた地上が模型のように小さく見える!
楽しいじゃないですか!

この日は離陸したと思ったら、すぐに神戸空港が・・・
近い、近いと聞いてはいたが、やっぱり伊丹、関空、神戸の3空港、近すぎるんやないですか?

その後もずっと眼下に見える海や山や島の様子を眺め続けていた。

時速800キロにもかかわらず、まるで静止しているかのような空と雲の景色。

だけど他の飛行機とすれ違うときには、その速さを実感できる。

そうこうしてるうちに、間もなく奄美に到着、というアナウンス!近い!

大阪を飛び立って約1時間半で着いちゃった!

ここ最近はあらゆる交通手段を乗り継ぎまくり、
20時間、30時間かかるようなとこばっかり行ってたので、めちゃくちゃ近く感じる。

大阪はすっきりしないどんより天気だったけど、こっちは快晴!機内から見下ろした海もめっちゃ綺麗!

一気にテンションあがりまくる私。



飛行機を降り、荷物を受け取り、外に出ると、民宿の札を持った女性が迎えに来ていてくれた。

挨拶をして、話を聞いてみると、なんとその女性は民宿の人ではなく、その民宿の常連さんで、
次の便で友人が来るので、民宿のおじさんの代わりに迎えにきたのだという。

その代わりに民宿のおじさんは今頃海に潜って、今夜のおかずの魚を突きにいってるんだって!

早くも離島ムード満点な話!

とりあえず次の便が到着するまで、そのKさんという女性と一緒に空港内のレストランで昼食をとることに。


奄美空港のレストランからの景色。



海も見えて、なんとも気持ちいい!

めちゃくちゃいい天気です!



なんでも明日、シーカヤックの大会があるらしく、
その女性も、次の便で来る2名の男性も、その大会に出場されるそうだ。

そんな大会があるなんて全然知らんかったなぁ。

Kさんは自分のカヤックを積んで、千葉から車で奄美まで来たんだって!すごいなぁ。

そうこう話てるうちに、次便が到着し、Kさんと同じ千葉のカヤックチームの男性2名が到着。

そして、奄美に居ながらにして、そのKさんの千葉ナンバーの車で、瀬戸内町にある民宿まで出発。



空港は島の北部に位置しており、島の南部、瀬戸内町にある民宿までは、約2時間。
飛行機に乗ってた時間より長い。

奄美大島というのは、かなり大きな島なのだ。

空港から車で15分程度の北部のリゾートでは、大阪発3日間のダイビングツアーが多いんだけど、
今回私は敢えて、空港から遠い南部を選んだ。

その理由は、辺鄙なとこのほうが人も少なくて、自然も豊かであろうという
〝なんとなくよさそうやから〟という極めて曖昧なものやけど、加計呂麻島も見てみたかったしね。

車はしばらく美しい海岸沿いを走り、とても幸せ気分。

しばらく走ると、緑も豊かな大自然。ええわぁ。ええ感じやわぁ。

車内は私以外はカヤッカーのみなさん

。カヤックの楽しさについて、いろいろお話しを聞かせてもらいました。

そして私もカヤッカーにならないか、と誘ってももらいました。

私も何回かカヤックに乗ったことあるけど、すごい楽しいもんな。

毎年慶良間でカヤックのツアーがあって、
ボートでは決して入って行くことのできない無人島の小さな入り江などで、シュノーケリングしたり、
キャンプしたりして、めちゃくち楽しいよぉーなんて話を聞いたら、
私も行ってみたい!って気にならずにはいられませんでした!




無事民宿に到着。

今回お世話になるのは〝ダイバー民宿ふじ〟さんです。

やっぱりひとり旅のときは、アットホームな雰囲気で過ごせる民宿がいいですね。

この民宿はオーナーが漁師だっていうのも魅力。

2階のお部屋に案内してもらい、しばらくのんびりしたあと、
1階に降りてみると、オーナーのおじさんが海を見に連れていってくれるという。

車に乗り込み、高台にある展望台まで連れていってもらいました。

目の前に加計呂麻島が見えます!



加計呂麻島と奄美大島の間が大島海峡です。

木々が生い茂り、なかなか真下は見えないんだけど、

おじさん曰く、大島海峡ではどこを潜ってもポイントみたいなもんで、ハゼなんてウジャウジャいるらしいです!

明日からのダイビングがすごく楽しみ!





しばらく景色を楽しみながら、おじさんとイロイロお話。

ここ奄美は島のほとんどが山で、人が住むことができるのは、ごく限られた一部の土地だけしかないんだって。

確かに空港からここまで来る間も山だった。

でも現在はたくさんのトンネルが出来たことによって、空港まで片道2時間くらいで行けるようになったけど、
以前は空港までの送迎も1日がかりの仕事だったそうです。

「緑が豊かでいいですね」って言ったら、
「そう言ってもらえるといいけど・・・」って、実際に暮らしていくには大変なことも多いみたいです。

この展望台にも、もう少し夕刻になると、野生のヤギやハブが降りてくるんだって。

ヤギは時計を持ってるわけじゃないのに、毎日決まった時間に降りてくるから不思議だっておじさんが言ってた。


そのあと、明日のシーカヤックの大会のため、港がどうなってるか見に行こうってことで、港へ移動。

途中、がじゅまるの木に住むという〝けんむん〟という河童みたいな妖怪?精霊?の話や、
デイゴの花の話など、いろいろ聞かせてもらった。

港に着くと、色とりどりのカヤックが並べられていて、とっても華やかでした。





民宿に戻ってくると、入口のテラスで宿泊客のみなさんが、お風呂の順番待ちしながら談笑中。

そのうちビールも出てきて、和気あいあい。

民宿の前はすぐ山で、森の緑が美しい。



蝉がいっぱい鳴いている。奄美では1年中蝉が鳴いてるんだって。

この森には、青くて美しいルリカケスや、赤い嘴がかわいいアカショウビンっていうカワセミの仲間の鳥さんもいるらしい。

姿が見えなくても、〝いる〟っていうだけで、うれしくなってくるわ。




みんながお風呂に入り終わると、みんなでテラスから食堂へ移動し、そのまま夕食をいただくことに。

本日、この民宿に宿泊しているのは、千葉県民4名、大阪府民2名、鹿児島県民1名。

私以外は全員明日の大会に出場するカヤッカー。今日だけは〝カヤッカー民宿ふじ〟状態です。

30代から60代まで、年齢もバラバラだけど、みんな人生を楽しみまくってる人たちばかり。

そんな人たちの話を聞けるのは、とてもうれしいし、楽しい。

民宿のおじさんが捕ってきた新鮮な魚介類が中心のおいしい夕食!

ああ、ほんま来てよかったわー。

でっかいセミエビのお刺身はイセエビみたいでめっちゃおいしい!




おばけサザエと言って出されたのは、夜光貝のお刺身。



夜光貝って、すごく綺麗な貝で、
はるか昔の時代から高級な貝細工になってたりして、貝のアクセサリー好きな私も大好きな貝なんやけど、
食べるのははじめて!

7人いても食べきれないくらい身が詰まっていた!

他にもカツオやエビ、いろんな一品料理もあって大満足。

そして仕上げはやっぱり、鶏飯でしょう!!





奄美名物の〝鶏飯(けいはん)〟。
ごはんの上に鶏のささみ、錦糸玉子、しいたけ等、好みの具をトッピングし、アツアツの鶏のスープをかけていただく。

これがめちゃくちゃおいしいねん!!

だけど、大阪の地元では京阪沿線に住んでる私は
”鶏飯”と聞くと、どうしても”京阪乗る人、おけいはん”と 思い浮かんでしまうのだった。







つづく・・