goo blog サービス終了のお知らせ 

鳥バカ日記

インコと暮らす楽しくシアワセな毎日。
我家の愛しい鳥さんのことを綴った、親ばか、鳥ばか日記です☆

《固有種ミズタマヤッコ》2007年小笠原ダイビング旅行5

2007年04月07日 | 小笠原・父島&母島ドルフィンスイム
《母島へ》2007年4月小笠原ダイビング旅行1

《沈船ダイブ》2007年小笠原ダイビング旅行2

《イソマグロいっぱい!》2007年小笠原ダイビング旅行3

《メグロ!!》2007年小笠原ダイビング旅行4


からの続き・・・


☆ ☆ ☆

4/7

晴れました!!! やっと晴れました!

今日は3本潜りました!

船の上から見る海の色も小笠原らしいボニンブルー!

やっぱりこうでなくちゃ!

1本目はリクエスト通り、小笠原の固有種、ミズタマヤッコが見れる向島のミズタマというポイント。

-1本目- 向島 ミズタマ


ミズタマヤッコ ♂




ミズタマヤッコ ♀





このミズタマヤッコという魚は世界中で小笠原にしかいない魚なんやけど、

父島では水深40~50m位のかなり深いところまで潜らないと見れない貴重な魚。

でもここ母島では水深30m位のところで見れるんです!

頑張って写真撮っててんけど、動きが素早くてなかなかうまく撮れない…

危うく減圧出しそうになって諦めた…



メガネゴンベ





漢字で書くと眼鏡権兵衛







眉毛みたいな模様がキュートすぎる ベニゴンベ






ばっちりカメラ目線のアカハタ。かわいい☆




他にはヘルフリッチも見れたよ!写真は惨敗やったけど・・・


☆ ☆

-2本目- 向島 大ビーチ

2本目はクジラ狙いで、また向島の大ビーチというところに潜りました。

小笠原に来るなら夏のほうが海も凪るし、透明度も抜群、おまけに寒さに震えることもない!

それがわかっていながら、この時期に小笠原に来る理由・・・

それはやっぱりクジラに会いたい!クジラの声が聞きたい!っていうのがいちばんの理由なんです!

ここにはアジアコショウダイがいっぱいいて幸せ気分でした。

ノコギリダイ、ヨスジフエダイ、アカヒメジ…

いろんな魚がいっぱい群れてて楽しかった!



でもクジラは見れなかった…

朝からずっと声は聞こえてるんやけどね…




シンデレラウミウシ





ゾウゲイロウミウシ




ほんまはもっと綺麗なピンク色とかやねんけど、青かぶりでようわからんようになってます・・・






小笠原に生息するクマノミは1種類、普通のクマノミだけ。

普通のクマノミなんだけど、オレンジ色じゃなくて地域変異で何故かみんな真っ黒です。





赤ちゃんのときは普通のクマノミとおんなじように黄色っぽいんだけど・・・




ミナミイスズミのペア。



イスズミは基本的には灰色の地味な色の魚だけど、小笠原では色彩変異の黄色い個体も多いです。

この写真の2匹の黄色いイスズミは見つめあい、

微笑みあってるようにも、お話してるようにも見えます。

2匹の表情がすごく楽しそうで、個人的にお気に入りの写真です。




魚が好きな私ですが、アジアコショウダイは現在私が最も好きな魚。



くりくりのつぶらな瞳、分厚いクチビル、かわいすぎる顔に、大きくてかっこいい体!!



私が魚ならこの魚に惚れますね。

だけど今のところ私のこの気持ちをわかってくれる人は皆無。・・・変態扱いされてます・・・

潜っててアジアコショウダイに会ったときの私は、うれしさでココロトキメかせているのです☆



つづく・・・











《メグロ!!》2007年小笠原ダイビング旅行4

2007年04月06日 | 小笠原・父島&母島ドルフィンスイム
《母島へ》2007年4月小笠原ダイビング旅行1

《沈船ダイブ》2007年小笠原ダイビング旅行2

《イソマグロいっぱい!》2007年小笠原ダイビング旅行3


からの続き・・・


☆ ☆ ☆

ダイビング後、昨日、今日と一緒に潜って親しくなったTさんと静沢の森遊歩道を歩いてきました。

いきなりの急な上り坂に早くもふくらはぎが悲鳴!

この遊歩道には戦争で使用された施設、砲台、壕などが残存しています。

この美しい海と自然を持つこの島、この国、この世界、この地球で戦争がなくなることを祈ります。


軍施設の門柱が残ってます





弾薬庫の跡







この砲台はまだ綺麗に原型を留めています





固有植物のタコの木




タコの木の根は、ほんまにタコみたい






遊歩道では世界中で母島、向島、妹島にしか生息しない
ハハジマメグロという鳥さんにも会えました!



かわいかった!鳴き声もかわいい!

メグロ見ずして母島からは帰れん!

と思っていたのでよかったです!




遊歩道を抜けると、眼下に広がる絶景!

昼に潜った四本岩から母島列島の島々をはじめ、水平線が見渡せます!

これで水平線に沈む夕日見れたら最高なんだけど、残念ながら曇ってて夕日は見れませんでした!


今日潜った四本岩が見えます





母島の電話ボックスには、
ネイチャーボイスボックスなるものが設置されていて、
ボタンを押すと メグロ、ハンドウイルカ、ザトウクジラの鳴き声が流れる仕組み!

とりあえず、おかんとモモちゃんに電話して聞かせときました!





観光協会の横にあるザトウクジラのモニュメント






毎日夕食後、港を散歩するのが日課になりました。



夜の港は寒い。静か。誰もいない。です。

母島は本当に静かで、

波の音、風の音、鳥の鳴き声、葉っぱの音…

本来あるべき自然の音しかないので心地いいです。

大阪がいかに雑音が多いか…思い知りますね・・・



つづく・・・










《イソマグロいっぱい!》2007年小笠原ダイビング旅行3

2007年04月06日 | 小笠原・父島&母島ドルフィンスイム
《母島へ》2007年4月小笠原ダイビング旅行1

《沈船ダイブ》2007年小笠原ダイビング旅行2

からの続き・・・


☆ ☆ ☆

4/6

今朝も起きた時点で曇り空。

しかも夜のうちに雨が降ったらしく、ベランダに干してた水着はびしょ濡れ。

風もあって外に出てみると寒い…

なんか急激に潜りたくなくなった…

この寒さの中、濡れた水着を着る勇気が湧いてこない。

ショップの人に相談したら、
明日帰るお客さんがどうしても沈船に潜りたいと言ってるらしく、1本目は昨日とおんなじポイントに潜るとのこと。

じゃあ2本目から参加します!ということで、本日は1本だけ潜りました!


-1本目- 四本岩




四本岩というダイナミックな地形のポイントで、
大きな柱のような岩と岩の間は潮が流れ、この時期はイソマグロがいっぱい入ってるんです!

今日もいっぱいいましたよ!

マグロ見つけたらみんなでカウントし、
その平均値をショップHPのログに載せます!とガイドさんが言ってたので、みんな一生懸命に数えました!

あがってからみんなで確認し合った結果、50匹以上はいた!ということで落ち着きました!













大きなイソマグロが50匹も自分の頭上を泳ぎ廻る姿は圧巻!でした!

結構近くまで来てくれて、こんなに近くで見れるのは珍しい、とガイドさんが言ってました!

かなり興奮したけどやっぱりめちゃめちゃ寒かったです!




ガイドさんがキリンミノがありえないほどいっぱいいる壁がある、って言ってたんだけど、
ほんまに壁一面、そこらじゅうにおった!

美しいものに毒はつきもので、この魚さんたちにも猛毒があります。

あんまりいっぱいおるから、不意に目の前に泳いでこられて刺されたらどうしよう・・・って、
写真を撮りながらもビビり気味でした。


キリンミノカサゴ





すごく綺麗





こちらはネッタイミノカサゴ





この狭い範囲だけで3匹もいます!







このシックな和風柄が美しいチョウチョウウオはユウゼン。




この魚を見ると、あー小笠原に来たんだなぁーと思う。

ほんとに着物の友禅柄みたいでしょ?

日本にしかいない固有種なのですが、生息地域は八丈島~小笠原あたりが中心で
オキナワなどでは見ることはできません。

美しい模様と日本固有種ということで、観賞魚として人気があるらしく、
その販売価格は1匹5万円もするんだとか。

小笠原ではどこのポイントで潜っても見ることができます。

私の好きな魚の1種です。




でっかいアカイセエビ。



小笠原には巨大なイセエビもいっぱい棲んでます。









《沈船ダイブ》2007年小笠原ダイビング旅行2

2007年04月05日 | 小笠原・父島&母島ドルフィンスイム
《母島へ》2007年4月小笠原ダイビング旅行1

からの続き・・・


☆ ☆ ☆


4/5

今日から早速母島でダイビングです!!


-1本目- 蓬莱根 沈船

1本目は沈船のポイント。

激戦地だった小笠原のまわりには船もたくさん沈んでいます。

悲しい歴史を癒すかのように、その沈船たちはよき魚礁となり、いまではたくさんのお魚が住み着いています。

でかいハタがいっぱいでテンション↑。

ガイドさんに

「サルコさんハタ好きなんですか?アザハタがあんなに脚光浴びてるとこ、はじめて見ました。」

と言われてしまいました!

クジラの声もかすかに聞こえてました。

それにしても冷たい!水温21度。

海から上がっても北風ヒューヒュー!

手はかじかみ、震えがとまらんかった!


真ん中でまっぷたつになった沈船





これは和式トイレ





ヨスジフエダイ





ハナミノカサゴ





ワモンダコ






ユカタハタ。くちびるラブ★







ホシゴンベ(幼魚)





タキベラ








一旦ショップに戻り、熱いシャワーを浴びて気を取り直し、2本目へ。

港を出るとすぐにハシナガイルカがピョンピョン跳ねてました!

船の上からしばらくウォッチングを楽しみました。

やっぱりイルカさんはかわいい☆

2本目のポイントは珊瑚と砂地のヒーリングポイント。

ここでもアジアコショウダイやハタなどのクチビル魚に夢中の私でした!

楽しいけど、やっぱり寒すぎ…

せめてもうすこしおひさまよ、照らしておくれ!



-2本目- 南京浜



ウメイロモドキの群れ






アカヒメジの群れ






大きなテーブルサンゴ






でかいシラヒゲエビ






スズメダイとホシゴンベの2ショット。





カンモンハタ





ヒトヅラハリセンボンは岩陰でかくれんぼ。







ダイビングが終わって宿の部屋に帰ってみると、
部屋がガラーンとしています。

同室だった学生さんたちは今日のははじま丸で父島に移動したようです。

今からは相部屋が個室状態です。

相部屋が嫌なわけじじゃないけど、学生グループの中にひとりでぽつん、というのはさすがにキツかったので、
なんとなくホっとした。

部屋の窓からは海が見えます。



港から向島のほうまで見下ろせます。

さっきハシナガイルカに会ったのも、ちょうどこの辺!






つづく・・

《母島へ》2007年4月小笠原ダイビング旅行1

2007年04月04日 | 小笠原・父島&母島ドルフィンスイム
小笠原の海が大好き★イルカやクジラが大好き★な私は

うれしいときも悲しいときも、忙しいときも暇なときも、1日1回は小笠原の海やイルカに想いを馳せている。

そして機会さえあればいつでも行くぞ!と思いながら生きています。

がんばってればまた小笠原に行ける!と思うと、仕事もバイトもがんばれるし、生きるハリも出るんです。

今回、3月いっぱいで仕事の契約が切れたので、4月のいちばんはじめのおがさわらまるに乗って

大好きな小笠原に行ってきました!!



4/3

始発に乗り、今回はリッチにのぞみで東京まで来ました。

東京は雨。寒いです。



無事おがさわら丸に乗船できました。

船内では、とにかく活字中毒の私は、船にあった新聞を全紙読破し、そのあとは持参した文庫本を読み続けてました。

あとは寝てるか、食べてるか・・・・




4/4

朝、船内放送で、「小笠原諸島さいしょの列島、聟島列島が見えてきました」とアナウンスがあり、

喜び勇んでデッキに出る。

いつもはこの瞬間に青く澄み渡る空と、どこまでも深い海の紺碧色、そしてケータの島影を見ると、

ココロが晴れ渡るようなワクワクした気持ちになるんだけど、今回は何故でしょう?

天気がどんよりしていたせいでしょうか?あんまり感動せえへんかった。

大好きな小笠原まで来て感動できなかった自分にショックを受ける・・・

一方的に想いが冷めてしまった恋人に感じるような罪悪感さえおぼえる。。。

が、そんなのはただの勘違いだった。

父島の二見港が近づき、「船の前方にクジラが見えています」というアナウンスで私の魂は燃えた!

そしてザトウクジラのブロウを見た瞬間、

あーやっぱり来てよかったぁー!

あーやっぱり大好き、小笠原!と、感動しまくりでした。

やっぱり私が小笠原に恋する気持ちはほんまもんでしたわ。

そんなこんなで定刻より10分ばかし遅れ、25時間40分の航海を終え、無事父島に到着しました。

が、今回はまず母島に滞在します。

ここからさらに、ははじままるに乗船し、母島へと向かいます!




父島・二見港にあるザトウクジラのモニュメント






父島から母島までの船の上からは、出航後10分足らずでザトウクジラのブロウが!!

その後も出るわ出るわ!ブロウだけじゃなくブリーチまで何回も見た!

さすが小笠原!!

でもクジラが跳ねると海がシケるらしいねん…跳ねまくりやってんけど!

聞くところによると、なんとこの時期に台風が発生してるらしい!

…あーあ…



父島から2時間10分、

大阪の家を出てから30時間以上の時間を費やし、

夕方になってやっと、日本でいちばん遠い有人島、母島に到着しました。

今回母島でお世話になる宿泊先は母島ユースホステル。

今日は混んでいるらしくて、私が滞在する5人部屋も満杯。

しかも私以外は全員おともだち同士の学生さん。

うわぁー・・・なんか居場所ない感じ・・・

荷物を置くと早々にダイビングショップに手続きに行きました。

ショップ前の水槽にはひとなつっこい青海亀のこどもが。カワイイ。

そのあと鮫が先展望台というところにふらりと出かけ、

夕食までの間、ここでしばらく鯨探ししと夕焼け鑑賞しました。



んー、でも寒くて長くは居られず、早々に退散。




夕食をいただきました。そのあとはまったりタイム。

オナガといわれる鯛や鰆など島で捕れた魚の他に、

宿の奥さんの実家である知床から送られてきたという蝦夷鹿の肉も出してもらいました。

小笠原まで来て蝦夷鹿を食べるとは思いませんでした。

おなかいっばいになると、もう眠い…まだ7時半やのに!

ニュース見たら東京では雪が降ってたそうですね。桜と雪という不思議な光景がテレビに映ってました。

こっちも思ったより寒い…海に入りたいと思う気温じゃございません。

あー明日はどうなることやら…



電話をかけるために、港まで歩いていきました。

夜の港は肌寒かった。魚が泳いでるのが見えた。

しばらくすると、どこからかかわいい白黒模様の猫ちゃんが現れ、私のまわりをぐるぐる。すりすり。

猫ちゃんになつかれたことなどほとんどない私は、どうしていいもんかわからんかったけど、

とりあえず喉を撫でるとゴロゴロ言うてました。

帰ろうと歩きはじめると、私の足のまわりをまとわりついて、しばらくずっとついてきてくれました。

母島でいちばん最初にできたおともだちです。



かわいかったな☆



満月 。

滞在中の部屋には天窓がついています。

夜中にふと目が覚めると、電気は全部消してあり、真っ暗なはずなのにすごく明るい!

なんでやろう?と見上げてみると、ちょうど天窓の真上にまんまるお月さまが!!

ベットで寝ながらお月さまが見れるなんて最高の気分でした!




つづく・・・



《思う存分ドルフィンスイム》2004年小笠原ダイビング旅行13

2004年10月23日 | 小笠原・父島&母島ドルフィンスイム
《2年ぶりの母島へ》2004年小笠原ダイビング旅行1

《ミズタマヤッコ》2004年小笠原ダイビング旅行

《母島島内観光でメグロに出会う》2004年小笠原ダイビング旅行3

《父島でダイビング》2004年小笠原ダイビング旅行4

《孫島と沈船ダイブ》2004年小笠原ダイビング旅行5

《ハシナガイルカ》2004年小笠原ダイビング旅行6

《ピグミーシーホース》2004年小笠原ダイビング旅行7

《父島1周とマッコウクジラツアー》2004年小笠原ダイビング旅行8

《原チャリで父島観光》9

《初めて見たヘルフリッチ》2004年小笠原ダイビング旅行10

《ハンドウイルカ&ハシナガイルカ&マダライルカ&マッコウクジラ!!》2004年小笠原ダイビング旅行11

《人生初ジンベエザメ!!》2004年小笠原ダイビング旅行12

からの続き・・・



☆ ☆ ☆ ☆


10/23

いよいよさいごの日。

ホントに帰る?ひとりででも島に残るべき?その他イロイロ考え込むこともあって眠れませんでした・・・

でも結局さいごまで悩みながらも、また来ればいいか、と思いとりあえず(?)帰ることにしました。

今日は絶対にイルカに会える!と何故か明確なビジョンがあったので、
おが丸出航までの時間、ドルフィンスイムの半日ツアーに参加しました。

朝オーナーに、「ヨシミさん、昨日はヤッタね!!ジンベエ!」と言われてまたうれしくなった。

なにが起こるかわからない小笠原でも、ジンベエはなかなか簡単に会えるもんじゃないらしい。

いるんだろうけど、どこに行けば会えるってのがあるわけじゃないから

「シャチに会うくらい貴重」なんだって。(小笠原ではシャチに会えることもあるのです)

ラッキーでした!


☆ ☆


南島周辺でミナミハンドウイルカに会えました!

イルカさんたちは、砂地にクチバシを突っ込んだり、背中をこすりつけたりしてました。

この行動は砂の中にいる魚を採餌したり、皮膚の古い組織や寄生虫を払うためといわれてます。


サラサラの白い砂地にイルカ・・・



イルカたちも気持ちよさそうですが、それを見つめる私たちも癒され、気持ちよくなっちゃいます!










めちゃくちゃカワイイ赤ちゃんイルカ。








ヒトに興味深々でした。






かなりたくさんのイルカがいました。

イルカたちの機嫌もよさそうです。

目のまわりにいっぱいコバン鮫がくっついてて、「もう!!」ってなかんじで振り払ってるコがいたり、

ダルマ鮫にくり抜かれた傷があるコ、イルカ同士おなかをひっつけて泳いでるコ、尾びれに海藻を引っ掛けて遊ぶコ、

いろんな様子をみることができました。














このコは私たちのまわりをクルクルまわって遊んでくれました。




ぶつかるんじゃないかって思うほど、間近だったんですよ!

うれしかった~!




海の中でイルカに向かって、
「必ずまた来るから、そのときまた会いましょうね!それまで元気でいてね!」 とメッセージを送っていました。









イルカさんたちが泳ぎ去ったあとは、
こうして海にプカプカ浮いてると船が拾ってくれます。




海に浮かぶ私たちの様子を空の上から、たくさんのカツオドリが
「なんだろう?魚でもないし・・・??」みたいな不思議顔でのぞいていきます。





イルカのアップ特集







それぞれ顔も表情も違います。

みんなとっても優しい目をしてます


















イルカさんたち、最高に幸せな時間をありがとう。




また今度来た時も一緒に遊んでね。


☆ ☆ ☆

この後外洋までマッコウクジラを探しにいきました。

水中マイクからはクリックス音が盛んに聞こえてきてたのですが、その姿を見つけることはできませんでした。

おが丸の出航時間も迫ってきているので、これ以上探すことはできずに後ろ髪ひかれる思いで帰ってきました。



宿に帰って大急ぎでシャワーを浴び、
大急ぎで郵便局でお金をおろして精算し、
大急ぎでおが丸の出航する港まで行きました。





おがさわら丸。
後ろに泊まってるのは、ははじま丸。






お世話になった宿AQUA、
ダイビングサービスのKAIZIN、
ドルフィンスイムのパパヤ、

その他島のみんながお見送りしてくれます。

なんせ出航時間ギリギリに港に着いたのでバタバタしてましたが、

KAIZINのガイドさんにジンベエ見たことを話すと本気で悔しがってました!

島の滞在歴がまだ短い他のガイドさんや、私たちみたいなのが

ジンベエに会ってるのに、そのガイドさんはまだ会ったことがないんだそうです!

バタバタして慌ただしいお別れになってしまいましたが、

みなさんホントにありがとう!







港で手を振ってお見送りしてくれた後は、島中の船がおがさわら丸を追いかけてお見送りしてくれます。
さいごには船から海に飛び込み、海面から手を振ってくれます!

何度経験しても感動的!

黄色い船がKAIZINのISLAND QUEEN号です。

♪海よ~俺の海よ~by。加山雄三の曲を爆音で流してます。さすがKAIZIN。目立ってます!


赤い水着で船上で逆立ちしてる!






海にダイブ!!








パパヤの船、ミスPAPAYAはいつもいちばんさいごまでおが丸を追いかけてきてくれます。



さいごにオーナーがマイクで「さようなら~!」と別れを告げると、みんなが海に飛び込みます。

これでホントにお別れです。



船の引き波のところに飛び込んだヒトたちが並んでます!


涙がでそうになるのをこらえながら、私も思いっきり手を振ります。

「必ずまた来ます!」



「さようなら~!!」




☆ ☆ ☆ ☆





度訪れても新たな感動を与えてくれる小笠原。

今回も素晴らしい毎日でした。

わずか数センチしかないピグミーシーホースから
大きなマッコウクジラやジンベエザメ、そして大好きなイルカたち。

海が大好きな人間が憧れ、夢見る生き物たちにホントに会えちゃう素晴らしい海。

必ずまた来よう。

私が出会った生き物たち。そのときまで元気でいてね。

そしていつかイルカとトモダチになれたらいいなあ・・・



おわり

《人生初ジンベエザメ!!》2004年小笠原ダイビング旅行12

2004年10月22日 | 小笠原・父島&母島ドルフィンスイム
《2年ぶりの母島へ》2004年小笠原ダイビング旅行1

《ミズタマヤッコ》2004年小笠原ダイビング旅行

《母島島内観光でメグロに出会う》2004年小笠原ダイビング旅行3

《父島でダイビング》2004年小笠原ダイビング旅行4

《孫島と沈船ダイブ》2004年小笠原ダイビング旅行5

《ハシナガイルカ》2004年小笠原ダイビング旅行6

《ピグミーシーホース》2004年小笠原ダイビング旅行7

《父島1周とマッコウクジラツアー》2004年小笠原ダイビング旅行8

《原チャリで父島観光》9

《初めて見たヘルフリッチ》2004年小笠原ダイビング旅行10

《ハンドウイルカ&ハシナガイルカ&マダライルカ&マッコウクジラ!!》2004年小笠原ダイビング旅行11

からの続き・・・



☆ ☆ ☆ ☆


10/22 ジンベエザメと泳ぐ!!!
パパヤのケータ島ツアーに参加。

なんとこの日の参加者は私たち2人を含めて計3人!ケータに行けるというのに!参加者3人?!

ケータ列島とは、父島から船で約2時間。夏から初秋までにかけての、海峡の安定したときにしか遠征できない

小笠原の中でも格別に美しい海を体験できる場所なのです。



船が孫島を過ぎケータ列島最初の島、嫁島に向かっているとき、貸切状態の船で私はのんびり横になってました。

すると今日の船長のナオトさんが船内マイクで

「なんかでっかい茶色い影が見えます!」と言うので、茶色い影ってなんだろう?カメか?なんて思いながら2階のデッキにあがってみる。

ナオトさんが指差すほうを見てみると、確かに水面下になにかでっかい影。なんだ?

かなり大きそうなので、 「マンタかなあ?」等と言いながらながめていると、シャキーンと背ビレが出てきた。

「サメだ!!」

なんだかわからないけど、とにかく相当でかいサメだ!なにザメだー?イタチか?

そのサメはどんどん私たちの船の方に向かって近づいてくる!ドキドキ!

ナオトさんが、「頭が四角くて、白い点々があったらジンベエ!」と言うので、まさかジンベエじゃないだろうと思いながら、

近づいてくるサメを覗き込む。ある!白い点々!あの特徴的な大きくて四角い頭が見える!

「ある!白い点々がある!ジンベエや!!」夢中でそう叫ぶと、船内は一気に興奮状態!!

「海に入っていいですか?」とスタッフの女の子が聞くと、ナオトさんも興奮状態で 「いいよ!いいよ!でもイタチザメだったらごめんね!」と明るく言う。

イタチザメだったらシャレにならない。命までとはいかなくても、足の1本や2本なくなってもおかしくない。

でもジンベエだと確信した私たちは大急ぎで1階に降り、あたふたしている。

ウエットスーツを中途半端に腰までしか着てなかった私。いつも着るだけですごい時間がかかる。

グズグズしてたらジンベエがどこかへ行ってしまうかもしれない・・・とにかく大急ぎでウエットを着る。いつもとは比べ物にならないスピードで着れた。



3点セットを着け、海に入る。ものすごく青く、透き通っている。でも、あれ?ジンベエはどこ?いない・・・

水中から顔をあげると、ナオトさんが「いま、船の舳先にいる!」と叫んでる!

あわててまた海の中をのぞくと、パパヤの船、ミス・パパヤの真下に世界最大のサメ、ジンベエザメがいました!!!

おっかなびっくり顔でこちらを見ています!うおぉおぉおーーー!と私は海の中にもかかわらず叫んでいました。

大きな頭に小さなかわいい目。まぎれもなくジンベエザメです。

私たちとジンベエザメは一瞬の間、時が止まったかのようにお互い動かないまま見つめあっていました。

それがどれくらいの時間だったかはわかりません。もしかしたらほんの1秒か2秒だったのかも。

空白のように感じられたその時間を、確かにジンベエと共有することができました。

その後、ジンベエザメは向きを変え、私たちとは反対側に向かって泳ぎ、次第に深く潜っていってしまいました。

その後姿には灰青色の体に白い斑紋模様がはっきり見えました。

大きな尾びれを左右にゆっくりと動かしながら泳ぎ去る姿を、
体中にシアワセをぎゅうぎゅうにつめこまれたような気持ちで見送りました。



船に上がってからも、私たちの興奮はしばらくさめやらず。

スタッフの女の子以外、海に入った3人はみんな水中カメラを持って海に入っていたのに、
誰ひとりシャッターを押してませんでした。

シャッターを切ることすら忘れてしまうくらい夢中で見とれてたのか、
カメラ越しじゃなく生で見たいって思ったのか、
今思えば1枚くらい押しとけばよかったなーって気にもなるけど、とにかくそれどころじゃなかったんだろうな・・・

船上ではナオトさんも、バッテリーの切れたビデオカメラで一生懸命撮影しようとしてたそうです。

そんなわけで、このジンベエの記録は何ひとつ残ってないけれど、
私の脳裏には今でもはっきりこのジンベエザメが焼きついています。

★★

今年の七夕の日、短冊に書いた願い事、『ジンベエザメと泳ぎたい』

もう叶ってしまいました!

ジンベエザメといえば、死ぬまでに一度は会いたい海洋生物として挙げられることが多くて、

私も死ぬまでに会えたらいいなーと思ってたんだけど、こんなにはやく会えちゃうなんて・・・

私はもう死ぬのか?いやいや、死んでたまるか!まだまだ会いたい生物いっぱいいますから。



☆☆

イソマグロが旋回する嫁島マグロ穴は、ダイビングポイントとしても有名です。



夏場のもっと波の穏やかな日だと泳いで入れるのですが、
穴の中は白波が立っていて、「入ったら100%死ぬ」ような状態でした。

この嫁島の周辺はイルカも多くて、
この日も数頭のミナミハンドウイルカに出会えました。

結構みんなカメラ目線でしょ?















★★★★

いちばん先頭を泳いでいる背中に2つの白い丸い傷があるコは、
私が2年前に小笠原に来てイルカと泳いだときに撮った写真にも写ってたコです。



小笠原ホエールウォッチング協会では、
昨年より小笠原の沿岸で出会うミナミハンドウイルカの定住性の研究するための個体識別調査を本格的にはじめたそうです。




このコにはまだ特に識別されておらず、名前もついていないようですが、
この周辺でよく出会うイルカとして、パパヤ的には有名なイルカさんだそうです。




ケータ周辺には、嫁島、ナコウド島、聟島の大きな3つの島の他にも、
小さな島や、多くの岩があり、その景観も独特。

海の様子も荒々しく、とてもワイルドな印象を受けます。


モニュメントのように立ち並ぶ岩





聟島(ケータ)でブイを取ってランチタイム。ひと泳ぎしましたが、かわいいフグに夢中になっちゃいました。

ケータは草原が広がる平らな島。

何度か来たことはあるのですが、まだダイビングで来たことはないので今度来るときはぜひとも潜りたい!

ダイバーが泣いて喜ぶようなすごいポイントがいっぱいあるみたいです。

ダイビングでは海峡の安定する真夏の時期でも、ケータまで遠征できることはなかなかないみたいですけどね・・・





このあたりの島々は、海鳥の営巣地になっていて、海鳥の数もハンパじゃなかったです。

カツオドリも、ものすごくたくさんいました!



船にも興味を示して、様子をうかがいに来るコもいいっぱいいました!




帰りにも嫁島周辺でミナミハンドウイルカに会うことができました!



イルカさんたちは、あんまり遊ぶ気はなかったみたいですけど、

明日のおが丸で帰る私は、帰る前にもう1度嫁島のイルカさんに会えてよかったです。




今日はすごかったなあ・・・ジンベエ!

脳裏に焼きついたその姿を思い出すだけで、体中からうれしさがこみあげてきます。



生涯忘れられない日になりました。

ホントに、〝生きてる〟ってスバラシイわ。




つづく・・・



《ハンドウイルカ&ハシナガイルカ&マダライルカ&マッコウクジラ!!》2004年小笠原ダイビング旅行11

2004年10月21日 | 小笠原・父島&母島ドルフィンスイム
《2年ぶりの母島へ》2004年小笠原ダイビング旅行1

《ミズタマヤッコ》2004年小笠原ダイビング旅行

《母島島内観光でメグロに出会う》2004年小笠原ダイビング旅行3

《父島でダイビング》2004年小笠原ダイビング旅行4

《孫島と沈船ダイブ》2004年小笠原ダイビング旅行5

《ハシナガイルカ》2004年小笠原ダイビング旅行6

《ピグミーシーホース》2004年小笠原ダイビング旅行7

《父島1周とマッコウクジラツアー》2004年小笠原ダイビング旅行8

《原チャリで父島観光》9

《初めて見たヘルフリッチ》2004年小笠原ダイビング旅行10

からの続き・・・



☆ ☆ ☆ ☆

10/21

パパヤのドルフィンスイム+マッコウクジラウォッチングツアーに参加。

まず南島までイルカを探しに行きましたがいないようなので、兄島の海中公園キャベツビーチでひと泳ぎしました。

パパヤのオーナーの言葉。

「〝イルカ!イルカ!〟ってあんまり力みすぎてても、イルカには会えないよ。

軽く泳いで心身ともにリラックスした状態じゃなきゃ、イルカには会えない、俺はそう信じてるから!」 

なんかすごい納得。まったくその通りなんだろうと思う。さすがはこの海を愛し、この海を知りつくしたオーナーだ。

思いつめるほどに期待しすぎてたり、力みすぎた意識は個人の枠を超えてイルカに伝わり、
自らイルカを遠ざけることになるんでしょうね。




今日も海中公園には魚がいっぱい!








オーナーの言葉どおり、ひと泳ぎしてリラックスした私たちは
巽湾でハシナガイルカの群れに出会うことができました。

この巽湾もハシナガイルカやミナミハンドウイルカがよく休憩しに入ってくる場所だそうでです。

ハシナガイルカは睡眠中のようで、ゆっくりと泳いでいます。

ハシナガイルカはヒトが海に入ると逃げてしまうので、船の上からウォッチングしていましたが

よく見てみるとハシナガイルカと一緒にミナミハンドウイルカも泳いでいました!

さっそく海に入ることに!







親子のイルカも結構いました




子どものイルカはヒトに興味深々






しばらく一緒に泳いだあと、ミナミハンドウイルカの群れは白波の立つ外海へと泳いでいってしまいました。


そこでまだ湾の中にいる、睡眠中のハシナガイルカの群れを海の中に入って見てみようということになりました。




でもやっぱりハシナガくんたちは眠りながらも、ヒトが入るとすぐに深く潜ったりして私たちを避けていきました。




ハシナガくんたち、お休み中お邪魔しちゃってごめんね。





★★

その後も父島周辺の島々や岩などの案内をしてもらいながら、イルカを探して船を走らせ、
何度かミナミハンドウイルカと一緒に泳ぐチャンスに恵まれました。












★★★

朝も泳いだキャベツビーチに船を泊め、ランチタイム。

そして午後からはマッコウクジラウォッチングです。

水深1000m以上の外洋に出てマッコウクジラを探します。

いまだ海は台風のうねりが残っていて波が高く、2階のデッキにいてもずぶ濡れになるほど海水をかぶってしまいました!

マッコウクジラの海域まで来ると、割とすぐにマッコウクジラが見つかりました!

小笠原にいるマッコウクジラは基本的にはメスとその子どもたちなのですが、はじめに見つけたマッコウクジラはオスでした!!

すぐに潜ってしまったのですが、やっぱりオスの尾びれはメスのと比べてかなりデカかったです!

水中マイクのハイドロフォンを海に入れると、そこらじゅうからマッコウクジラが発するクリックス音が聞こえてきてるそうです。

別のマッコウクジラもすぐに見つかりました!

この間よりブロウを見つけることにも慣れてきました!

船に興味を示してこちらの方にマッコウが近づいてきます。うわーーでかい!

また別のマッコウはもう船スレスレのところまで近づいてきて、

体を少し斜めにして大きな頭にある小さな目で船上の様子もチラリと見ていきました。すごーーーい!

マッコウクジラを見つめるヒト、ヒトを見つめるマッコウクジラ。

人生においてはほんの一瞬かもしれないけど、マッコウと同じ時間を共有できるなんて最高の体験です。



★★★★

この日はもうマッコウがいっぱいでした!

次から次へとブロウが見つかる!でもなんか違うブロウが・・・

マダライルカの群れが現れました!外洋性のイルカです。

うわーーー!って喜んでいると、あっちからも、こっちからも、

ジャンプしながらイルカがどんどん集まってきます!!

船の舳先はもちろん、右、左、前、後、360度のどこを見ても、イルカが船のほうに向かって泳いでくるのです!

あれよあれよといううちに、200匹、いや300匹はいるかも!

もうどこを見ていいのかわからない、シアワセすぎる悲鳴です!

キュイーキュイーと鳴き声も聞こえます!

高く飛ぶのも得意なこのイルカは船と競争しながら、ジャンプもいっぱい披露してくれました。

こんなときは、生きてく上での様々な不安や悩みなどのすべてがどこかへ吹き飛んでいきます。

ただただひたすらイルカとの出会いを喜び、楽しみました。

西の空に傾きはじめた太陽の日差しが、イルカと海をキラキラと照らし、目にするものすべてが美しく調和していました。



★★★★★

今日もすばらしい1日でした。

私にここでこんなすばらしい体験をさせてくれたすべての、〝誰か〟と〝何か〟に

ありがとう。




つづく・・・



《初めて見たヘルフリッチ》2004年小笠原ダイビング旅行10

2004年10月20日 | 小笠原・父島&母島ドルフィンスイム
《2年ぶりの母島へ》2004年小笠原ダイビング旅行1

《ミズタマヤッコ》2004年小笠原ダイビング旅行

《母島島内観光でメグロに出会う》2004年小笠原ダイビング旅行3

《父島でダイビング》2004年小笠原ダイビング旅行4

《孫島と沈船ダイブ》2004年小笠原ダイビング旅行5

《ハシナガイルカ》2004年小笠原ダイビング旅行6

《ピグミーシーホース》2004年小笠原ダイビング旅行7

《父島1周とマッコウクジラツアー》2004年小笠原ダイビング旅行8

《原チャリで父島観光》9

からの続き・・・



☆ ☆ ☆ ☆




10/20 

透明度50mの海でドリフトダイビング!!


今日はおがさわら丸の入港日なので、ドルフィンスイムツアーは今日来た人も参加できるように午後から出発予定。

でも朝の島内放送で、台風の影響でおがさわら丸の入港は大幅に遅れる予定だというお知らせ・・・

もしや・・・と思ってパパヤに連絡し、確認したらそれだけ入港時間が遅れるとツアーには出れません。とのこと。

ああ、今日もダメなのか・・・そこで急遽ダイビングに変更。

ダイビングも普通、入港日は午後から出航するんだけど、
ゆうべ晩御飯を食べたあとアイスクリームを買いにいったら、夜回り中のKAIZINのオーナー夫人にバッタリ出会った。

「明日は朝から船出すから!海峡の悪い中、おがさわら丸に長い間乗ってきた人はきっともう潜らないと思うし!
よかったら明日朝でも電話して!」

そう言ってくれてたから。

それにしてもまたギリギリ。あわてて昼食の買いものをすませ、なんとか間に合った!

いつもギリギリでスイマセン。

ここ数日ずっとウズウズしてましたが、5日ぶりにやっと船で海に出れました!





閂ロック狙いでいきましたが、潮が流れていたのでポイント変更です。


-1本目- 西島東磯

 
エントリーしてすぐにガイドのKちゃんが激しくベルを鳴らして、

指差したのはマンタ!でしたが

私ははるか彼方へ泳ぎ去っていくシルエットしか見れませんでした。

今日の海、めちゃくちゃ抜けてます!なんと透明度50m!

あいかわらずの青さ。

もう感動するしかありません。

魚もありえないほどぐっちゃり。






岩陰にはハダカハオコゼもいました。





かわいいなあ。置物みたい。

大きめの胸ビレで体を支えています。

ちょっとした移動はこの胸ビレを使ってヨチヨチ進みます。





今日は今まででいちばん、ああドリフトだなあ・・・って実感しました。
フィンキックしないでもどんどん進む。楽チンだ!

流れるプール状態です。流されながら青い海とたくさんの魚をながめました。

どんどん流れは強くなり、自分たちのずっと下のほうにいたアオウミガメも同じように流されていました!


それにしてもこの海の透明度と青さ、また「生きててよかった!」って思える光景を目にすることができました!





-2本目- ひょうたん島

2本目はヘルフリッチ狙いでひょうたん島で潜りました。

ヘルフリッチはハゼ科の美しい魚。

危険を感じると素早く巣穴に隠れてしまいしばらく出てこないので、
海底からそっと近づき、見た後も後ろずさりでそっと去るように、と
ヘルフリッチの正しい観賞法も教えてもらい、見る気満々。

でも台風明けのヘルフリッチは巣穴に引っ込んでいることが多いらしい。

見れるといいなあ・・と思いつつエントリー。




ここも青いです。キレイです。


ユウゼン、オジサン、ハタタテハゼ、いろんな魚の幼魚もいっぱい。

成魚とおんなじ形と模様でミニサイズの幼魚はとてもかわいらしいです。



感情によって色が変わったり、横帯が現れたりする不思議な魚、ホウセキキントキ。







ハタタテハゼ



とっても美人





いよいよヘルフリッチのポイントです。

はじめ岩陰に隠れていてガイドさんも見逃してしまったのですが、いました!

ヘルフリッチ(紫紺ハタタテハゼ)です!



ハタタテハゼと同様に長く伸びた背びれをピク、ピクと動かします。

深場に生息することが多く、なかなか見れない種類の魚なんですよ。



なんともいえない美しい色合い






ヘルフリッチを満足いくまで眺めたあと、また進んでいくと、岩陰にミナミハコフグの幼魚!

2cmくらいしかない小さな黄色いサイコロ型の体に黒い点々模様。

おちょぼ口で小さなヒレを動かして、こちらの様子をうかがいながら、
岩陰に出たり入ったりする姿はめちゃくちゃカワイイ!!

ホントにちっちゃくてかわいかった!




巣穴から顔を出すドクウツボ









今日の海もとっても素晴らしかったです。

ダイバー憧れの生物をこんなにたくさん見れてしまう小笠原の海。

ホントに魅力的。

毎日毎日、シアワセです。





つづく・・・



《原チャリで父島観光》9

2004年10月19日 | 小笠原・父島&母島ドルフィンスイム
《2年ぶりの母島へ》2004年小笠原ダイビング旅行1

《ミズタマヤッコ》2004年小笠原ダイビング旅行

《母島島内観光でメグロに出会う》2004年小笠原ダイビング旅行3

《父島でダイビング》2004年小笠原ダイビング旅行4

《孫島と沈船ダイブ》2004年小笠原ダイビング旅行5

《ハシナガイルカ》2004年小笠原ダイビング旅行6

《ピグミーシーホース》2004年小笠原ダイビング旅行7

《父島1周とマッコウクジラツアー》2004年小笠原ダイビング旅行8


からの続き・・・



☆ ☆ ☆ ☆



10/16 延泊決定!


パパヤのケータ島ツアーに参加する予定でしたが、
朝海峡の様子を見てきたオーナーに会ったら 「ケータは無理だなあ。」 とのこと。

やっぱり台風の影響がここまできてるみたいです。

ケータは夏から秋にかけての海峡が安定してるときしか行けない場所。

今日は父島周りツアーに変更するとのことで、参加するならまたあとでおいでと言われた。

「参加します!」と約束し指定された時間に行ったのに、
「サルコさんはもうキャンセルみたいだな!」 と言い残して船はもう出ちゃったらしい・・・!!

でも出ちゃったもんは仕方ないので、慌ててKAIZINに電話。

15分後に船は出航するが急いで準備しダイビング船に乗り込む。



よかった・・・と安心したのも束の間。ものすごい豪雨が降りだした。

それでもISLAND QUEEN号は出航した。

わずかに進んでおがさわら丸の泊まってる二見桟橋付近ではやくも断念・・・



結局ダイビングも中止になりました。

ま、こんな日もあるか・・・なんて思えないのは、明日のおがさわら丸で帰る予定だからです!

でもなんかこのままは帰れない、帰ってはいけないだろう、って

どうしても帰る気にはなれず、もう1航海滞在期間を延ばすことにしました!






延ばすと決めたら、もうウキウキ☆今日の雨も、
ツアーの中止もどうってことないことに思えました!

単純な私。

バンドの練習でスタジオに入る予定があったのでメンバーと、
バイト先の女将に詫びの電話を入れ(みなさん、ごめんね。許してくれてありがとう)、
あとは残された小笠原での日々を楽しむのみです!







10/17 自分が乗るはずだったおが丸のお見送り!

宿の延泊を希望したら、アクアさんのご好意でたまたま他にゲストもいないこともあり、
いちばんいい部屋に替えていただきました。

今まで泊めさせてもらっていたお部屋も海が見えてとてもよかったのですが、
この部屋はベッドを5台置いても更にスペースが余るくらい広い!

東と西には天井まである大きな窓があって、海も山も見える!

広いバルコニーからは星も見れる!

経済事情により夕食付きから素泊まりにしてもらったのに、お部屋はグレードアップされてしまった!

アクアさんありがとう。



午前中は何もせず、お昼に近所の中華料理屋さんに行って昼食。

その後水着に着替えて、おがさわら丸のお見送りに行きました。

静岡から来たという同じ宿に泊まっていた年輩のご夫婦にも別れを告げ、
桟橋から出航を見送ったあとパパヤの船に乗せてもらいました。

出航日には島のほとんどのサービスの船が、おがさわら丸を追いかけてお見送りします!

この日は2つの台風が日本近海に発生していて、かなり海にもうねりがありました。

パパヤの船は最後までおが丸を追いかけ、さいごには船から海に飛び込んで手を振ります。さよならダイブです。

私ももちろん飛び込み、自分が乗船するはずだったおがさわら丸に手を振り続けました!

フィンもマスクもつけず、体ひとつでどれだけ深いかわからないうねった海に浮かんでるのはちょっぴりドキドキ。

でも波の高い海で浮いているのもなかなかきもちいいものでした。サーファーの気持ちがなんとなくわかった気がしました。


☆ ☆ ☆



10/18

台風の影響で参加予定のパパヤのドルフィンスイムのツアーは中止。
雨は降ってないんだけどね。

いきつけの店と化してる中華料理屋さんで昼食をとったあと、ホエールウォッチング協会へ行く。

会員の継続手続きをしたら、でっかいマッコウクジラのポスターをもらいました!

このポスター、おがさわら丸の中や父島ではあちこちに貼ってあって、
ずっと欲しいと思っていたものなのでとてもうれしかったです。

そのあと原チャリで水産センターへ行きました。

ここはちょっとした水族館的な水槽やウミガメプールがあり、自由に見学することができます。


ウミガメプールのアオウミガメの稚ガメ







そのまま原チャリで境浦→扇浦→コペペ海岸→小港海岸までお散歩に行ってきました。




夕食を食べたあとビジターセンターに、東京大学海洋研究所の先生と生徒さんによる

 『マッコウクジラは深海で何をしているのか』 という講座を聞きにいきました。

このおふたりは小笠原ホエールウォッチング協会とともに、マッコウクジラに吸盤装着型タグを装着し、
マッコウクジラの潜水深度、遊泳速度、環境水温などの調査をされてる方々です。

センターの部屋は話を聞きに来た人であふれ、急遽追加のイスが運び込まれる盛況ぶり。

お世話になってるダイビングショップのみなさんや、ドルフィンスイム船の船長、
他にもいろんな海のサービスの方々が来られてました。

調査に使用するタグはマッコウクジラに相当近づかないと装着するのが難しく、
装着したタグは数時間で自然に外れるようになっているのですが、
外れたタグから発せられる電波を元に大海原でタグを探して回収するのも
とてもタイヘンな作業です。
そんなタグの装着、回収に関する苦労話(?)も聞かせてもらいました。

ホントにマッコウクジラが好きじゃなければなかなかできない作業ですよね。

回収したタグから得られたデータの解析をしてみても、まだまだマッコウクジラの生態には謎がいっぱいです。

このように地道な生態観測や研究によっていつの日か、
深海で巨大なダイオウイカを捕食するマッコウクジラの映像なんかが見れる日がくればいいな。

先生、研究生のみなさん、これからもがんばってください!


先生たちもここ数日の天候と海峡の悪さで、なかなか海に出れずに調査がなかなか進んでないそうです。

講座から帰った私はてるてる坊主を作って窓辺に置いておきました。


☆ ☆ ☆


10/19

今日も波が高くてドルフィンスイムのツアーは中止。
でも晴れているので原チャリで島内1周することに。

★ 海洋センター

ウミガメの生態の研究や保護をしている施設で、センターには今年産まればかりのアオウミガメの稚ガメが数百匹!

ウミガメが水面で浮かんで休息しながら、両手を甲羅の上に乗せて楽チンそうにしてる姿なんてはじめて見ました!








アルビノのカメもいました





★ 製氷海岸

二見港の中のある赤灯台から南側の海岸。




隣は漁港で漁船がいっぱい泊まってるし、目の前はおが丸をはじめ多くの船が行き交う航路。

こんなとこでシュノーケリングできるのか?って思うような場所ですが、
海に入ると、とにかくすごい枝珊瑚が広がっているのです!

泳いでも、泳いでも枝珊瑚!







どこまでも続く枝珊瑚の絨毯






こんなにキレイなウニもいました。





やっぱりすごい小笠原。




★ 境浦

沖合いに座礁船濱江丸が残る海岸。


座礁船、濱江丸の海中の様子




魚の住みかになってます





水面上に出てる部分も






小笠原の海岸は木々が生い茂り、泳いだ後は木陰でのんびり。





海の青と木の緑。最高に気持ちいいです。





森林浴と海水浴が同時に楽しめます






ここでお弁当を食べ、次は中央山に向かいます。

私はヘルメットにサングラス、ウエットスーツを腰まで脱ぎ、
ラッシュガードという妖しすぎるいでたちで原チャリで走ってました。





★ 中央山

周囲360度の見晴らしが楽しめます。

なんとも爽快!


夢中で望遠鏡をのぞいてます






私たちが泊まっている大村海岸も見えます





レーダーの台座が残ってます





見晴らし最高!!






★ 長崎展望台

兄島と兄島瀬戸を見渡せる展望台。



高さを感じるので、高所恐怖症の私はちょっとこわかったりしますが、ここから兄島瀬戸をながめるのが大好きです。





「 野ヤギ注意 」




小笠原にはこんな標識も。

オカヤドカリの絵の標識もあるんですよ。







小高い丘からながめた大村海岸。





青くて丸い屋根の建物が宿泊中のアクアです。

ロケーション抜群です!



★ 宮の浜

シュノーケリングしました。

台風の影響で海底の砂が舞い、透明度は悪かったです。

いつも透明度抜群の海で泳いでいるので、先の見えない海で泳ぐのは、いくら浅くても結構コワイものですね。

透明度がよければ、底が見えないような深さでも平気なんですけどね。

瀬戸に向かって泳いでいると、トビエイ4匹が目の前に!

視界が悪くて、お互い目の前に来るまで気付かなかったんです。

私もエイたちもビックリして、エイたちは急旋回して海のなかを飛ぶように泳ぎ去っていきました!!



★ ウエザーステーション

朝、昼、夕、夜、いつ来てもここからの景色は最高だけど、夕日は格別!

夕方近くになると、観光客だけではなく、島に住む人たちも美しい夕日を見に集まってきます。

大阪でも夕日はよくながめますが、わざわざ毎日、そのためだけに出かけたりはしない。

夕日を見るために、わざわざ山を登って集まってくる島の人たちの暮らしは、ホントに豊かだなあと思います。














つづく・・・