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“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

参議院選挙

2013年07月01日 10時58分21秒 | 臼蔵の呟き

各新聞社が参議院選挙前の政党支持率調査を行い、発表しはじめています。北海道新聞の調査結果は、下記の記事の通りの報道です。

選挙直前の調査結果ですが、選挙戦に入り、様々な選挙報道、各党の働きかけでどう変わるかは分かりません。東京都議選では、共産党が野党第一党、議席倍増、自公両党が候補者全員の当選、民主党が野党第二党という結果が出ました。古い自民党政治、政策に対置する共産党などの躍進に注目が集まりました。自然に政治的な流れが変化することはありえませんが、潮目が変わる可能性が出ていることも確かです。国政選挙と地方自治体の選挙は政治課題が若干違うので、そのまま、国政選挙、支持率と一致しないことも確かです。しかし、昨年、維新の会、みんなの党などが第三極といい談合を重ね、橋下人気に擦り寄っていった政治状況は大きく変化しています。橋下の慰安婦発言を受けて、維新の会は内部分裂の状況になっています。その結果、みんな党は選挙協力に消極的となり、第三極政党は政治的な勢いをなくしました。

自民党、維新の会(石原、平沼、片山など自民党の中枢幹部であった)、みんな党(渡辺は自民党の行政改革担当大臣)、民主党の中枢(野田、岡田、鳩山、小沢)はすべて自民党出身者が分裂、離党などにより、作った政党です。その点では、政治主張の根は同じということになります。憲法改悪・9条の改悪、消費税制度の必要性・税率引き上げ、日米安全保障必要論、法人税率の引き下げ、歴史認識などは共通しています。このような勢力がついたり、離れたりしながら、時の政治状況に応じて選挙民の支持を本家自民党と別名政党(別働隊)で掠め取り、合計してみれば、古い自民党政治、自民党的な政策の推進を可能とし、行ってきたのがこの間の政治状況だと思います。その動きをちょうちん持ちである大手マスコミがテレビ、新聞などを通じて面白、おかしく演出してきたのが実態ではないかと思います。しかし、看板、名前を変えても政策の根本は同じであり、日本の政治経済の閉塞状況は全く改善されず、むしろ、矛盾は激化、いっそうひどくなっているのが現状です。

原子力エネルギー政策の破綻、TPPにより日本農業は壊滅の危機・医療制度の崩壊、正規雇用の減少と非正規労働の増加による賃金格差の拡大、中間層の没落、貧富の格差拡大、年金制度の破綻、歴史認識の改ざん、靖国神社参拝と中国、韓国との政治的対立の激化などがーーーー自民党政権、民主党(自民党野田派)政権により作られた結果です。古い自民党型政治は日本社会の行き詰まり、閉塞感を打開せず、ひどくするばかりです。

マスコミは、そのような自民党政権にすりより、自らの利益と延命のために自民党政治の宣伝者に成り下がり、国民をだまし、政治変革の可能性を封じる役目を果たしています。

今回の参議院選挙で、だまされることなく、自民党型政治、政策に鉄槌を浴びせることが必要です。これでもか、これでもかとだまされてきた自民党、自民党型別働隊に決別をすべきときです。株でもうけるのは富裕層、大手金融機関のみです。円安で売り上げが増えたのは大手輸出企業、多国籍企業のみです。超金融緩和で資金を借りたのは大手金融機関、富裕層であり、年収500万円(国民の大半)の普通の人は、株を買うことも出来ず、買えば暴落で差損が出、売ることも出来ません。円安で石油、ガソリン価格の高騰で生活は苦しくなるばかりです。好き嫌いではなく、何回も同じような手口でだまされることを避けるべきときです。

<北海道新聞の調査記事>

北海道新聞社は6月29、30の両日、参院選(4日公示、21日投開票)を前に全道世論調査を実施した。比例代表の投票先では、自民党が36%で民主党の14%を大きく上回り、みんなの党が11%で続いた。一方、参院選に「関心がある」と答えた人は73%で、前回2010年の参院選投開票日1カ月前に行った調査に比べ11ポイント低くなった。

 小数点第1位以下は四捨五入した。比例代表の投票先について「決めている」と答えた人は27%、「ある程度決めている」と答えた28%を合わせた決定派が55%、「まだ決めていない」とした未定派が45%。未定派に「今投票するとしたらどこに入れるか」を聞き、決定派の投票先を加えると、自民36%、民主14%、みんな11%のほか、共産党8%、公明党と新党大地がそれぞれ7%、日本維新の会4%などとなった。

 一方、関心派の内訳は「大いにある」が31%、「ある程度ある」は42%。逆に「あまり関心がない」が18%、「全く関心がない」は9%だった。関心派は10年調査の84%に比べて大きく減り、前回は道選挙区で62%だった投票率に影響する可能性もある。


改憲の大義 正攻法で

2013年07月01日 06時00分32秒 | 蜂助の呟き

こんにちは、蜂助です。

この花は何だと思いますか? ヒントは野菜。答えが見えないように改行をたくさんします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答えは、ルッコラ。 おしゃれなサラダなどに使う、ゴマの香りがして少し苦み走った野菜 

地中海沿岸原産の一年草でアブラナ科のハーブ、香り野菜です。英語では「ロケット」または「アルガラ」  写真では花びらが三枚に見えますが、下の右側が左側にかぶっています。

慶応大学教授で改憲論者の小林節さんが6月30日の河北新報に載っていました。96条の先行改正を「裏口入学」「邪道」と主張している学者です。紙面に書かれていたことを一部紹介します。

「(96条先行改正は)憲法改正ではなく破壊でしかない。権力は危ういもの。政治家と公務員に乱用させない仕組みであり、過半数でも簡単に憲法を変えられない大原則は世界の常識。まっとうな経験案を堂々と議論し、国会の3分の2を取る。正攻法で進まなければ理解は得られない。」

まったくの正論でと思います。私は憲法改正には反対ですが、この小林節さんの言い分には大賛成です。3分の2でもし憲法第9条が変えられても最終的には私は受け入れます。

小林節さんの改憲論はこうだ 「9条を整理し、侵略に対する自衛戦争を容認すべきだと考える。集団的自衛権の行使も可能とする。中国、北朝鮮など隣国は力の信奉者。自衛軍を持つことで、戦争のリスクは低減できる。」

しかしこのように言っています。「安倍首相は96条改正を目指すだろうが、それを許すほど国民はおろかでないと信じる」「改憲は体を張って止める」 考え方は違いますが、96条の先行改正については全く私と同じ意見です。