昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

投票年齢が18歳に引き下げられた。

2015-06-18 14:41:09 | 国際・政治

投票年齢が18歳に引き下げられた。
昨日、参議院を法案が通過したとニュースでやっていた。
これから少子高齢化で、最も割を食うステークホルダーの若者にも投票権を与えないのは、片手落ちと見たのであろう。これは正しい。
このこと自体は、別にいいのだが、早速、高校で投票の模擬授業を行う教育を始めている。
しかし、この程度の教育で、若者の政治参加意識が根付くとは思わないし、そもそも、今の20歳以上の投票行動だって、見てみれば、文字通りのカリカチュアである。
物事の本質とは何か、から始まって、煽動的プロパガンダを流しているのはどこか、 本当の意思決定者はだれか、中心的利害関係者はだれか、なぜその政策が必要か、政策の中身は何か・・・・ふうっ、自分でも分からないことが多すぎるのだから、人に要求するのは無理筋だが、最低これくらいのことは認識しておいて、投票しなければ、若者に選挙権を与えたからと言って、政治は良くならないし、政治は良くならないとしても、合理的な投票行動はできない。
今のオカブはどこかモヤモヤしている。果たして表向き選挙による「民主政治」が最も良い政治形態なのであろうか?果たして、選挙だけで政治判断が下されるのであろうか、選挙だけが政治参加の方法で、他に圧力団体などの行動により意思決定が行われているのではないか?
こう考えてみると、今の社会に間接民主制、ましてや選挙のみによって、有権者に、お前らは政治参加の機会を与えているんだぞ、と思い込ませる手口は姑息である。なぜなら、労働組合、巨大企業、財界、メディア、市民団体を中心とする各種団体は、選挙などしなくても自分の思い通りに世の中を動かしているからである。
こういう、本質を分からなくちゃぁ。
一方で、選挙によって、彼らの動きを制肘するという考えも認められないわけではないが、逆に彼らによって投票行動が踊らされるという事態も考えられる。
まさに、有権者がどうやって自分の権利を守るのかの術も知らずに、形式的な「政治参加」を促しても、無意味この上ない。
まあ、非政治的人間でありノンポリのオカブとしてはそんなことはどうでもいいのだが、オカブは現代社会にフィットした最も理想的な政治的形態は「賢人政治」だと思う。
しかし、そこの永田町のあなた!ゆめゆめ自分が「賢人」で有権者は「衆愚」などとは考えめさるな!
これから馬鹿馬鹿しい永田町の猿どもを追い出して、若者に真に「賢人」になる教育を施して、入れ替えるのだ! 

 

梅雨空や隣家の赤子泣きゆるか   素閑 



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