昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

イースターおめでとう!

2011-04-24 19:54:00 | 日記・エッセイ・コラム

今年のイースターは今日、4月24日。例年になく遅いイースターだ。「遅いイースター」とは、事情通ではない人には違和感があろうが、イースターは、春分の日の後の最初の満月の日の直後の日曜日というややこしい定めがあり、キリスト教の最大の移動祝祭日だ。だから、イースターの日にちは毎年変わる。しかし、4月24日のイースターは最も遅い例なのではないか?もっとも、イースター(復活祭)はクリスチャンにとってはクリスマスにも勝る、最大の祝祭日であることは言うまでもない。イエス・キリストは金曜日に十字架にかかって死を遂げ、3日目の日曜日に墓の中から甦り、天に昇ったとされる。聖書には、この時の最初の証人として、マグダラのマリヤとされる女性が記されている。そして、ユダヤ教では安息日は土曜であるが、この時を記念してキリスト教徒の間では日曜が安息日として守られるようになった。この復活がキリスト教信仰の原点なのだから、何にも勝って祝われることはもっともなことだ。キリスト教の祝祭だから教会ではこの日を大いに祝い喜ぶ。オカブの属する教会でも、この日は特別な礼拝がもたれる。そこでオカブの出番として、フルートでJ.S.バッハの『イースター・オラトリオ』BWV249を礼拝前奏として演奏した。編曲とオルガン伴奏はかーたん。そして礼拝の中で聖歌隊の奉唱、讃美歌から『すべての民よ喜べ』と『主よ我らを祝し』がある。そして礼拝の後は愛餐会と称して、持ち寄りの食事会パーティーがある。食べきれない程のご馳走を美味しく頂いて、イースターの行事は幕を閉じた。ただ、何度も言っているが、この教会ではイースターにかけて召天・永眠者記念礼拝という、いわば死者を弔う儀式を行う。オカブはこれには反対だ。イースターは純粋に祝われなければならない。イースターの行事が終わって、オカブはこの日の会計処理作業がある。奉仕の努めとはいえ、我ながらご苦労なことだ。

   明け行ける蒼天仰ぎ復活祭     素閑


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