昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

かーたんと都立大学のフレンチ『シェ・ソーマ』に行ってきた。

2016-07-25 18:18:37 | グルメ

今年の夏休みは、かーたんが重病に罹ったこともあり、入院中の仕事の穴埋めをしなければならないので飛び石的に変則でとることになった。
オカブとしても、今年のスケジュールとしてはその方がありがたい。
そこで火曜日だが、丁度二人の休みが重なったので、どこかに行こうか?ということに相成った。
短い休みなので、そこそこ金を使ってもいいことにした。
さて、どこに行くかだが、色々プランを検討して、吉祥寺に行き、かーたんが服の物色をしている間、オカブは伊勢屋で立呑みしているというアイディアも出た。これは買う服の値段にもよるが基本エコノミーである。吉祥寺のブティックの格など所詮知れている。
しかし、かーたんは不満そう。そりゃ、服だけ見るなんて詰まらんだろう。
そこで、かーたんから自由が丘のフレンチでランチという提案が出た。
そこで『サン・マキアージュ』に電話してみると、火曜定休とだそうな。さらに行きつけの『シェ・ソーマ』 は都立大学に引っ越したという。まあ、都立大学なら、三茶から田園調布行きのバスで『東山交番前』で降りて歩いてもそう遠くない。『シェ・ソーマ』にすることにして予約する。行きつけといっても都立大学の店に行くのは初めてだ。
1時前にご入店。いつもの相馬氏が迎えてくれる。
窓際の席に通されて、まずは料理。
『シェフのお任せコース』3,500円ちゅーのにする。
ドリンクはスパークリングのロゼ。フルボトルである。かーたんは飲まないので、相馬氏はこのフルボトルというのに驚いていた。
「いけませんかねえ?」という顔をすると相馬氏は破顔一笑。めでたく呑兵衛の願いがかなった。
アミューズはレバーのパテ。まあ、こんなもんだろう。
アントレはたらば蟹のムース。これは美味い。
ポワソンは鯛のポワレ。魚の火の通し加減はどこのフレンチでもそうだが絶妙。
お口直しにミントのグラニテ。これが意外と美味かった。
ヴィアンドは和牛のステーキ。オカブにとっては柔らかくてほっぺたが落ちそうだったが、肉に口が奢っているかーたんにとっては、肉の味の深みが足りないという。
デセールはグラースとムースの盛り合わせ。これはこの手のフレンチではよく出る代物。苦いエスプレッソで締めくくる。
なんだかんだの二時間ほどの食事で、支払いは10,150円。これを高いとみるか安いとみるか・・・・
相馬氏に送られて店を出る。
ところで、この店、平日だから当然と言えるが夕飯の買い物のついでに寄ったと言わんばかりの主婦や、これまた主婦同士のおしゃべりの集まりに利用されているようだ。
オカブたちのように予約して構えてくるような客は、平日のランチでは稀な方と見た。
雨のぱらつく中、自由が丘に出て、一応かーたんの服の物色。 適当なものが見当たらず、結局、駅前の『エクシオール・カフェ』でおしゃべり。
バスで三茶まで。結局、吉祥寺や自由が丘のブティックで買うはずの服は、三茶の『しまむら』になりましたとさ。

仏蘭西の茶寮で供さる氷菓かな   素閑