昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

またまた鍋焼きうどん

2015-01-30 23:42:07 | お惣菜

今日は東京地方でも雪が降った。積雪3センチ程というから去年の大雪ほどの難儀はしない。しかしかーたんは朝、庭の路地を雪掻きしていた。
こういう寒い晩は、温かいものが食べたい。そこで登場したのがまたまた鍋焼きうどん。温かいものという点ではぴか一だ。ほうれん草と卵を茹であとは具材を切って饂飩に載せ割り下を入れて煮込めば完成という至って簡単な料理だ。ほうれん草が多くてなんだかポパイの鍋焼きであるかのごとき様相を呈しているが、そこはご愛嬌である。
かーたんとふーふー言いながら喰う。ストーブをつけていると汗まで出てくるような思いだ。
メディアではイスラム国の人質のことで目いっぱいの報道である。早く無事に解放されればいいと思うが、その報道に尾ひれがついているのが現在の国内の状況である。いわゆる「クソコラ」という人質とイスラム国の兵士を茶化したコラージュの大量のネット流出。その他ネット上の様々な情報の錯綜。とても国内が人質救出に一つにまとまっているとは思わない。
でも、これでいいのだと思う。先にあった、フランスのシャルリー・エブド襲撃に対する抗議行動も、全フランスが熱狂的に支持したかのように言われているが、実際の所はデモに参加したのはせいぜい50万(公称370万)。ほとんどのふつーのフランス人は醒めて観ていたとのことである。一つの事象に対して世の中が一方的に動くのは健全ではない。オカブが先に書いた「憲法」「安全保障」「皇室」についても、本当に自分の考え通りに行くとは思わない。もしそれらが本当にそうなれば、著しい混乱と破壊、ことによったら日本という国がなくなってしまうこともあると思う。だからただの雑音と聞いてもらっておいてよい。雑音が混じりあって中間色の世の中が出来るのであろう。しかし、自分の立ち位置ははっきりしなければならない。それは近代人一人ひとりの責任だと思う。こんど暇があったらオカブの「立ち位置」を整理して纏めた文章を書いてみようかと思う。読者の御眼鏡にかなえば光栄である。

初雪の夜に煮るなり鍋焼きや   素閑